アルバム書き下ろし2曲めは「Father」です。MVがフルコーラス公開されています。
歌詞は歌ネットより。
作詞はKiina、作曲は木根尚登さんです。
KIINA.が福岡のお父さまへの率直な思いを綴った歌詞に木根さんが曲をつけてくださいました。KIINA.の字余りの詞をそのまま活かすならフォーク調で対応するしかありません。木根さんは元々フォークが原点のミュージシャン、一番の憧れが吉田拓郎さんだった方ですし。
そう言えば、拓郎さんにも「おやじの唄」という曲がありました。亡くなったお父様への愛憎相半ばする複雑な心情を歌った拓郎さんの初期の名曲です。木根さんはKIINA.から歌詞を受け取った時に「おやじの唄」が脳裏の片隅にあったかもしれません。
KIINA.がこの曲について「母を歌った曲は沢山あるけれど、父親を歌った曲は少ないので」とお話ししていましたね。
全く飾ることなくお父さまとの関係、葛藤や軋轢や愛情を綴った歌詞です。
小さい頃からひとりっ子であること、自分がいずれ両親の面倒を見るんだと意識していたこと、お父さまが望むような生き方は選べなかったこと。
KIINA.はそうしたことを乗り越えて、今お父さまと理解し合える関係になったんですね。
この曲を歌うたびに涙ぐんでしまうKIINA.。だんだんお年を召されていくご両親が愛おしくてたまらないのでしょうね。
休養の期間、ゆっくり側にいてあげられて本当によかったと思います。