2007年9月19日「演歌名曲コレクション7〜あばよ・きよしのソーラン節〜」がリリースされました。
https://columbia.jp/artist-info/hikawa/discography/COCP-34503-4.html
シングルからアルバム発売までの間で、大きな出来事が幾つかありました。
※ 6月の1か月間、新宿コマ劇場で「きよしの一心太助」公演が行われました。
新宿コマ劇場は2008年12月31日の「年忘れにっぽんの歌」をもって閉場。Kiinaのコマ劇場公演は「一心太助」が最後でした。
※ 7月には横浜アリーナで「8周年記念コンサート」が2日間4公演行われました。私は1日めの夜公演の帰りの電車でお財布をスられ、カードを止めるやら警察に届けるやらで、2日めの昼公演をフイにしてしまいました。
※ 8月には東京・新木場STUDIO COASTで"夏祭り"が行われました。
そして、個人的に重要な出来事がありました。
歴史好きなら誰でもそうなのか、私だけがそうなのか、他の人の脳内を覗いたことがないので分かりませんが、私の脳内には縄文時代から今日に至る長い長い歴史年表が常に浮かんでいて、歴史上の新しい情報はどんどんそこに書きこまれていきます。
その歴史年表でフランス革命や明治維新に匹敵する大事件が、2000年のKiinaのデビューなわけで、個人的にこの年を「Kiina元年」として、それ以降はどんな社会的重大事件も「○○年ならきよしくん・Kiinaの○○の曲が出た年」としてしか認識されていません。
そして、「Kiina8年」に当たる2007年7月、中野サンプラザで行われたコンサートでくるみさんに出逢いました。
あまりに知的で美しくて品が良くて、率直な感想として(こんな方が何故ここに?)と疑問を持ってしまったその方が、Kiinaが登場した途端にやおらペンライトをかざして「きよしく〜〜ん!!」と絶叫されたので、私は度肝を抜かれてしまいました。
長くなってしまいますので詳細は省きますが、そこでお知り合いになったくるみさんから「私たちの掲示板は上品よ」とご紹介をいただき、「こんな上品が服を着ているようなこの方が上品とおっしゃるなら間違いないでしょう」と確信したのが「氷川きよしについて」の掲示板とのおつき合いの始まりでした、
あの時お隣の席にくるみさんがいらっしゃらなければ、その横顔の美しさに惹かれて声をかけなければ、最後まで「氷川きよしについて」という掲示板の存在は知らないままだったかも知れませんし、私自身がこんなに長くKiinaのファンを続けていたかどうかもわかりません。
運命とは、きっとそういうものなのでしょうね。
というわけで、私の歴史年表のなかで、Kiinaがデビューした2000年、私がファン沼にハマった2005年と並んで重大な事件が勃発したのが2007年なのでした。
付け足しですが、8月に行われたファンイベントの「夏祭り」に私は当選していたのですが、当日は出勤日。今なら何を置いても参加していましたが当時はそんな発想もなく、お知り合いになったばかりのくるみさんにご相談してきょんゆかさんのきょうこさんに代わりに参加していただきました。
私の今に至るKiina関連の交友はほとんどがくるみさんのご紹介です。
さて、アルバムに戻って。
シングルが「きよしのソーラン節」と「あばよ」の2曲同時発売だったので、アルバムはオリジナル曲とカバー曲の2枚セットとして発売されました。
DISC1の1曲めが「あばよ」で、次の2曲めが「扇」です。Kiinaの歌唱はこちら↓
https://m.youtube.com/watch?v=57pb09PlZso
歌詞は歌ネットより。
https://www.uta-net.com/song/64761/
鼓の音からイントロが始まる日本舞踊をテーマにした芸道ものですね、
しっかりした青年の声に変化したKiina、完成された重厚な歌声をどっしりと響かせています。
歌詞、メロディー、アレンジ、そしてKiinaの歌声の四拍子が見事に揃った非の打ち所のない作品だなぁと思います。いわゆる新舞踊で、この曲に振りをつけて踊られる方も多いようです。
2015年に行われた長良プロのティーンズカラオケ大会で、後にNHKのど自慢チャンピオン大会でKiinaの「獅子」を歌ってグランドチャンピオンに輝いた12歳の小山田祐輝君が歌ったのが「扇」でしたね。