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雑感録

伊号潜水艦×ジョーズ(ネタバレ注意)


例によってAmazon Primeで「パシフィック・ウォー」(原題:USS Indianapolis: Men of Courage)を観た。
邦題どおり、太平洋戦争のある作戦を描いた伝記映画。
原題どおりの米海軍重巡洋艦「USSインディアナポリス」で広島と小倉(結果的に当日の視界不良で長崎に変更)に投下する原子爆弾の核部分を
B-29の出撃基地のあるテニアン島まで運搬するという極秘任務についた艦長(ニコラス・ケイジ)と乗組員の物語。
大統領直の極秘任務のため、対潜用の駆逐艦の護衛はつけられないという危険な任務をやり遂げた帰り、日本海軍の伊58号潜水艦に発見され、
伊58号はかの有名な人間魚雷「回天」搭載の大型潜水艦(伊号潜水艦には他に飛行艇3機を搭載可能の潜水母艦もあり)だったが、
このときは回天は使わず、通常魚雷で「インディアナポリス」を撃沈。
これが「帰り」ではなく「往き」だったら…という含みは一切臭わせず、
アメリカ的に飽くまで戦争を終結させる“新兵器”という立場で、
総員退去を艦長から命じられて、乗組員はホウジロザメが無数に棲息する太平洋に放り出される。
ここまで「Uボート」的展開だった映画は、ここから一挙に「ジョーズ」に変身!
さらに絶望の淵から辛うじて救助された後は、裁判モノへと発展していく。

ちなみに映画には伊58号潜水艦の士官役として竹内豊が出ているが、映画の日本語吹き替え版には別途日本人の吹き替えが当てられている(笑)。
8月6日の広島、8月9日の長崎の被曝ウィークにこの映画に巡り合ったのは、単なる偶然だろう(か…笑)。


パシフィック・ウォー

監督:マリオ・ヴァン・ピーブルズ
出演:ニコラス・ケイジ, トム・サイズモア, トーマス・ジェーン, 竹内豊
 ジャンル:外国映画


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