「魔の手から救え」
ティファニーはウェイウェイを呼び「あなたの能力にはみんな一目置いているわ。だからデザインディレクターとして輝煌娯楽のリウ社長と交渉して」と話す。「チェン・イードゥの指示?」と聞くウェイウェイ。ティファニーは「ええ、社長直々のご指名よ」と言う。DUらしくないと思ったウェイウェイは、交渉するだけでいいのか尋ねる。「気軽な仕事だと思わないで。大きな商談で同業者はどこも苦戦してる。もし契約できたら、社長もあなたを解放するはずよ」と言うティファニー。サンプルはあなたのサイズに合わせてある、あなたが着ればコンセプトを明確に示せるし、先方もすぐにあなたを気に入るはずだと。「私を気に入る?」とウェイウェイが聞き返し、ティファニーは「いえ、DUブランドをね」と言い直す。
ウェイウェイはタクシーでリウ社長宅へ。
ドアをノックすると、背後から「何の用かな?」と笑顔のリウ社長から声をかけられるウェイウェイ。ウェイウェイが「DUのリー・ウェイウェイです」と返事をし、リウ社長は「玲瓏のデザイナーでは?」と聞く。「コラボ中ですから、今日はDUの代表です」とウェイウェイが答え、リウ社長は家の中へ入れてくれる。
ウェイウェイのそばで匂いをかぎ「リーさん、今日つけている香水は、実にいいね」と言うリウ社長。顔を引きつらせたウェイウェイは「気のせいですよ。それより衣装を」と言って離れる。
同じソファに座りながらコンセプトを読み上げるウェイウェイ。リウ社長は笑顔で少しずつウェイウェイに近づいてくる。ウェイウェイはそのたびに離れ、とうとう別の椅子に座ると“ティファニーめ、随分、手が込んでいるじゃない”と思う。
会社に来たイードゥは「リー・ウェイウェイは?」とティフアニーに聞く。「お客様に会いに行ってるわ」と答えるティファニー。イードゥがどの客か尋ね、ティファニーは「リウ社長よ」と言う。「輝煌娯楽の?」と言うイードゥ。ティファニーが笑顔でうなずき、イードゥは「女癖が悪くて有名な?」ともう一度聞く。「だから行かせたのよ。お仕置きするのよね」とティファニーが言い、イードゥは「勝手に決めるな。この商談は俺が自ら交渉するつもりだった」と怒鳴りつける。ティファニーは「彼女のことが心配なの?」と言う。イードゥは「違う。彼女に何かあれば責任問題だぞ。しかも彼女に任せれば、商談成立どころか客を怒らせるだけだ」と言い返し、出て行く。
DUに来たレオは「ウェイウェイは?」とティファニーに聞く。ティファニーは「知らない」と言うが「知ってるように見えるけど」と言うレオ。僕は心が読めると。
ウェイウェイからコンセプトを聞いたリウ社長は、笑うと「DUは私が風俗のような露骨なテイストを好むと?」と聞く。「どうやら前任者が社長の好みを理解せず、こんな下品なコンセプトを。社長の好みに合わせ、私が新たにデザインします」と取り繕うウェイウェイ。リウ社長が「私の好みを採るには、まず私を理解しないと。だが、たかが1〜2時間では理解できんぞ」と話し、ウェイウェイは「なら30分、延長?」と言う。
「そう焦ることはない。今夜はうちに泊まったらどうだ。静かだし、2人きりで邪魔は入らん」と言いながら、座っているウェイウェイに近づいてくるリウ社長。ウェイウェイはすぐに立つと「どうやら今日は準備不足のようです。明日、出直してきても?」と逃げようとする。それでもリウ社長は「準備しなくても宿泊には不自由しない」と言う。「必要なのは心の準備です」と作り笑いで返し、帰ろうといるウェイウェイ。そんなウェイウェイにリウ社長は「この辺で車を拾うのは難しいぞ」と言う。
ウェイウェイはひとまずお手洗いへ行き携帯を使おうとする。しかし電波が届かず「チェン・イードゥ、ティファニー、必ずこの手で成敗してやるからね」と怒るウェイウェイ。
レオからずっと見つめられ、デザインが描けないティファニー。「出ていって」とティファニーが言うと、レオは「いいよ、ウェイウェイの居場所を教えればね」と返す。
