「しぐれの港」Aタイプのカップリングは「きよしのニッポン音頭」です。Kiinaの歌唱はこちら↓
https://m.youtube.com/watch?v=W2fF-3c0RZ0
歌詞は歌ネットより。
https://www.uta-net.com/song/141647/
松井由利夫先生の作詞による音頭ものです。
「氷川きよし オリジナル・コレクションVol.02〜時代物&音頭の世界〜 」にも収録されていますね。
2012年の国際フォーラムでのスペシャルコンサートで初披露され、この時Kiinaから「松井先生が6年ほど前に書いてくださいました」と紹介がありました。6年前なら「一剣」の頃。その時からずっと温めていたんですね。
その曲をこのタイミングで表に出すことにしたひとつのきっかけとしては、スペシャルコンサートに目玉となる曲が欲しかったこと、もうひとつは日本各地の盆踊りに「きよしのズンドコ節」が取り入れられていることに対して、「だったらちゃんと音頭用のものを作って踊っていただいたらどうか」という提案があったということのようです。
そういうわけで、この曲は「しぐれの港」より一足先に年明けの通常コンサート開始から着流し姿で歌われていました。西さんも「盆踊りでぜひ踊っていただきたい」と推奨していました。
ただし、この歌が「きよしのズンドコ節」に代わって盆踊りの定番になったという話は、今に至るまで聞こえてきません。
そもそも「ズンドコ節」が盆踊りで使われるようになったのもKiina側が意図したものではなく、半ば自然発生的なもの。それだけ大衆に受け入れられる吸引力というか、不思議な魅力が「ズンドコ節」にはあったということなのでしょう。
理屈でどうこう出来ることではないのでしょうね。
それはそれとして。
Kiinaは「松井先生の慈愛ある歌詞が好き」とインタビューでお話ししています。「明るく朗らかに生きるのが一番。人の事も自分のように思いやりながら生きてゆきたいです」と。
水森先生のメロディーも明るくてノリが良いですね。
Kiinaの声は音頭ものによく合いますし、歌い出しの「はあ〜〜〜♬」の明るい響きにはうっとり聴き惚れてしまいます。
盆踊り会場で聴く機会はないかもしれないけれど、Kiinaオリジナルの音頭ものとして、これからも愛されていけばいいのかなと思います。