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雑感録

When I’m sixty-four PART2 「帝都物語」【映画レビュー/ネタバレ注意】

「シルバー假面」の流れで、プライムビデオで「帝都物語」も観た。
「帝都物語」はオカルト作家・荒俣宏原作で、監督は「シルバー假面」同様、実相寺昭雄。
時代設定といい、陸軍のドクター・森鴎外が出るあたりといい、ひとことで言うと「シルバー假面」拡大版のような感じ。

のっけから大御所・勝新太郎の渋沢栄一、怪しい神官役の平幹二朗ら大物俳優が次々と登場。
平将門を目覚めさせようとする悪役・加藤ヤスノリが坂本龍一っぽいと思ってたら、加藤役の候補に坂本龍一も上がってたらしい。
桂三枝(現六代目文枝)が端役ながら将門の怨霊?(阿修羅みたいな鬼)を倒す重要なキャラクターを担ってた。
玉三郎がエンディングで「鏡花先生!」と呼ばれてるのを聞いて、やっと占い師っぽい人物が泉鏡花役だったと知れた。

日本初の本格的「ハイビジョンVFX」だったらしいけど、SFX全盛の今見れば、コマ撮り動画は別にしても、合成がちゃちいし、SFっぽいのは人造人間「學天則」ぐらいだった。
ちなみに「學天則」は昭和天皇即位記念の「大礼記念京都博覧会」で実際に出品・展示されたものだったらしい。


全体、なぜか「CASSHERN」(紀里谷和明監督)の雰囲気が感じられた。 世界観が“大日本帝国”みたいだからかな?


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