バレエ衣裳の製作・レンタルの会社を経営している友人が、役目を終えて廃番になった衣裳をアフリカの難民キャンプの子どもたちに贈る活動を始め、昨日の東京新聞夕刊一面にその様子が大きく報じられました。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/270982
友人は去年、ロシアによるウクライナ侵攻によってこころざし半ばで帰国を余儀なくされたバレリーナの卵たちや活動の場を失ったバレリーナたちを支援するために、いち早く東京と大阪の2箇所でチャリティー公演を開催して成功させました。
30年前にバレエ衣裳の製作を始めた時もそうでしたが、とにかく思い立ったら躊躇なく行動に移すのです。
人生の先輩、生き方のお手本として尊敬しています。
昨日友人にメールをしたら、すぐに返信がありました。
「廃盤衣装さんたちがこんなキラキラ笑顔にさせるマジックを秘めて舞台以外で活躍している姿が自慢げに見えます!
お衣装として生まれた子達のプライドです!」
常時10万着のバレエ衣裳のストックを持ち、毎月500着以上の新しい衣裳を作っても、一着一着を我が子として慈しんでいる友人の愛情の深さに心打たれました。
そして、それはKiinaも同じではないのかな?と。
勝負曲としてシングルカットされた曲、カップリングに収まった曲、アルバムに収録された曲。
その後の運命は違っても、どの曲もその時その時にKiinaが心をこめ、魂をこめて命を吹きこんだことに変わりはありません。みんなKiinaが産み落とした可愛い子どもたちであり、Kiinaの分身です。
このブログで、デビュー曲から1曲ずつたどってみて、改めてその思いを強くしました。
「味わい尽くす♬」で、存在が忘れられていた曲や新しくファンになられてご存じなかった曲に少しでも光が当てられたら嬉しいです。
Kiinaの歌声は、どれも違ってそれぞれに魅力的なので。