持ってきたサンプルに着替え、リウ社長に見せるウェイウェイ。どれも気に入らないリウ社長は「衣装は洗練されておらず、深みがない。モデルはスタイルこそいいが、自由と開放感に欠ける。少しの表現力もない」と言う。ウェイウェイは「もっと分かりやすくコメントしてくれません?」と要求するが、リウ社長はうまく言えない。
リラックスしようとリウ社長が言い出し、服を脱ぎ始める。“ついに私に手を出す気ね?抵抗するか従うか。やっぱり最初は様子を見るべき?それとも玉砕覚悟で抵抗する?”と思うウェイウェイ。
リウ社長宅へ向かっていたイードゥだったが、ガス欠で車が止ってしまう。電話をかけ救援に来てもらうイードゥ。しかし来た人からレッカーするしかないと言われてしまう。そこにちょうど軽トラックが通りかかる。
リウ社長のリラックスとはヨガのことだった。疲れた、と言ってやめたリウ社長が「シャワーを。一緒にどう?」と聞く。「私は続けます」とごまかすウェイウェイ。
逃げないと、と思ったウェイウェイが玄関へ行くと、レバーハンドルが動く。ウェイウェイはとっさに入って来た人をスタンドで殴ろうとするが、相手はイードゥだった。「何のマネだ、助けに来たのに」と言うイードゥ。ウェイウェイは「そんなの分かるわけないわ」と言い返す。イードゥが帰りそうになり、慌ててウェイウェイが止めたところに、2階でシャワーをあびていたリウ社長が「何事だ」と言いながら階段から顔を覗かせる。イードゥは「俺はウェイウェイの恋人です。偶然、近くを通ったので」とごまかす。
リウ社長はイードゥがDUの社長だと気付き「だがニュースでは彼女はフォ・シャオと結婚するとか」と言う。困ったイードゥは「僕がいるんで破談に」と嘘をつく。
「せっかく来たんだし、君も泊まっていけ」と言うリウ社長。
リウ社長がシャワーに戻り、イードゥは「恋人らしく振る舞え。リウ社長にウソがバレたら、玲瓏には戻れないぞ」とウェイウェイに言う。
ウェイウェイを迎えにDUまで来たシャオとオウ・イエ。ウェイウェイがいつまでも出て来ず、帰るツァオ・チョンを呼び止めウェイウェイのことを聞く。「彼女は…朝から出張だよ」と答えるツァオ・チョン。イードゥとティファニーの3人でだと。しかし行き先は企業秘密だと言うと、行ってしまう。
リウ社長と一緒にワインを飲んだイードゥは「確かリウ社長は、うお座で血液型はO型だとか。ロマンチストでナイーブなタイプが多く、情熱的ではあるが浮気性ではない」と話す。「正解だ。みんな私を誤解してる。本当に女癖が悪ければ、こんな美女を放っておくわけがない」とウェイウェイのことを言う。君がくる前に手をつけてる、と。それを聞き、ウェイウェイが「でしたら私も本当のことを話します。実は私と彼…」と言い始め、イードゥはウェイウェイの手を握って止める。
リウ社長は「恋愛を偽るような者に、信頼してデザインを任せられるわけがない。だが君たち2人の仲はウソではないな」とイードゥとウェイウェイに言う。私の場合は人相占いができる、君たちは赤い糸で結ばれてるとひと目で分かった、だが、その道のりは平坦ではなく憎しみが交錯する、と。笑いながら「ズバリ的中です」と言うウェイウェイ。リウ社長は「その仲睦まじい様子ときたら、恋愛中だった若い頃の私と妻にソックリだ。妻は画家でね、家中に作品を飾ってある」と言う。ウェイウェイは額に入った絵を見る。
ウェイウェイとイードゥは同じ部屋で一晩過ごすことに。
酔っているウェイウェイがベッドを譲ってくれず、イードゥは一緒のベッドに横になる。しかしウェイウェイが抱き枕を抱くようにして来たため「手に負えん」と言うと枕だけ持ってベットから離れる。
翌朝になってもシャオはウェイウェイと連絡がとれない。出勤してきたティファニーを呼び止め「ウェイウェイたちと出張では?」とシャオが聞く。ティファニーは「彼女なら輝煌娯楽の商談に行ったわ」と答える。イードゥもだと。一緒にいたツァオ・チョンが「1人は女癖が悪く、1人は天敵…。総監が危ない」と言う。追い打ちをかけるように「しかも、ひと晩経っても連絡がないの」と言う。
