〖山田家の女〗４巻あらすじ・ネタバレ感想！空回る恋が動き出す

〖山田家の女〗４巻あらすじ・ネタバレ感想です。
空回っていた恋が動き出します。
好きな気持ちを諦めて友達になろうとする三葉に龍之介は……。

〖山田家の女〗４巻 

山田家の女 4 (マーガレットコミックス)

■著者：湯木のじん

■カバーデザイン：巻渕美紅（POCKET）

■発行：株式会社集英社

■発売日：2023年12月25日

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〖山田家の女〗４巻登場人物

★４巻登場人物

〖山田家の女〗４巻あらすじ・ネタバレ感想

★４巻あらすじ

★４巻ネタバレ感想

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〖山田家の女〗４巻登場人物 

● 山田三葉 やまだみつば 

　春海高校１年生。学年一の秀才
　柔道部のマネージャー
　龍之介のことが好き
　広瀬のことで音と険悪に……

● 窪龍之介 くぼりゅうのすけ 

　８組の評判が悪い金髪男子
　実は生まれつき髪の色が明るい
　柔道男子

● 安藤音 あんどうおと 

　三葉の幼馴染みでクラスメイト
　三葉と同じボランティア部所属
　広瀬のことが気になる

● 広瀬大晴 ひろせたいせい 

　三葉のクラスメイト
　サッカー部部員
　14歳と2歳の妹がいる

＜柔道部＞

● 小関 こせき 

　１年生。弟あり。彼女持ち。中堅
　個人戦で優勝

● 玉木 たまき 

　柔道部部員
　龍之介が美人と会っていたとからかう

● 森 もり 

　龍之介を毛嫌いしている１年生
　龍之介のクラスメイト

＜冬英の柔道部＞

● 小峰一騎 こみねかずき 

　龍之介とは元チームメイト
　三葉を可愛いと思っている
　ちゃっかり三葉と連絡先交換

● 羽田野樹 はたのいつき 

　優勝経験があり相当強い
　父親は柔道でオリンピックに出場
　栞とはいとこ同士

＜山田家＞

● 山田一笑 やまだいちえ 

　長女で大学生。恋愛・結婚に興味なし
　男を頼らない自立した女を目指す
　三葉が柔道部に入ったことが不満
　金髪の龍之介を追い返す

● 山田二奈 やまだにな 

　山田家次女で19歳
　高校中退のシングルマザー

● 山田麗奈 やまだれな 

　二奈の娘

●三葉の祖母

　色々あってバツ３

●三葉の母

　色々あってバツ２

＜そのほか＞

● 須崎栞 すざきしおり 

　元は美容師で龍之介の憧れの人だった
　三葉のバイト先の人

●龍之介の父親

　かなりモラハラぎみ

●音の両親と兄弟の響

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〖山田家の女〗４巻あらすじ 

【そのまえに】３巻あらすじ・感想

４巻13話～16話収録

窪龍之介には中学時代に想いを寄せていた年上の女性がいました。
その女性・須崎栞とはある事から連絡がつかなくなっていましたが、偶然にも再会を果たします。
龍之介と栞が２人で会っている所に、山田三葉と広瀬大晴が遭遇。
三葉は龍之介がほかの誰かと一緒にいるのを見ることが辛くて、彼のことを諦めようとします。

三葉の親友・安藤音は、広瀬のことで三葉と距離をとるようになりました。
自分が原因で三葉と音がギクシャクしているとは知らない広瀬は、音に三葉に告白めいたことをしてしまったと相談しますが……。

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〖山田家の女〗４巻ネタバレ感想 

主要人物がそれぞれ空回っています。
みんな勝手に相手の気持ちを想像して、思いやっているようでありながら実は自己保身をしているだけなんですよね。

三葉は、自分が辛いから龍之介を諦めようとしています。
音は広瀬のことが好きだけど、その広瀬は三葉のことが好きで音に恋愛相談をしてきます。
音も何食わぬ顔をして相談に乗っていましたが、だんだん心が苦しくなっていびつな感情を抑えられなくなります。
それは八つ当たりに近いものでした。

正直になればややこしくならずにすむことなんですが、それができれば苦労しませんよね。
学校というコミュニティは特に人間関係が面倒くさいものです。
誰が誰を好きだとか、つき合ったとか別れたとか、あっという間に噂が広がってしまいます。
告白して振られようものなら学校で顔を合わせづらいし、部活が一緒なら振られたのを理由に退部もできず引退まで引きずることになります。
まず自分を守りたくなるのは仕方ありません。

４巻は龍之介の中学時代、栞と出会った頃のエピソードが描かれています。
龍之介は生まれつき髪色が明るい為、試合の度に髪を黒く染めていました。
それは、世間からの拒絶を受け入れる行為で龍之介は傷ついていました。
龍之介のモラハラ気味の父親は、自分の思い通りに子供をコントロールしたいタイプのようで、こういう人が家族だと息が詰まりそうです。
家族や学校から一番遠い所にいる栞は龍之介にとって駆け込み寺みたいな存在だったのではないかと思います。
拠所にしていたことが龍之介には恋愛感情の好きに思えたのでしょう。

現在の龍之介は自分の意志で髪を金色に染めていますが、金髪では三葉のお見舞いにも行けません。
三葉の姉・一笑は真面目そうな広瀬は家に上げているのに、龍之介には不良がうろついては迷惑だとけんもほろろの態度で追い返します。
龍之介の父親のモラハラぶりよりはましかもしれませんが、一笑の頭の固さと心のバリケードは家庭環境によって築かれたものなのでしょう。
世間に負けないぞ、という気持ちが妹の人生も支配下に置こうとしているような気がします。

龍之介は一笑に何度も追い返されますが、三葉に会いたくて一時的に髪を黒く染めて山田家を訪れます。
中学時代、生まれつき明るい髪色なのに髪を黒く染めることを強要された龍之介にとって、黒い髪はアイデンティティーの否定を意味するはずです。
それでも三葉に会うことを優先し髪を染めるなんて、かなり三葉のことを好きだと思うのですが、鈍い三葉には気持ちが伝わりません。

圧倒的に言葉が足りない龍之介。
とうとう行動に出ました。
キャー、こういうの待ってたー！
一旦恋愛モード解禁しちゃうと龍之介は結構積極的なのですね。
今までめちゃくちゃ淡々としていた分、トキメキ度が急上昇です。
こんな告白もいいもんですね(〃▽〃)

【つづきは】５巻あらすじ・ネタバレ感想

［Kindle版］山田家の女 4 (マーガレットコミックス)

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ありがとうございました(人´∀`*)