中国ドラマ「宮廷の諍い女」 第29話

皇后は斉妃をひざまずかせると、人払いをさせたのは顔を立ててのことだと言う。そうでなければ、あなたは身の破滅だと。何の話だか分からないと斉妃が言うと、菓子を指差しながら「莞嬪(甄嬛)に贈った栗菓子には何が入っているの?」と言う皇后。

親切心で栗菓子を贈っただけだと、ごまかそうと斉妃はするが、皇后は章侍医から栗菓子の中に夾竹桃の葉液と花粉が入っていることを聞いていた。それでも「知りません」と言う斉妃に「しらを切るの?」と皇后は怒り、栗菓子の入った皿を手で払う。

「侍医院に宮女を遣わせ、桂枝湯が処方されたと確認した。夾竹桃と一緒に口にすれば流産を引き起こすわ。陛下の子を葬ろうとした」と言う皇后。魔が差したと認め、許しを請う斉妃。第三皇子のためを考えてのことだと。「皇子が生まれても赤子など恐れるに足りない」と皇后は言うが、自分も第三皇子も陛下に愛されていない、皇太子になれなければ第三皇子に未来はないと斉妃は皇后の手をとり訴える。そんな斉妃の手を振り払い「愚かだわ」と言う皇后。莞嬪の子が死ねば第三皇子を見る度陛下は思い出し、ますます疎んじると怒鳴る。

莞夫人が先に報告してくれたから、かばい立てできると言う皇后。しかし、莞嬪の手前、罰を与える必要があると、第三皇子に斉妃の宮への出入りを禁じ、教育も皇后が行なうと言う。考え直してほしいと斉妃は涙を流すが、この件が明るみになっても罰を与えたということであなたを守れると皇后は言い聞かせる。


安陵容がいなければ夾竹桃に気づかなかったと、崔槿汐に話す甄嬛。距離を置いたこともあったが、自分も悪かったと。
皇后が自ら第三皇子の教育を行なうことになり、斉妃を厳しく罰したと甄嬛は崔槿汐から聞く。子と別れるのは母親にとって最も苦痛だと思う甄嬛。甄嬛は皆で陥れ合っている状況が憎しみの連鎖のようで怖いと感じる。


皇后は甄嬛を呼ぶ。斉妃のことで我慢をさせたのは、陛下が政務に励むためだと話す皇后。野心ある者に知れようものなら大変なことになってしまうと言う。


干ばつで数ヶ月雨が降っていないため、雍正帝と皇后は天壇で雨乞いをし、甘露寺で祈祷を行なうことに。その間、後宮の留守は華貴妃が任されることになる。


甄嬛の宮に安陵容が訪ねてくる。猫に引っかかれた傷のため、舒痕膠をもう少しもらえるか聞く甄嬛。安陵容は使い切る頃だと思いお持ちしましたと甄嬛に舒痕膠を手渡す。しばらくすると雍正帝が来る。雍正帝は甄嬛の体を気遣うが、安陵容には見向きもしない。「私めは失礼します」と安陵容が言った時、ちらっと見ただけで声もかけなかった。

天壇へ向かっている間、出来るだけ華貴妃に折れるよう甄嬛に話す雍正帝。そして胎児のためにも翊坤宮には行かぬほうがいいと言う。甄嬛は「側室を減らしてはどうですか?1つの心で大勢の心配をしては大変かと」と返す。雍正帝は皇帝ではなく富豪の男ならば、皇后という正妻に華貴妃と甄嬛がいれば十分だと言う。


妃嬪たちに見送られ、雍正帝と皇后は天壇へ出発。敬妃は体を心配し「莞嬪は身重だから先に戻るといいわ」と言う。それが気に入らず「敬妃も後宮指南役とはいえ妃は貴妃よりも身分が低いのよ」と言う華貴妃。華貴妃が側福晋の時、敬妃は卑しい側女だったと話し「今後、こなたと肩を並べられても卑しい身だと忘れないで」と。そして今後、自分の前で許可なく指示することは許さないと言う。


顔色の悪い甄嬛を章侍医が診る。少々、のぼせてはいるが、問題はないと診断する章侍医。しかし、夏になり天気も暑いため、あまり外には出ずに休息をとるように言う。

章侍医が帰ったあと、処方された薬を温実初に見せるべきだと崔槿汐は言うが、温実初は陛下に同行されている、今までの薬は問題ないと言ってたと甄嬛は返す。


夜。皇后は不在で皇太后は病。「後宮は娘娘のものかと」と華貴妃言う侍女の頌芝。華貴妃は「またとない機会よ。目障りな者を一掃してやるわ」と言う。


寝ても疲れがとれず、腰が痛む甄嬛。章侍医に来てもらおうとした時、周寧海が来る。
華貴妃が呼んでいると言う周寧海。体調が悪いと伝えるよう甄嬛は頼む。しかし「ですが妃嬪の体調を確認できないことには華貴妃も後宮を管理できません」と周寧海は引かない。陛下の意思に反することになり「勅命に背かれる気ですか?」と。先に侍医に見せては?と浣碧が言っても、すかさず「遅くなると華貴妃がお怒りになり、皆に迷惑がかかるかと」と周寧海は言う。甄嬛は仕方なく崔槿汐と浣碧を連れ向かうことにする。


浣碧を外に待たせ、崔槿汐と翊坤宮の中へ入る甄嬛。
「今朝は具合が悪く、遅くなりました」と甄嬛は華貴妃に挨拶をし席に座る。「最近、宮女や太監の横柄さが目に余るわ」と言い出す華貴妃。これもすべて小主の権勢を笠に着ているからに他ならない、主がおごれば配下まで横柄になると言い、例えとして富察貴人が身ごもった時、おごりたかぶったと話す。そして同じ轍を踏もうする者がいる「莞嬪。罪は重いわよ」と言う。

