12月20日午前2時(頃)、母が息を引き取った。17日、18日と里帰りし、ほぼ2年ぶりに母を見舞った後の、二晩めの夜中20日未明だった。「みさだよ、わかる?」の呼びかけに、少し驚いたような表情で「うん、うん」と手を伸ばしてきた。帰り際、「またくるからね」と呼びかけると、また「うん、うん」とまばたきしてうなづいていた。それが最後だった。それが最後でよかった。最後に顔を見せられて本当によかった。母も安心してくれたんだと思う。
オット手作りタンドリーチキン
しばらくぶりのブログ。
いろいろありすぎて、書き留める時間がないほど。
手を手術して、結局、術前より状態が悪いところか、反射性交感神経性ジストロフィーにまでなってから、料理はほとんどせず。オットに作ってもらうか、オットがストライキを起こした時は、惣菜なとを買ってきて食べる。包丁が握れない。葉物野菜でも、包丁で切るのは大変で。
作ってくれたものをとにかくありがたくいただく。
こんな時だけど、娘の30歳の記念すべき日だからお誕生祝いランチを決行。
レストランには同じようなお誕生会グループが他にも2組いた。私たちは家族だけど、若い女子の友人グループとか、よくわからない構成の40代くらいの男女グループとか。はやり久しぶりに会うのかはしゃいでいたなぁ。
家族の誕生日は必ず、小洒落たレストランでコース料理をいただく。この時だけは、所在不明のことが多い息子も参加。1月、6月、9月。オットなら12月だけはスキップしてしまう、それは本人の希望がないのでスルーするのだ。
家族だと、特に盛り上がって話すようなこともなく、地味に味のコメント程度の会話しながら粛々とコースが進む。
娘のクローゼットその2。
履歴書に特技は整理整頓と書く娘。
突然訪ねてもいつも部屋はきちんと片付いている。片付いているだけでなく、訪ねるたびに模様替えされている。ワンルームで、向こう正面はベランダ、手前は入り口のドアとキッチンだから、壁は両サイドのみ。模様替えといってもできる配置に限りがあるはずなのに、もう6回くらい変わっている。余計なモノを置かず、服はグラデーションに整理整頓されている。
引き出しの中も。洗面所も、見えるものはハンドソープとタオルのみ。わが子とは思えない見事な片付けっぷり!
2011年8月骨盤底筋、2017年12月人工股関節につづき、人生3度目の大手術は、2020年12月15日母指CM関節形成術。
記録として残しておこう。内科的ではなく形成術、再建術ばかりだけど、これが意外にやっかい。ほんとに良くなるのか、がわからないのだ。すべて、いよいよ耐えられなくなったらやりましょう、あるいはこれ以上悪化する前にできる手術をしましょうって。
今回の右手の手術は、最低でも2ヶ月間、片手無し生活。すべての作業は左手のみ、歯磨きも、文字も、着替えも、トイレも…。料理、食器洗い、掃除、洗濯は論外。ふきんひとつ絞れない。
こんな手術に踏み切ったのは、オットが、なるはやでやれって。テレワークの間に。面倒見られる間に。全ての家事とフーテンの寅息子の食事をすべてオットがこなす毎日。そこ料理の数々、記録しておきたい。