1966年の来日公演では、ベンチャーズは鮮やかな赤のモズライトに揃えてきた。上のLPアルバムにその画像が写っている。加山さんとTV番組に出演した時のものだ。
♬1965年の来日公演で真っ白なモズライトに揃えたベンチャーズは、翌 '66年、今度は目にも鮮やかな真っ赤なモズに揃えて来ました。田舎に住んでいた私は、観たくとも観られませんでしたが、公演を観た友人の話ですと、スポットライトが当たって、ギターがキラキラと輝いていたそうです。LPアルバムで言うと「ON STAGE ENCORE!(1966年)」の頃。それでマニアックなオヤジ・バンドは、ON STAGE ENCORE! を演奏する時は、赤のモズライトで揃えるわけです。上の写真のように♬
【Mosrite Cady Apple Red '65 / #1330】もちろん "ON STAGE ENCORE! " 用に購入しました。"鮮やかな赤" と言いたいところですが、生まれてから50年以上もの間に輝きは失われ、今や、赤と言うよりは ”あずき色”、ボディーのあちこちにシミ・・・イヤ、傷があります。しかし、音は良いですよ。木も乾いてボディーは軽く、アンプに繋がず生で弾いても響きは good! さすがビンテージ、水分たっぷりのリイシューとはひと味違います。
【ギター背面】背面上部中央の瓢箪型金属プレートに木ねじの頭が4本見えます。この4本の木ネジでボディーとネックを止めています。'64年型では金属プレートの役割が違っており、プレートは、ボディーとネックを止める木ネジの頭を隠すために用いられています。化粧板の役割を果たしており、従ってプレートを止めるネジも小さく目立たない物が使われています。ひと手間凝っていたわけですね。