♬今回は、超小型リバーブ・ペダルを紹介しましょう。"Zahnrad Rev"というペダルです(http://www.zahnrad.jp)。Zahnrad は "ツァーンラート" と読むらしい。このペダル、1960年代ブラック・フェース期 Fender ビンテージ・アンプのスプリング・リバーブの再現を目指したとのこと。形もとてもユニークで、超小型の筐体にON/OFFのフットスイッチとリバーブの効き具合をコントロールするツマミが一つ付いているだけ(写真1、3、5)。そのツマミもフェンダー・アンプのものがついており、レトロな雰囲気を醸し出しています。リバーブ・ボックスや他社のペダルのように"DWELL"、"MIXER"、"TONE"などの調整ツマミは一切なく、アンプに搭載されているリバーブと割り切っています。この単純明快な回答と形が気に入り、購入しました。amazonで 19,980円(税・送料込)で購入、どこのショップも値段は同じでした♬
【写真1】リバーブ・ボックスの上に乗っているのが今回購入した "Zahnrad Rev" (ツァーンラート・リバーブ)です。リバーブ・ボックスに比べれば格段に小さく、これなら気軽に持ち運べます。
💫購入動機💫
なぜリバーブ・ペダルが欲しかったのか。その理由は、私のお気に入りの Fender Tweed Bassman '60 にリバーブを掛けたかったからです。ご存知のように、Tweed Bassman にはリバーブやトレモロはついていません。バンド練習やライブの時は、写真1のリバーブ・ボックスも一緒に持って行きます。しかし、リバーブ・ボックスは大きくて、重くて、繊細で厄介!持ち運びが楽でアナログっぽい音がするペダルがないかとネットで探したところ"Zahnrad Rev" に巡り会ったというわけです。コントロールつまみが一つというシンプルな形がとても気に入りましたが、肝心のリバーブはどんな音なのか、実際に音を聴いたことがないので判らない・・・どうしようかしばらく悩みましたが、形に負けてつい購入してしまいました。自分が望む音がするに違いないと勝手に思いながら・・・
【写真2】お気に入りの Fender Tweed Bassman'60 にはリバーブもトレモロもついていません。リバーブ・ボックス(写真1)は最高ですが、持ち運ぶのが面倒!それで、アナログっぽい音がする持ち運びが楽なリバーブ・ペダルを探してました。
下はエフェクター・ボードに組み込んだ時の写真です。スイッチを踏み込むと青いランプがつきます。本体は非常に小さくて場所をとりません。使うときはほぼ掛け放しにしますから世話要らず?です。
【写真3】電池は使えず、電源アダプター(DC9V)でのみ駆動します。調整はダイヤルで効き具合を決めるだけ!二つも三つもダイヤルがないので楽です。これで良い!!
💫音はどんな感じ💫
BOSS Digital Reverb / Delay RV-3 と比べてみました。BOSSと比べると、デジタル特有のキンキン感は格段に小さいと感じました。まぁ、酷な比較ですが、アンプ搭載のリバーブやリバーブ・ボックスとも比べてみました。やはり音の丸みや太さでは一歩譲り、デジタルっぽさを感じさせるものの、コントロール目盛り"3"位で軽くかける分には非常にいい感じで、アナログっぽさを醸し出します。リバーブの効き具合はアンプに搭載されているリバーブそのもので、ダイヤルを上げ過ぎると音がボヤけてきます。軽く掛ける程度でいい感じになります。リバーブといっても、リバーブ・ボックスをシミュレートしているわけではありませんので、WDR’64やダイヤモンド・ヘッドのようなビチビチリバーブはかかりません。その点はご注意下さい。あくまでアンプ搭載のリバーブです。
【写真4】"Zahnrad Rev"はアンプ搭載のリバーブをデジタル・シミュレートしています。ビチビチリバーブが欲しいなら、BOSS Fender® Reverb FRV-1 の方が良いでしょう。
🎶まだ、大音量の中で試していませんので、性能については何とも申し上げられません。これから良い所も、悪い所も、明らかになってくるでしょう。しかし、今回はこの姿にやられてしまいました。性格も良い子であることを願っています。いや、良い子のはずです🎶
【写真5】格好もユニーク、性格も良い子のはずです!