先にオフィスに来ていたレオから「ウェイウェイはどこだ。答えろ」と顔を近づけられ、ようやく「輝煌娯楽の社長宅よ」と答えるティファニー。「何だと?」と言ったレオは、急いで出て行く。
笑みを浮べ「これで、ようやく役者がそろうわね」とティファニーがつぶやく。
庭でデザイン画を描いてたウェイウェイの元へ行くイードゥ。昔のようにウェイウェイの手を取って、デザインに手を加える。その様子を見たリウ社長は「間違いなく恋人同士だな」と喜ぶ。
ウェイウェイは「リウ夫人の絵の技法や色使いから、どんな好みか分析してデザインに反映させるの。夫人が好めば社長も好む。こんな発想、あなたには無理よね」とイードゥに言う。「そういうことなら、もっと誠意を示さないとな」と言うイードゥ。
イードゥとウェイウェイはカーテンでウェイウェイのデザインしたドレスを作る。
リウ夫人が家に帰ってくる。驚いたリウ社長が「どうした?」と聞くと「チェンさんから呼ばれたけど、何かあったの?」と言う夫人。「別に何も」もリウ社長が答えているところにイードゥとウェイウェイが来る。
「明日はお二人の結婚記念日なので、プレゼントを用意しました」と言うイードゥ。ウェイウェイが夫人にドレスを渡し、記念日を忘れていたリウ社長は喜ぶ。
しばらくして夫人がドレスを着て現れる。「なんて美しい」と夫人の頬にキスをするリウ社長。夫人も気に入り「よく好みが分かったわね」と言う。「社長からお話を」とイードゥが言い、ウェイウェイも「奥様が画家と伺い、飾ってある絵から好みを推測したんです」と話す。常に客のニーズを理解しようと務め、プロの技を存分に発揮、特に2人の愛には感動したと、リウ社長は契約を決める。ウェイウェイとイードゥが嬉しさのあまり抱き合って喜んでいると、そこにシャオが。「離せ」と言うシャオ。
ウェイウェイの手を引いて自分に寄せ「恋人の俺が相手になる」とリウ社長に指を指すシャオ。「恋人?」とリウ社長が驚き、ウェイウェイは「元カレです」と答えイードゥの近くへ戻る。イードゥはすぐ帰ろうとするが、リウ社長は「今の恋人であろうと、元カレであろうと、これも何かの縁だ。いっそ、みんなでランチでもどうかね」と言う。
ウェイウェイたちが帰ろうとしているところに、今度はレオが来る。握手をしているウェイウェイとリウ社長を見て「俺の恋人だ、触るな」と言うレオ。ウェイウェイは「元元元カレです」とリウ社長に説明する。
ウェイウェイとイードゥが同じ車に乗り、シャオはレオが乗ってきた車に乗せてもらって帰ることに。
DUに戻ってきたイードゥに「リー・ウェイウェイは?」と聞くティファニー。イードゥは「輝煌娯楽の案件は彼女が商談をまとめた」と話す。そして「DUの経営者は俺だ。重要なことは俺の許可を得てくれ。また独断で動くようだったら、他で働くんだな」と告げると、イードゥはその場を後にする。
シャオはウェイウェイに「レオとはどんな関係だ」と聞く。答えられないウェイウェイは、頭が痛くなったと言ってシャオを帰す。
ウェイウェイがベッドに座ると、バスタオルを腰に巻いた裸のレオが来る。驚いて悲鳴をあげるウェイウェイ。「なぜ合鍵を?」と聞くウェイウェイに、レオは「君がくれた」と答える。私って本当に謎に包まれ過ぎだわ」と嘆くウェイウェイ。
ぼんやりとしているイードゥにモー・ファンが「どうした?女か?」と聞く。イードゥがなぜそう思うか聞くと「長い付き合いだと、様子を見ただけで分かるのさ」と言うモー・ファン。しかもその女はリーウェイウェイだろ、と。イードゥは「彼女は変わった、出会った頃の彼女のように」と話す。モー・ファンは「だから心が高鳴って動揺し、また愛し始めているのか」と言う。「バカらしい」と言うイードゥ。モー・ファンは「心ここにあらずだったのに、認めないのか?リー・ウェイウェイは恐ろしい女だぞ。何度、お前を裏切ってきたか。今回も彼女が巧妙に仕掛けた罠かも」と言う。
ーつづくー
女癖が悪いという噂と、ちょっと怪しいげな行動のリウ社長。
だけど実はいい人だった(≧▽≦)
そして結構、鋭い!!
