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氷川きよしについて ★ by とねりこ

☆夜明け前〜Kiinaの歌声を味わい尽くす♬190

アルバム5曲めは「夜明け前」

Kiinaの歌唱はこちら

https://m.youtube.com/watch?v=76X21PoBFsI&pp=ygUM5aSc5piO44GR5YmN

歌詞は歌ネットより。

https://www.uta-net.com/song/239485/

 

イントロの第1音から既に不穏な響き。松井先生・水森先生・伊戸先生トリオの作品の中で最も暗く寂しい曲ではないでしょうか。

 

これまで、様々な作品の中で「連れて行って」とすがった人を振り切ってひとり立ち去って来た主人公が、初めて全てを捨てて手に手を取って行き着いた先の船の上。

「花の命が輝くときは 花燃え尽きて散るときさ」

Kiinaが初めて挑んだ"駆け落ち"の物語りです。

 

曲のタイトルは、レコーディングの際にKiinaが「『はまなす海峡』ではないのですか?」と訊いたら、松井先生が「『夜明け前』にしたい」とおっしゃったそうです。

真っ暗な海の先に見えないけれど千島があるのなら、はまなす海峡は根室海峡でしょう。千島には渡れない。この船はどこへ向かうのでしょう。

 

この年のクリスマスコンサートで、西さんはこの曲に「幸せ探して海峡越えた。闇の向こうに明日を見る」と前口上をつけてらっしゃいました。

そうかも知れないし、そうではなく、もうこの先がない旅かも知れない。

たとえば「この世の名残り 夜も名残り…」(曽根崎心中)のような。

松井先生は「聴いた人がどちらに解釈してもいいですよ」とおっしゃってくださる気がします。

 

Kiinaの低音が響く歌声を聴きながら、このふたりの行末にあれこれ想像を巡らします。

夜明け前の北の海はただ冷たく暗いだけです。

詩もメロディーもアレンジも、Kiinaの大人な歌声も、すべてが大好きな一曲です。

 

コメント一覧

サファイア
>「この世の名残り 夜も名残り…」

・・・これ、どこかで聴いた事があるなぁと、今ずっと考えてましたが、思い出した! 山口百恵さんの「のぞきからくり」という曲の歌詞です!
♪この世の名残り 世も名残り(で、♪夢の夢こそ 哀れなれ♪ ・・・と続きます)

作詞家さんというのは、思いもかけない所から引用されるのですね(^^; 。
藪つばき
こんにちはー。kiinaさんからの暑中お見舞いのメッセージ、皆さま一瞬だけでもこの暑さから解放されたのではないでしょうか(*^_^*)松井先生の「夜明け前」始めて聴いた歌でした。先生のイメージから想像すると意外でしたが、得意かそうでないかは別として、どんな分野でも書かないといけないのでしょうね。「花の命が輝く時は、花燃え尽きて散るときさ」「人のこころは渦潮だから、身をもむことのくりかえし」などなど、あちらこちらに松井先生らしい言葉が散りばめられている、と感じました。
せり
おはようございます。アルバム曲「夜明け前」kiinaのオリジナルの駆け落ち物ですね。曲は勿論ですが情感あるkiinaの歌声もいいですね。歌詞にあるはまなす海峡ではなく「夜明け前」にしたいと先生が言われたそうですがとねりこさんが言われるように先生なら解釈は聴かれる方にゆだねますとおっしゃる気がしますね。じっくりと聴きたい一曲です。
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