アルバム「新・演歌名曲コレクション5-男の絶唱-」のボーナストラックとして、新たに唄入れした「白雲の城」と「ふるさと」の2曲が収録されています。
「白雲の城」は、前年2016年の紅白で熊本城をバックに歌ったことへの反響が大きく、Kiina自身にとってもご自分の財産という気持ちを新たにしたようです。
「紅白の『白雲の城』を聴いてファンになったという方もいますので、今の声で」というのが再唄入れの動機なのだそうです。
Kiinaの歌唱はこちら↓
https://m.youtube.com/watch?v=gWDWyjDy8z8
Kiinaはデビューの頃にレコーディングした幾つかの曲について「子どもの声」と表現することがありましたね。2003年、Kiinaが25歳の時にレコーディングした「白雲の城」も、Kiinaにとっては「子どもの声」だったのでしょうか。
ご参考までにオリジナル〜25歳のKiinaが歌った「白雲の城」も載せておきますね。
https://m.youtube.com/watch?v=4VE1SlA6QoA
若いかもしれないけれど、度を超えていると言っても言い過ぎではないほどの「懸命さ」と「健気さ」がオリジナル音源からは伝わってきます。。
この大曲に全身全霊で立ち向かったKiinaの歌声の、若書きの時代だけが放つ不思議な輝き。
40歳のKiinaの「白雲の城」も、もちろん素晴らしいです。他のどんな歌手もこの歌をこのようには歌えないでしょう。
でも、若き日の「白雲の城」は、今のKiinaでさえもはや再現出来ない特別な輝きを持っています。スタジオで無我夢中で歌っているうちに、本人にも水森先生にも分からない、ある一線を越えてしまったのではないでしょうか。
Kiinaの持ち歌が何百曲と増えていっても、ファンにとっては「白雲の城」はやはり特別な存在、永遠に色褪せない宝物なのです。