本当に人相占いができちゃうのかも!?
イードゥが現在の彼氏で、シャオが元カレ。
そしてレオが元元元カレ。
そうすると“元元カレ”は誰!?とか余計なことを考えたり(*≧ω≦*)
今回は妄想シーンがなかったけど、レオとティファニーのくっつきすぎなシーンを社員に見られたり、イードゥがシャオに壁ドンされているところをリウ社長に見られたりで面白かった(≧∇≦)ノ
あとウェイウェイのいろんなシーンも可笑しくて。(書き切れない)
そんな中、一緒にデザイン画を描いたりドレスを作ったりする、イードゥとウェイウェイの雰囲気がよくて(*´ー`*人)
これから男3人対ウェイウェイがどうなるか楽しみ!!
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契約が決まったときにウェイウェイがイードゥに抱きついたのも、今までにない行動だったのでビックリでした。
レオのことを「元元元カレ」って言ってたのはなぜかなぁ?あの流れなら「元元カレ」って言いそうなものだけど。
レオのことはシャオもよく知らないのかな?
ウェイウェイとどんな関係なのか、私も気になります(笑)。
人を見る目を持っていましたね。
噂と現実は大違いでした!
亦度イードゥと薇薇ウェイウェイのことの運命を
あっさり見破って、驍シャオやLeoが現れても
君と言い切るところが本当にすごくて流石でした。
とっさの一言で、薇薇の恋人といいつつ
劉社長から薇薇を守ろうとする亦度も面白かったです。
口では辛辣ですが、亦度の嬉しそうな表情が今回は本当に印象的でした。
・夕食の時に恋人ではないことがばれないように手を握り続けるシーン
・酔いつぶれた薇薇が自分の胸の中で眠ってしまって、微笑むシーン
・薇薇の手を取って二人で劉夫人のために原画を書くシーン
・薇薇と二人で、ドレスを制作するシーン
・契約が取れた時に、薇薇を受け止めて抱擁するシーン
・帰りの車中でシートベルトをするシーン
ティファニーのお陰で、亦度は得をしましたねw
この回、お互い心の底では、気になる存在なので、
それが劉社長二はわかりやすく見えるのでしょう。
当事者も共同作業をして、大口顧客獲得に
連帯感が生まれて、公私ともに距離が近くなったのが
あの、心からの笑顔の抱擁になったのだと思いました。
飲み過ぎると、薇薇のくまちゃん(熊熊)に
すべての人が見間違えるところも面白かったです。
ベットのシーンで、俺は困らないと
上着も脱がず、緊張している亦度を捕まえて、
今日はごつごつしているとか、もう大笑いでした!
熊熊は足が結構長くて、それは亦度をイメージしているのかな?
と思っていたのですが、どうなのでしょう?
姐姐やくるみさんが書かれているように
面白いシーンが目白押しでした、この回。
パロティがなくてお、笑えるシーンが多かったです!