アルバム5曲めはカバー曲「酒場にて」。KIINA.の歌唱はこちら↓
https://m.youtube.com/watch?v=uzRT67w1b2E
歌詞は歌ネットより。
https://www.uta-net.com/song/275937/
江利チエミさんが1974年にリリース、チエミさんご自身としても久々のロングヒットとなり、今なお多くの歌手にカバーされる名曲です。
一定年齢以上の方は、チエミさんの後半生を襲った様々なご不幸やあまりにも寂しい亡くなられ方の記憶があるので、どうしてもこの曲とチエミさんの面影を重ね合わせてしまいますね。
実際には、この曲のヒットの後も舞台、映画、テレビと大活躍されていたのですが。
それでも45年の生涯はあまりにも短かすぎました。
KIINA.の「酒場にて」は、大袈裟な表現は避けながらロングトーンの響きの中に寂しさを滲ませていて、この女歌がとてもしっくり耳に入ってきます。
哀しみに浸るために北へ旅する女性もいれば、毎晩酒場で涙を飲み干す女性もいるんだなぁと、KIINA.の歌声で様々な失恋の疑似体験をさせてもらった二晩でした。
「哀しみ本線日本海」と同じくこの曲も「昭和歌謡史」に収録されています。