2022年7月26日、KIINA.は休養前の最後のシングルとして「甲州路」3タイプをリリースしました。
・Aタイプhttps://columbia.jp/artist-info/hikawa/discography/COCA-18020.html
・Bタイプhttps://columbia.jp/artist-info/hikawa/discography/COCA-18021.html
・Cタイプhttps://columbia.jp/artist-info/hikawa/discography/COCA-18022.html
それぞれカップリング違いです。
「甲州路」のKIINA.の歌唱はこちら。MVのフルバージョンが公開されています。
歌詞は歌ネットより。
安定のかず翼先生、水森先生の作品ですね。
甲州街道は五街道のひとつ。江戸から甲府へ至る道ですが、日本橋、内藤新宿、府中、日野、八王子など東京多摩地域の住民にとっては今でもとても馴染みの深い地名が出てくる街道です。
ちょうどCD発売のタイミングで大阪新歌舞伎座の劇場公演がスタートしましたから、第2部のコンサートではさっそくセットリストに組みこまれていました。
「甲州路」は「股旅でデビューした氷川きよしが原点に立ち帰る」というのがキャッチフレーズになっていましたね。「箱根八里の半次郎」で始まった歌の旅の終着点が「甲州路」と。
この曲をリリースした頃のKIINA.は色んな意味で煮詰まっていたように思います。演歌を歌うことにも「氷川きよし」という歌手でいることにも、いったん区切りをつけたいという切実な思いが、劇場公演の際のMCの言葉の端々に滲み出ていました。お芝居もコンサートも笑顔でこなしてくれているけれど、KIINA.の内面のダムは今にも決壊しそう、そんな痛々しさをどこかで感じていました。
歌詞の内容も曲調もKIINA.の歌声もカラッとしているのに、客席の私自身がもうひとつノリ切れなかったのは、コロナ禍で声出しが出来なかっただけではなく、この曲を休養前最後の曲に選んだ背景をあれこれと深読みしようとしていたからだと思います。
KIINA.が雲ひとつない青空のような笑顔で戻ってきてくれた東京ガーデンシアターで歌った「甲州路」。
「あれ?『恋はこりごり〜♪』のところの振りはどうやるんだっけ?」と戸惑いながらも、心の底からこの歌を楽しめました。
股旅ものなら博多座でもこの曲を歌ってくれるでしょうか?
KIINA.が1年8か月の心の旅を終えて「やっぱり演歌も股旅も好き」と思ってくれているのなら、劇場コンサートでは存分に氷川演歌を楽しみたいと思います。
私が聴きたい演歌はKIINA.の演歌だけですし、KIINA.の演歌はKIINA.にしか歌えませんから。
スタッフと一緒に水森先生ご夫妻とお食事をしたというKIINA.。「氷川きよし」の部分で新しい演歌作品を準備している可能性もあるかな?
ポップスでも演歌でも、KIINA.が心から歌いたいと思う歌なら私は何でもOKです╰(*´︶`*)╯♡