ものが立体に見えるのは、目が二つあるからだ。
左右の目に映る景色の視差から、ものの距離を測る。
確かに、私たちは目が二つあるから世の中を奥ゆきをもって見ている。
ただそれでは水平方向は測れるが、上下方向はすぐにはわからない。
首を傾けてみれば、上下関係の距離もわかるからそれでいいんだが、もし目が三つあれば、もっと便利だろう。
じっとしたままで上下左右のものの距離を、見ぬくことができる。
「目が三つ」の姿を想像すると、化けもののようにおもうかもしれないが、「仏さま」はひたいに第三の目を持っている。
魚類~哺乳類は、目は二個だが、昆虫などでは奇数個の目を持つ奴らはいっぱいいる。
同様に、耳も三つあったほうが便利で、精度が上がるかもしれない。
顔に目が三つ、耳を三つ頭につけて、そういう姿で生まれてきたら、みんなそうなら違和感もない。
光と音のような物理的感覚に比べて、化学的入力、味とにおいは直接的に感覚受容器にくっつかないとわからない。
だから、いくつもいらない。
口は一つだ。
鼻の穴は二つあるが、一つでじゅうぶんだったかもしれない。
呼吸用に予備で二つあるが嗅覚は、ひとつだけのように思われる。
左右の鼻で、匂いに違いがあるということは、無い。
この日のスケートブログ。
私は仏さまです。
あなたのおっしゃることに、私は、首をかしげます。
私は、ほとけなので、あと2回は許します。