ねむるねずみとねむるねこ

ねこの日常写真。たまにねこ関連情報。まれにオレの駄文。本格的に乗っ取られたのでタイトルも変わった。旧:番頭の脳内漏洩中

ロンググッドバイ/長いお別れ

2005-05-06 14:26:00 | 
THE WRONG GOODBYE
長いお別れ
なぜに急に。それはついTHE WRONG GOODBYEを買ってしまったから。せっかくなので対で読まねば,と。チャンドラーの作品はまぁそこそこ読んでるつもりだったが,長いお別れを読んでないところがわきの甘いところ。そんなオレが大好きだ~(夕日に向かって)。

"さらば愛しき女"と"プレイバック"は読了済み(かなり大昔に)だが,あまり印象がなかったんだよね~。っつーか,きちんと順番に読まないとダメかね,やっぱ。
んで,久々にチャンドラーを読んだけど,随分印象が変わったなぁ。なんっつーか,読み始めた動機がやけに義務的な動機だった割には素直に面白いと思って読んだっつーか。以前読んでいたものは,"とりあえず基本"っつーだけで淡々と読んでたし。あまり面白さが感じられなかったからなぁ。歳食ったせいなのきゃ??

コレまであまりにも流し読みしていたのがバレバレですかそうですか。まぁ基本的には感想文が書けない流し読みの人だからな。キニスンナ。オレが。

どーでも良いけど,本文読まんでも感想文は書けるってゆうしな。まぁいいや。

多分,THE WRONG GOODBYEを先に読んでいたせいかも。面白いとか思ったのって。何とはなしに比較しながら読んでいた。のか。えぇマジ?

なんだか"いまはハードボイルドは,パロディかオマージュでしか存在しない"といった意味合いの文章を見かけたような気がした。どこで見たかはあんまり記憶にないので,ひょっとしたら夢(もしくはぴぴぴ電波)だったのかも知れんが。
確かにTHE WRONG GOODBYEのエンディングは,当然この部分も長いお別れのオマージュになっているのだが,本家に比べ非常に切ない。本家は"やっぱり一人"っつー感じだけど,こっちは一人になっちまった,って感じだから。ただ,それだけではなくて,"それでも生きていく",といった覚悟も漂う感じがまた。こーゆーのに弱いんだよね,オレ。

読んでみようと思っている人への忠告っつーかアレだが,THE WRONG GOODBYEのほうは,プロットが緻密過ぎて,読み流しな人にはひっじょーに重い仕上がりデス。残り物のカレーを朝食っちゃった感じなもたれ方?

まぁ,ハードボイルドものへの手向けとして,2つのロンググッドバイを併せて読んでみるのも吉。

ストイックさを求めるなら,原りょうの沢崎シリーズを読んだほうがいいかも。

所詮,流し読みな人の読了メモですヨ。こげな感じで。

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