先ずは、お身内に「成年後見人が必要」な状況になってしまったこと、お察しいたします。
はじめに「身内が成年後見人になれるのか?」ですが、
「なれます!」というか「なれました!」
私自身、実父の認知症になり、その後どうしても実家処分が必要で成年後見人が必要になり、そこから調べたり、聞いて回ったり・・・動き出しました。
いざ、成年後見人と言っても、司法書士はマイホーム購入時にローンなどの手続きで銀行で会ったことがあるくらいで、一期一会でしたし、もちろん弁護士なんてお付き合いありません。
当時でも身内も含め成年後見人の「使い込み」はニュースになっていたので、なけなしのお金なので「なんとか自分が成年後見人になって無駄金をかけたくない」
それに「オヤジの貯えが尽きたら、我が家の家計から支出しなければならない!それは避けたいし、あっても1日でも先に延ばしたい!」そう思ってました。
でも、後日談ですが、役場の一般的な手続きの多くは「身内」のままでできます。その方がスムーズなケースが多かったです。
なので、「身内」と「後見人」を使い分けてました。
銀行は「認知症」とバレるまでは、「身内」の方が、通常の出金(引き出し)は楽です。
なので、役場手続きは、特別な申請が必要な場合以外は、「身内」でいる場合の方が良かったです。
銀行は、キャッシュカードが手元にあり、暗証番号を知っているなら
①キャッシュカードを本人に持たせず、通帳、印鑑も貴方が管理(我が家では、認知症発症後の本人引き出しの使途不明金が結局100万円以上ありました)。
暗証番号不明の場合は、面倒ですが、通帳、印鑑で。
※本人の「暗証番号忘れた」は信じないで!本当に忘れていてもCD前で普通に操作できる(体が覚えているのか?その状況だと思いだすのか?)ことがあります。
②クレジットカードは全部解約(カード会社で対応は分かれ、「成年後見人じゃないと・・・」というところもありました)
とにかく、お金に関わる部分は、最初に押さえるのは重要だと思います。
※認知症発症者の多くは、「お金」にこだわります。
我が家では、少額現金は持たせ、カード類では現金チャージしかできないタイプを残し、買い物だけ利用できるようにしてました。
それでも、「他は?」と怒るので、通帳はいつでも見せ、
「高齢」を理由に「息子がちゃんと預かっているよ」アピールが必用でしたが・・・
それでも「成年後見人が必要」ということであれば、
先ずは最寄りの裁判所、家裁の「後見センター」にとても分かりやすいビデオがありますので、視聴してみてください。
ちゃんとデメリット(成年後見人になったあとの細かい事務作業など)も知れます。
重要なのは、身内で後見人になるにしても費用は掛かりますし、なったとしても「監督人」が必ず付き、大分安くはなりますが「成年後見人の費用」が0円!ということは、ありません。
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