祝・卒業

今日は卒業式
3年生が巣立っていきました

自分はこの1年間、奇跡的に？
転勤することなく
この3年生の夏の大会を見届けました

本当なら昨年、
自分が担任していた3年生とともに転勤するのが
誰の目から見ても自然なことでした

全中出場もはたし、思い残すこともなく
円満退社（笑）

しかし、本人としては逆に本当に残りたかったのです

自分が「円満退社」してしまったら
この選手たちはどうなるのか
どう感じるだろうか

きっと、「見捨てられた」
「どうせ私たちは・・・」と感じるだろう

自分にはそんなつもりは全くなくても
「薄情な顧問」と心に残るだろう

それだけは絶対嫌でした

勝ったらいい、負けたらダメなチーム
そんなことは絶対にない

それをわからせてやりたい

勝てなくても、
自分たちの努力は
全中にいった先輩たちと同じ値打ちがあるんだということを
ちゃんと感じさせてやりたい

と、思ってました

そして、それは自分に向けての確認作業でもありました

勝てなくても勝てなくても
本気で指導できるか

この選手たちの可能性を信じて
本気でいけるか

その確認です


そして、彼女らはこの顧問をしっかり
本気にしてくれました

本当にありがとうございました

この1年間、このチームを指導できて本当に良かったと思います



しかし、実際はというと

勝たせてやりたい、ばかりが先行し
怒ってばかり
選手より顧問が焦ってしまって空回り

今、思い返しても反省しか出てきません

本当に申し訳ない思いでいっぱいです

結果、頑張る選手が力を発揮できるように
もっていってはやれませんでした


選手たちにとっては
鬱陶しくて邪魔な顧問でしかなかったと思うし
そう思われているだろうなと思っています

しかし、自分にとってはかけがえのない
とても大切な選手であったことは間違いありません


今日の卒業式

校門でのパトロール
いろんな先生が

「答辞の時間だけでも代わりますよ」と
言ってくださいました

自分が特に何を言ったわけでもないのですが

自分の心中を推し量ってくださったのでしょう
ありがたいことです

おかげでうちのキャプテンの答辞を
聞くことができました

心のこもった立派な答辞でした



では
3年生の皆さん

これからも元気で



さようなら