アルバム11曲めは、小坂一也さん「青春サイクリング」です。
Kiinaの歌唱はこちら↓
https://m.youtube.com/watch?v=149rYYJwJQQ
歌詞は歌ネットより。
https://www.uta-net.com/song/74175/
1957年(昭和32年)のリリースです。
この頃にわかなサイクリングブームが起こっていて、この曲も自転車メーカーの宣伝用に制作されたそうですが、まだまだ自転車自体が高価だったため、娯楽としてのサイクリングは定着しなかったようです。
この頃は専ら仕事に使用されたんでしょうね。通勤とか配達とか御用聞きとか。
「あゝ上野駅」(昭和39年)でも、配達帰りに上野駅で自転車を停めていましたね。
それでも、歌は残りましたね。
古賀政男さんの明るい躍動感溢れるイントロとメロディーは、自転車を持っていない人たちにも愛されたのだと思いますし、仕事ではなく純粋に自転車に乗って遠くへ出かけるという行為への憧れも呼び起こしたと思います。
そしてKiinaの歌声。
「颯爽」「溌剌」とは、こういう歌声を言うのでしょう。一片の雲もない澄み切った青空のような爽やかな歌声です。
中でも、繰り返される「ヤッホー ヤッホー」という響きの綺麗なこと!
まさに青春そのもの。
こんな青春讃歌を照れずに歌えるのがKiinaの凄いところです。