各妃嬪が翊坤宮へ集まったというのに、莞嬪は遅れてきたうえ、ひざまずこうともしないと言う華貴妃。「どうかお許しを」と甄嬛は謝るが、言葉巧みに愚弄していると華貴妃は言い、罰として外でひざまずき「女誡」を読誦するように言う。妊婦には耐えられないと言う敬妃。安陵容も身重に免じて許してほしいと頼む。そして沈眉荘も胎児に何かあれば陛下や皇后が罰すると言う。しかし華貴妃は許してはくれなかった。


見舞いにきた果郡王に「年羹堯の動向について何か聞いている?」と聞く皇太后。「心労は体に毒なのに。今回だけは私も探ってきますが、次も気にかけているようならもう入宮しませんよ」と果郡王は返す。


外に出された甄嬛は、罰は受けるが、身重なので長くは座れないと言う。しかし3か月も過ぎれば胎児は安定している、侍医も一刻なら問題ないと言っていたと言う華貴妃。そして甄嬛は周寧海に無理矢理に座らされてしまう。沈眉荘がかばうと、沈眉荘にも甄嬛の隣でひざまずくように華貴妃は言う。

罰を受ける甄嬛を離れた場所から見ていた浣碧。さすがに長過ぎると思い、皇太后の元へ駆け出す。しかし皇太后の宮に入ることは許されない。去るように言われているところに阿晋が出て来る。果郡王の付き添いで来ていることを知り、浣碧は「果郡王は?」と聞く。


読誦をしていた甄嬛は、限界まできていた。つらそうに読誦する甄嬛を見て、華貴妃は沈眉荘を打つように言う。手を抜けば、大切な親友が罰を受けるわよ、と。
甄嬛が気を失ったら大変なことになると安陵容が訴えると、華貴妃はむせて気を失わないようにと、薄荷と艾葉をたかせ始める。そして「気を失えば、こなたを欺いたも同然。気を失えば、代わりに恵貴人(沈眉荘)と安常在を罰してやるわ」と言う華貴妃。

もうろうとしながらも、読誦をつづける甄嬛。とうとう意識を失ってしまった時、果郡王が来る。

甄嬛を抱きかかえ、連れていこうとする果郡王に「宮への侵入は死罪よ」と怒る華貴妃。「決めるのは陛下だ。陛下の子を害する行為を見過ごせと?」と返す果郡王。結果、罪に問われようが悔いはない、と言い、甄嬛を連れて行ってしまう。

「娘娘。地面に血が」と華貴妃に言う頌芝。頌芝が指したところは甄嬛が座らされていたところだった。血を見た華貴妃は、椅子に座り込み「あり得ないわ」と動揺する。


宮に運ばれた甄嬛は、すぐに寝床に寝かされる。運んできた果郡王の手は血で染まっていた。急いで侍医を呼ぶ。そして果郡王は陛下へ報告に行くことに。助けてくれたことに感謝をし「ありのままをご報告ください」と頼む浣碧。果郡王は「陛下には包み隠さず伝えるつもりだ」と答える。


蘇培盛が慌てて陛下の元へ駆けてくる。そして「碎玉軒が大変です」と言う蘇培盛。十七皇弟がご説明すると。


ーつづくー


雍正帝の「皇后という正妻に華貴妃と甄嬛がいれば十分だ」は全然嬉しくなーい。
何でここで「甄嬛だけがいればいい」って言えないのぉ?(￣▽￣；)
何か嫌ー。

崔槿汐が薬のことを心配していたのも気になります。
前も大事な時に温実初がいなかったことがあったと思うの。だから、もしかしたら…温実初がいない間に流産しやすい薬が入れられていたってこともあるのかな?

あとね、まだ私の中では安陵容の薬を疑っている。
皇后もすすめていたし、何か怖いヾ(・ω・`;)ノ

そしてそして甄嬛に恐れていたことが!!
もちろん華貴妃は許せないんだけど、それ以上に雍正帝が許せない私。
「翊坤宮には行かぬほうがいい」と言われても無理だよね。向こうは後宮を任されている、勅命されているっていう強みがあるし。
できるだけ折れるようにって甄嬛は言われていたし、騒ぎが起これば雍正帝を煩わせることになっちゃうし。
これは甄嬛に言うんじゃなくて、華貴妃に「挨拶にこさせないように」とか「罰は与えないように」とか言うべきだったんじゃないのかな?陛下から言われたら華貴妃もあまりひどいことは出来なかったように思う。
華貴妃にすべて後宮を任せたらどうなるかぐらい考えてほしかったよー(TωT)

今回、初めて(?)果郡王が格好良く見えたかもー。甄嬛を運ぶ時が素敵でした!って果郡王ファンのみなさん、ごめんなさい(;´д｀)ノ



ぜんぜんドラマとは関係ないけど…
あのね…皇后が払った栗菓子…いくつかはねていたよね?
本当は何でできているのかな?
そして皇后が「莞嬪の子を殺そうとしたくせに」って斉妃に向かって歩いて行った時、床に栗菓子なくなっちゃってるよね…。(そう見えるだけ?)
しばらくしたらまた床にちらばってたけど(*´ー｀*)


今日はものすごく暑いですー。
皆様、大丈夫でしたか?
それから、豪雨の被害も大変なことになっていますが、皆様のところは大丈夫でしょうか?



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