「ちょいときまぐれ渡り鳥」を表題曲にしたアルバムは11月19日に発売されましたが、シングルとアルバムの間に、外せない大きなイベントがありましたね。
10月8日昼、9日昼夜の2日間3公演、日本武道館を満員にしてのKiinaのデビュー15周年コンサートは大成功に終わりました。DVDの編集から洩れてしまったシーンも沢山あります。本当にKiinaは頑張りました。
最終日のお見送りの後、私が幹事を務めさせていただいて何人かの掲示板の有志の皆さんでささやかに打ち上げをしました。飯田橋駅側の居酒屋さんに集合してみたらおひとり足りなくて、慌ててタクシーで武道館に探しに戻ったというハプニングもありました。
今だから打ち明けますが、お料理の並んだテーブルの上にゴ○ブリを発見!何食わぬ顔で素手で払い落としました。幹事をやっているのでなければ絶対に出来なかった行為です。
まだまだ色んなことに気が張っていた毎日でした。
死力を尽くした武道館コンサートの翌日、Kiinaは疲れを癒す間もなく「虹の架け橋まごころ募金コンサート」に出演、「ズンドコ節」と「ちょいときまぐれ渡り鳥」の他に三波春夫さんの「雪の渡り鳥」を熱唱しました。
虹コンのあった同じ10月9日から13日までの5日間、東京国際フォーラムホールD7で、デビュー15周年を記念したKiinaの衣裳展が開催されました。
全部で73着もの豪華な衣裳が会場を埋め尽くしていました。それはそれは壮観な眺めでした。
Jマネさん御自ら解説してくださった日もありましたし(「腕と胴が長い」とか・笑)、衣裳とは別に連日西さんがKiinaとのエピソードを披露するコーナーもありました。
西さんがそのコーナーで何を一番言いたかったかというと。
・真実はひとつです。私は皆さんの代弁者の気持ちでいるので、そのひと言だけはお伝えしたかった。プリンスは氷川きよししかいません!
・これからも皆さんからご心配いただくこともあるかも知れませんが、今日は言います。私は14年、Jさんは15年、ピュアリバーのメンバーにも最初からの人が3人います。現場に長くいる人が多いということは、それだけ居心地が良いということです。皆、真実を分かっている人たちですから。
・大みそかに氷川きよしを見ないと、我々は納得しません!
あんなに真剣な西さんの表情を見るのは初めてでしたし、その言葉の端々にはKiinaを陥れようとする勢力への激しい怒りがこもっていました。
あの時の西さんには、歌手と司会者の関係を越えて「命に換えてもきよしくんを守る」という、他の人間の立ち入れない強い意志が感じられました。そんな西さんの姿がすごくカッコよかったのです。
残念ながら仕事もあったので、私は5日間フルで国際フォーラムまで行くことは出来ませんでしたが、恐らく西さんは集まってくれたファンに連日同じ思いを訴えてくれていたのだと思います。
武道館コンサートは映像記録として残っていますが、衣裳展は事前にFCでアンケートを取った人気上位の20点を載せた写真集しか形として残っていません。
衣裳展の現場に実際に居合わせた者として、西さんのKiinaへの友情の断片だけでもお伝えしたいと思いました。
Kiinaの喜びも苦しみも、一番近くで我がこととして共有してくれていた西さん。たとえ仕事のパートナーとしての関係は終わっても、ふたりの友情はこれからも変わらないと信じています。