
有「というわけで、絶好調場当たり中」
リ「舞台稽古っす!」
有「『最後のアサエモン』ちゅう本知ってる?」
リ「へ?」
有「最後のアサエモン」
リ「最後の朝右衛門?」
有「いや、そっちの『朝』やなくて『浅』」
リ「はー、そんな人が」
有「いたんやな」
リ「そんな本があるんですか?」
有「この間、座長に借りたんや」
リ「どなたが書いてるんですか?」
有「団鬼六さん」
リ「え?」
有「何?」
リ「あの『花と蛇』の?」
有「そう」
リ「ありゃりゃ、兄さん」
有「何?」
リ「稽古中にそんな、色っぽい御本を…」
有「御本て」
リ「よろしかったですか?」
有「何がやねん」
リ「ご堪能されました?」
有「お前何か、イメージ膨らみすぎてないか?」
リ「イメージて。ホホホホホ……」
有「気持ち悪い笑い方すな」
リ「団鬼六さんねぇ…」
有「いや、だから、官能小説ではないんや」
リ「あら」
有「山田浅右衛門という人は、八代目くらいまで居てはるらしいんや」
リ「ほう」
有「で、ワシらが今やってる芝居は、小池一夫さんの『首斬り朝』が原作やろ?」
リ「そうっすね」
有「この人は、三代目になるらしい」
リ「じゃあ、最後の浅右衛門は八代目と?」
有「そういうことになるらしい」
リ「ほう。ありゃ?」
有「何?」
リ「でも、確か『朝右衛門』さん、結婚をなさらなかったんじゃ」
有「うーん」
リ「子供から孫へと、名前を継いでいったわけじゃないんですかね?」
有「史実はわからんけど、養子であったり、弟子が襲名したりなんて事もあったんやろなぁ」
リ「で、その鬼六先生のお話しはいつ頃の?」
有「設定はな、幕末から明治にかけて」
リ「明治?」
有「うん」
リ「ホントに朝右衛門さんて、代々続いてたんですねー」
有「だから、そっちの『朝』やないて」
リ「え?別人なんすか?」
有「どうやら、三代目だけがそちらの『朝』を名乗ってたみたいやなぁ」
リ「じゃ、初代から他の人はみんな『浅』エモン?」
有「みたいやで」
リ「あ!休憩終わった」
有「ホンマや。集合かかっとる」
リ「兄さん」
有「何?」
リ「話しの中身が全然……………」
有「ハハ」
写真は、
ロビーでストレッチをする二人。。
リ「舞台稽古っす!」
有「『最後のアサエモン』ちゅう本知ってる?」
リ「へ?」
有「最後のアサエモン」
リ「最後の朝右衛門?」
有「いや、そっちの『朝』やなくて『浅』」
リ「はー、そんな人が」
有「いたんやな」
リ「そんな本があるんですか?」
有「この間、座長に借りたんや」
リ「どなたが書いてるんですか?」
有「団鬼六さん」
リ「え?」
有「何?」
リ「あの『花と蛇』の?」
有「そう」
リ「ありゃりゃ、兄さん」
有「何?」
リ「稽古中にそんな、色っぽい御本を…」
有「御本て」
リ「よろしかったですか?」
有「何がやねん」
リ「ご堪能されました?」
有「お前何か、イメージ膨らみすぎてないか?」
リ「イメージて。ホホホホホ……」
有「気持ち悪い笑い方すな」
リ「団鬼六さんねぇ…」
有「いや、だから、官能小説ではないんや」
リ「あら」
有「山田浅右衛門という人は、八代目くらいまで居てはるらしいんや」
リ「ほう」
有「で、ワシらが今やってる芝居は、小池一夫さんの『首斬り朝』が原作やろ?」
リ「そうっすね」
有「この人は、三代目になるらしい」
リ「じゃあ、最後の浅右衛門は八代目と?」
有「そういうことになるらしい」
リ「ほう。ありゃ?」
有「何?」
リ「でも、確か『朝右衛門』さん、結婚をなさらなかったんじゃ」
有「うーん」
リ「子供から孫へと、名前を継いでいったわけじゃないんですかね?」
有「史実はわからんけど、養子であったり、弟子が襲名したりなんて事もあったんやろなぁ」
リ「で、その鬼六先生のお話しはいつ頃の?」
有「設定はな、幕末から明治にかけて」
リ「明治?」
有「うん」
リ「ホントに朝右衛門さんて、代々続いてたんですねー」
有「だから、そっちの『朝』やないて」
リ「え?別人なんすか?」
有「どうやら、三代目だけがそちらの『朝』を名乗ってたみたいやなぁ」
リ「じゃ、初代から他の人はみんな『浅』エモン?」
有「みたいやで」
リ「あ!休憩終わった」
有「ホンマや。集合かかっとる」
リ「兄さん」
有「何?」
リ「話しの中身が全然……………」
有「ハハ」
写真は、
ロビーでストレッチをする二人。。
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