「しぐれの港」Bタイプのカップリング曲は「逢いたくてオホーツク」です。Kiinaの歌唱はこちら↓
https://m.youtube.com/watch?v=-C438W1TW2E
歌詞は歌ネットより。
https://www.uta-net.com/song/141646/
かず翼先生作詞、水森先生作曲、伊戸のりお先生編曲という鉄板トリオの「あの娘尋ねて」系演歌ですね。
オリジナル(水森先生からいただいたデモテープでしょうか?)よりキーを1音半上げて、「逢いたくて」の「逢い〜♪」を裏声にして、オホーツクの寒さを感じながら歌ったそうです。
Kiinaのストーリー設定では「東京で出会って、恋人同士の関係になったけれど、相手の女性が故郷に帰ってしまう。夢の中でも彼女のことを思ってオホーツクまで会いに行く。「『まだ独りって聞いたけど、実際どうなのかな、会えるかな』ってワクワクドキドキしている状態」だそうです。
3番の「もしも幸せならば それでいいけれど」のフレーズを聴いていて、「演コレ5〜初恋列車〜」に収録されていた「夏子の海峡」に同じようなフレーズがあったのを思い出しました。
「幸せだったら帰るけど やつれていたなら この手で抱きしめる」
この時はKiinaは夏子を尋ねて四国まで行きました。
「逢いたくてオホーツク」は曲調が明るめで、Kiinaの歌声も「夏子」ほどには切迫していません。
インタビューでも「会ってハッピーエンドになって、ハッピーな歌につながる方がいいですよね」とお話ししていますが、曲の最後のリフレインも伸ばしも、この恋のハッピーエンドを予感させますね。
Kiinaのファルセットも効果的でとても良い曲だと思うのですが、北海道を舞台にした作品が沢山あったせいか「旅うたスペシャル」の北海道編には選ばれませんでした。
コンサートでも、この年以外ではあまり聴く機会がなかったように思います。私自身もタイトルだけではどんな曲だったかすぐには思い出せませんでした。
Kiinaのオリジナル曲は300曲ぐらいあるでしょうか。宝の山だと思う反面、良い曲が埋もれてしまっているのも残念に思います。
余談ですが。
ちょうどこの時期に私は両側の声帯にポリープが出来て、手術しました、
診ていただいたお医者様には「カラオケのやり過ぎ?」と言われましたが、私はカラオケはやりません。
唯一思い当たったのは、その3ヶ月ほど前に父の法事があり、耳の遠くなった母の側で普段出さないような大きな声で通訳していたことです。
たったそれだけのことでも声帯は傷つくんだと、自分の身で実感した出来事でした。