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氷川きよしについて ★ by とねりこ

Kiinaの歌声を味わい尽くす♬〜53「昴〜すばる〜」

アルバム収録最後の12曲めは、谷村新司さんの「昴〜すばる〜」です。

https://columbia.jp/artist-info/hikawa/discography/COCP-31987.html

歌詞は歌ネットより。

https://www.uta-net.com/song/58489/

 

谷村さんがこの曲をリリースした時から「さらば昴よ」ってどういうことだろう?どうして昴に背を向けるんだろう?と、ずっと思っていましたが。

そういう、道標になるものを目指すのではなく自分で道を切り拓いていく覚悟、という意味でとらえればいいのかな?

 

この曲も「北国の春」と同じようにアジア規模で多くの人に愛されていますね。

Kiinaは真っ直ぐに大きなスケールで歌い上げています。

 

ところで、「すばる」という星の呼び名は、万葉集の時代から日本にあったそうですね。

確かに「枕草子」でも、清少納言が「星は すばる」と書いています。

この、キッパリとした言い方。自分の美意識に絶対の自信を持っていて、他人が異論を差しはさむ余地を与えない清少納言の物言いが小気味良くて、とても好きです。

 

自分がお仕えしている皇后定子がどんなに素晴らしい方か。教養と優しさと品格を兼ね備えた完璧な女性であるか。

清少納言は、常に憧れのまなざしで定子を見上げ、定子を中心に繰り広げられた華やかな宮廷生活の日々を「枕草子」に綴っています。

 

考えてみると、「枕草子」は定子という推しを礼賛する清少納言の究極の推し活と言えるのかもしれません。

推し活を文学にまで昇華させた立派なお手本が、既に千年前の日本に存在したという事でしょうか。

「昴〜すばる〜」→「枕草子」→「推し活」の3段活用で思いを回らせてみました(*^_^*)

コメント一覧

藪つばき
とねりこさん、こんばんは~、
もうそろそろ、寝ようかなと思いながらも、もう一度ブログを覗いてからにしようと思いスマホに目をやると、なんということでしょう!
とねりこさんが「枕草子」についての詳しいご説明で…嬉しいやら申し訳ないやら、有り難く読ませて頂きました!
高校生の頃、古文の授業で、春はあけぼの…と習ったような記憶はありますが、なにしろ窓の外ばかり見ていたもので、皆目頭に入っていなくて恥ずかしい限りです。
物語にはなっていなくても、私はどちらかというと、エッセイものの方が好きなので、なんか面白そうですし、すごく興味がわいてきました。次に町に出た時に書店で探して見ようと思います。本当に有難うございました。

それにしても、千年も前の女性なのに、回りの人に遠慮もなしで、自分の教養や知性も隠そうともせず、好きなものは好き!なんてはっきり言える人がいたんですね。今の世にあってもいつもグズグズ思い悩んでいる自分が情けなく思えてきました。
とねりこ
藪つばきさん。「枕草子」は清少納言が中宮(のちに皇后)定子に仕える宮廷生活の中で、「春はあけぼの(が良い)」とか「すさまじきもの(カッコ悪い)」はこうだとか、「今日はこんなことがあった」とか、思いつくままに書き連ねたもので、源氏物語と違ってこれといった筋はないのです。
現代語訳は色々出ていますが、ストーリーがないので読みにくいかもしれません。

清少納言は自分の教養や知性を隠そうとしない人なので、ある雪の日に定子に「少納言、香炉峰の雪は?」と問われて、とっさに簾を上げさせたことを書いています。
唐の白楽天の詩に「 遺愛寺の鐘は枕をそばだてて聴き、香炉峰の雪は簾をかかげてこれを看る 」とあるのを定子も当然知っていての謎がけで、定子と清少納言は日々そんな機知に富んだやりとりを楽しんでいたようです。
ちなみに、それより後に中宮彰子に仕えた紫式部はそんな清少納言の行為を「得意顔して偉そうに」と日記に書いていたそうですが(笑)。

「枕草子」の中で清少納言は定子の美しさ、気高さ、聡明さ、明るさを開けっぴろげに称賛していて、「考えてみたら、ここに推し活の原点があるのではないかしら?」と思ったのです。
藪つばき
こんにちは、
今日の「kiinaの歌声を味わい尽くす」は、アルバム「銀河」の中の最後の曲となりましたね。星空の秋子)から(昴)まで12曲、とねりこさんの解説で楽しませて頂きました。
ご苦労様でした~!。この12曲だけでも、kiinaさんの歌に、ずいぶん詳しくなったようで鼻高々です。
私の大好きなアルバムでしたけど最後の方の2~3曲は、あまり記憶にありませんでした
すみません。

そして、「枕草子」のお話しで…「枕草子」とは、自分がお仕えしている皇后定子という方の素晴らしさや、日常の出来事を綴った本なのですね、初めて知りました…。もし現代語訳のがありましたら読んでみたいと思います。
せり
すいません、今見たらコメントがUnknownになってました、入れ忘れました。
Unknown
おはようございます。さすがとねりこさん、「昴」からの三段活用で「推し活」にまでもっていくとは、さらにもう一段「kiina活」で締めたいですね。来年?の大河は紫式部が主人公だそうですがどうも「源氏物語」が苦手でいつも途中で読むのをやめてしまう私、サッパリきっぱり小気味いいものいいの清少納言のほうが好きですね。ドラマではどなたが演じるのかな?そして「昴」kiinaの歌声はのびやかなスケール感のある歌いっぷりでいいですね。そしてkiinaの子供記者との誠実なトークが絶品だった「ワルイコあつまれ」SPでの未公開トークが楽しみです。
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