セカンドフルアルバム「演歌名曲コレクション2〜きよしのズンドコ節」収録7曲目、「花と竜」。村田英雄さんお得意の男歌ですね。作詞作曲も村田さんご本人です。
https://columbia.jp/artist-info/hikawa/discography/COCP-31863.html
歌詞は歌ネットより。
https://www.uta-net.com/song/57646/
ご存じの方には私が説明するまでもありませんが、この曲の元になっているのは「麦と兵隊」などの作品で知られる火野葦平が、自分の両親をモデルに書いた小説「花と竜」です。
若松港の沖仲仕だった玉井金五郎と妻マンの波乱の人生を描いた作品で、各映画会社がこぞって映像化、テレビドラマでも放送されました。
ご覧になった方もいらっしゃるのでは?
表題曲の「花と竜」は、1964年に村田さんご自身が金五郎役を主演した「村田英雄の花と龍」の主題歌として制作されたそうです。
何だかドラマも曲も村田さんの、村田さんによる、村田さんのための「花と竜」のようなσ(^_^;)
若いKiinaが、声に力を込めてこの男臭い歌を懸命にドッシリと歌っていますね。
Kiina本来の性分とは対極にあるような男性像ですが、主人公になり切って歌っています(いじらしい…)
Kiinaは「無法松の一生」もよく歌っていますし、性格も生き方も全く違うけれど「村田英雄さん(の歌)が好き」というのはきっと本心なのだろうと思います。