アルバム3曲めは「妹へ」。Kiinaの歌唱はこちら↓
https://m.youtube.com/watch?v=8PUXGweDEpw
歌詞はオリコンより。
https://www.oricon.co.jp/prof/246399/lyrics/I108012/
いではく先生らしい、どこか懐かしい歌詞と水森先生の温かなメロディーです。
この曲は、Kiinaもお気に入りだったのでしょう。とても具体的なイメージをインタビューで語ってくれていました。
お父さんは早くに亡くなっていて、お母さんが女手一つで兄妹を育ててくれた。お兄ちゃんは妹に「幸せになれよ。お前の事は母さんも俺もずっと思っているからな」そんなシーンを思い浮かべたそうです。
平成より昭和の雰囲気でしょうか。Kiinaもしっかり演歌の唱法で歌っていますが、この曲はその方が心に沁みる気がします。
今風のキラキラした結婚式ではなく、ちょっとセピアがかった小津映画のワンシーンのような結婚式。
1番の後の間奏で使われていたのは、福岡県で唄われている「博多祝いめでた」のアレンジですね。
博多っ子の結婚式の締めでは定番なのだとか。
編曲の石倉先生はKiinaのふるさとを意識してこの民謡を使われたのでしょうか。作品の詞と曲ともしっくり合っていて、流れに何の違和感もありません。茜色の打ち掛け姿に涙を堪えるお兄ちゃんが目に浮かびます。
もしかしたら、お兄ちゃんが「祝いめでた」を歌ったのかもしれませんね。