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天乃忍著〖死に戻り令嬢のルチェッタ〗1巻あらすじ・ネタバレ感想

天乃忍著〖死に戻り令嬢のルチェッタ〗1巻あらすじ・ネタバレ感想。
没落貴族令嬢が借金のカタに婚約したのは、平民から成り上がった男。
結婚式の最中に襲撃され……。
人生2周目絶対に死にたくないツンデレラブコメ。

〖死に戻り令嬢のルチェッタ〗1巻

『死に戻り令嬢のルチェッタ』1巻 あらすじ・ネタバレ感想 tataraworks
■著者:天乃忍
■カバーデザイン:原智奈/Hara Tomona
■発行:株式会社白泉社
■発売日:2023年4月5日



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〖死に戻り令嬢のルチェッタ〗1巻登場人物

〖死に戻り令嬢のルチェッタ〗1巻あらすじ・ネタバレ感想




〖死に戻り令嬢のルチェッタ〗1巻登場人物 

●ルチェッタ=アンブリッジ
 建国時から続く由緒ある家系の令嬢
 父親の借金のカタにカイルと婚約
 結婚式の最中に死んで生き戻った
 人生2周目は占い師で稼ぐ計画

●カイル=ウィズレー
 ウィズレー商会の商会長
 平民から一代で成り上がった金持ち
 爵位欲しさ?にルチェッタに求婚
 占い師の正体を知らずに占いに通う

<アンブリッジ家>
●ルチェッタの父
 暢気な上に投資ベタで借金を増やす
●回想/ルチェッタの祖父
 既に他界
 ルチェッタに貴族の矜持を教え込む
●回想/ルチェッタの母
 既に他界
 ルチェッタに不思議な首飾りを渡す
●ルチェッタ付のメイド

●コーデリア伯母
 ルチェッタの父の姉
 かつては『氷の薔薇』と称えられた
 夫の死後は社交界を離れ領地に閑居
 厳しい人物

<ウィズレー商会>
●ロイ
 12歳の少年
 住み込みでカイルの助手をしている

<カイルの地元の人達>
●飲食店の店主とおかみさん
 貧乏だったカイルが付け払いしていた
●カイルの地元の人達
 カイルのおかげで仕事を得ている
 カイルにとても感謝している



〖死に戻り令嬢のルチェッタ〗1巻あらすじ 

ルチェッタ=アンブリッジは、家柄だけが取り柄の貧乏伯爵家の一人娘です。
そのルチェッタにカイル=ウィズレーが求婚します。
彼は、平民から一代で成り上がった金だけが取り柄の男です。
富と名声を手に入れたカイルが次に欲したのが貴族の地位であり、爵位継承権を持つルチェッタは金で買うには好都合の相手でした。


貴族としての矜持を大切にしているルチェッタはカイルをとても嫌っており、婚約して2年が経っても歩み寄ることはなく2人の関係は冷え切っていました。
そして迎えた結婚式当日。
式の最中にカイルに恨みを持つ者が入り込み発砲!
弾が当たったシャンデリアが落下。
憐れなルチェッタはカイルと一緒にシャンデリアの下敷きに……。


大陸歴645年4月6日――
死んだはずのルチェッタはなぜか婚約1ヶ月後に目覚めます。
人生2周目やり直しのチャンスを得たルチェッタは、今度は絶対に死なないよう、まずは父親が作った借金を自分の力で返済しようと決意。
ルチェッタは、この先2年間に起こる出来事を知っているアドバンテージを活かして顔を隠し占い師を始めます。
当然ながら評判の占い師になりますが、ある日、カイルが客として現れ……。
【つづきは】2巻あらすじ

●1巻1話~4話収録
『死に戻り令嬢のルチェッタ』1巻 あらすじ・ネタバレ感想 tataraworks



〖死に戻り令嬢のルチェッタ〗1巻ネタバレ感想 

カイルの求婚の言葉が酷すぎます。
「爵位が
ほしいと
思ってきた」
 
(8ページ)
こんな言葉で口説かれちゃう女性はいないでしょう。
でも、これ、相当な照れ隠しのしくじり言葉なんです。


実はカイル、子供の頃に一度ルチェッタに会っているのです。
貴族の子息どもに暴力をふるわれているカイルを助けたのがルチェッタでした。
ルチェッタは小さいながらも誇り高く、とても勇敢でした。
ルチェッタは、ボコられてうなだれているカイルにこんなことを言いました。

「理不尽には
怒りなさい
どんなに
蔑まれても」
 
(33ページ)
「矜持を
なくしては
いけないわ」
 
(34ページ)

何てカッコイイのでしょう。
これは惚れます!


カイルはもう一度ルチェッタに会いたくて懸命に勉強し必死に働きます。
その結果、飛ぶ鳥を落とす勢いのお金持ちになったのです。
でも、所詮は平民です。
頑張って成功して凄いね、と尊敬されるどころか、むしろ卑しい奴だと貴族からは蔑まれます。
だからカイルは見栄ばかり張るのですが、そうするほどにルチェッタに嫌われてしまうのです。


ルチェッタは死に戻って人生2周目、やり直しのチャンスを得ます。
そもそも借金がなければカイルと婚約などする必要もありませんから、占いで稼ごうと考えたルチェッタ。
まさかカイル本人が恋占いに訪れるとは思いもしません。
どんなにツンケンされても子供の頃に出会った憧れの女の子・ルチェッタを好きすぎて藁にもすがる思いで占いを頼るカイルが可愛らしいのです。


カイルは、占い師(ルチェッタ)に望みを尋ねられ

「……………
……………
…カイル、と
名を
呼んで
もらいたい」
 
(71ページ)

と答えます。
それだけ?と、ピュアすぎる答えにキュンとしちゃいます。


ルチェッタはカイルのことを仕事自慢ばかりする嫌な奴だと思っていました。
でも、それはお金持ちになったけれど、平民出身であることから自信が持てないカイルが自分を大きく見せようと虚勢を張っていたのだと思います。
占い師のルチェッタは、貴族令嬢のルチェッタが決して知ることのないカイルの素を見ることができます。
令嬢ルチェッタの前では本当の自分をさらさないカイルに不満を覚えるルチェッタですが、そこは自分も占い師だと偽っているのですからお互い様でしょう。
どちらが先に折れるのか楽しみです。
『死に戻り令嬢のルチェッタ』1巻 あらすじ・ネタバレ感想 tataraworks

☆。・:*:☆。・:*:☆。・:*:☆。

ありがとうございました(人´∀`*)

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