新川二朗さんの代表曲「東京の灯よいつまでも」
https://columbia.jp/artist-info/hikawa/discography/COCP-32465.html
歌詞は歌ネットより。
https://www.uta-net.com/song/66643/
作詞の藤間哲郎さんは、三橋美智也さんの「おんな船頭唄」や松山恵子さんの「お別れ公衆電話」、真山一郎さんの「刃傷松の廊下」なども作詞された、歌謡界の重鎮でいらっしゃった方なんですね。
この曲が発表されたのは1964年7月。東京オリンピック開催の直前でした。
だからでしょうか、日本中に「東京」という言葉が溢れていたことも、この曲のヒットに繋がっていたのかもしれません。
何より歌詞とメロディーがピッタリと合っていて、当時7歳だった、日比谷も外苑も「何のこっちゃ?」の私もすぐにフルコーラスで頭に入りました。
今改めて歌詞を読み返してみると、日比谷にしても(神宮)外苑にしても、東京の中でも特に洒落た場所。羽田空港はこの当時まだまだ特別な人しか利用していなかったと思います。
多くの地方人が憧れた「東京」が、この歌には散りばめられています。
そんな都会そのものの東京の思い出を、どちらかというと素朴な印象の新川さんが技巧を凝らさずにお歌いになったことに、この歌が長く愛された秘密があったようにも思います。
新川二朗さんといえば「東京の灯よいつまでも」。去年亡くなられるまで現役で活躍されて、Kiinaとも様々な歌番組でご一緒されましたね。
アルバムの中のKiinaもとても素直に伸びやかに歌っていて、その声の良さが胸に沁みわたってきます。