ふとガラスの割れたフォトフレームに目が止まり、手に持ったテリーは「ごめんなさい。花嫁になれないわ」と言いながら崖から落ちたリャンエンを思い出す。つらい気持ちになりながら、リャンエンの携帯を見るテリー。リャンエンの撮った写真の中には「帰ったらダーホァに送りましょ」と言っていた写真もあった。テリーはその写真をプリントする。それを見ながらダーホァのことを思い浮かべると“彼女(リャンエン)の替え玉を見つける”と言った、チン・モーの言葉が頭をよぎる。
貯金を全額引き出し、泣いているダーホァに理由を聞くアシー。ダーホァは父さんが博打で負けて店が抵当に入ったと話す。その額は200万元だと。しかし店の経営が厳しく、月に1万元だけしかもらっていなかったダーホァの貯金はわずかしかない。一生かかっても200万元なんて稼げないと泣くダーホァの耳に、不況でオーストラリアに働きに行く人が増加し、年間200万元稼ぐ人もいるとTVから聴こえてくる。アシーは「兄さんにどう?」と言うが、兄さんに向いてない、それにうちは今すぐ200万元が必要なの、と返すダーホァ。
秘書のカイローが、今日、見かけないリャンエンのことをテリーに聞く。今日は休みだ、少し気分が悪いそうだ、と答えるテリー。さらにカイローが「ドゥ様(リャンエンの父)からお電話があり、食事でもとのことでした」と伝えると、テリーは「伝えてくれ。今週は海外からの大事なお客様が来るので僕もドゥ主任も時間がない。“多忙を極める”と言ってくれ」と言う。
テリーの様子に違和感を感じるカイロー。
テリーは運転手のチョンホンに誰にも言わないと誓わせ、リャンエンが崖から落ち、治療に1年かかることや雑貨店のダーホァを替え玉に考えていることを話す。
雑貨店のダーホァを見たチョンホンは、ダーホァとリャンエンのあまりの違いに「あんなの無理です」と初めは言うが、よく見ると、ほくろを取り、歯並びをすっきりさせ、髪をストレートにすれば似ていることに気づく。
テリーは山で撮った写真をダーホァに渡し、店を出る。
チョンホンに撮らせたダーホアの写真を、テリーはチン・モーに見せる。写真を見たチン・モーは「彼女の顔の骨格はリャンエンに似てる。あごを矯正し、ほくろを取り、そばかすを消す。彼女の顔なら4週間でリャンエンに変えられる」と言う。
悩んでいたテリーだったが、やっぱりこれしか方法がないと考える。
ダーホァたちが暗い気持ちで食事をしていると、父が帰ってくる。何食わぬ顔で食事を始めた父に「よく平気な顔ができるよね。昨日、フー親分が来たわ。自分が悪いのに、なぜ逃げたの」と言うダーホァ。母も「一家のあるじが店を抵当に入れて、これからどうするの。どこに住めと言うのよ」と話す。しかし開き直った父は「負けたものは仕方ない。俺だって勝ちたかったさ。ここの風水が悪いから負けたんだ」と言う。あんたの父親が残してくれた店を今まで必死に守ってきた、どんなに古くても家族が生きていく場所じゃないの、と泣き出す母。父は怒り「こんな飯、食えるか」と言うと、家の奧へ行ってしまう。
母を慰めるダーホァ。「もう我慢できない。夫婦の縁もこれまでよ。離婚する」と母は言い出す。結婚してから博打の返済に追われ続けた、少し貯まったと思えば、それ以上に負けてくる、子供の生活も考えない、今まで我慢してきたけど、もう無理だと。そんな話をしている最中、テリーがダーホァに会いに来る。
家の外へダーホァを連れ出したテリーは、今の生活に満足しているか聞く。「うちは見てのとおりボロい雑貨店です。裕福ではありません」と答えるダーホァ。テリーは「では君自身の外見は?自分の顔に満足か?」と言う。失礼な質問に「あなたに関係ないわ」とダーホァは返す。「すまない」と謝ったテリーは、ダーホァに頼みがあって来たと言う。
こんな話を君が聞けば、人道に外れてると思うかもしれない、悪い冗談だと思ったり僕の頭の中を疑うかも、でも真面目に話していると信じてほしい、なぜなら君しか頼れる人がいないからだ、と前置きした上で、テリーは「リャンエンになってくれないか?僕の婚約者に」と言う。あまりのことに「どういう意味ですか?」と聞くダーホァ。テリーは整形手術で婚約者そっくりになってほしいと話す。
「なぜ?彼女は美人で、私はこんな顔です。整形しても無理ですよ」と言うダーホァ。テリーは「君の顔は彼女に似たところがある。少しメスを入れたらそっくりになるんだ」と言う。「やめてください。いくら美人でも人と同じ顔は嫌です。あなた、まともな人間ですか?」とダーホァが言うと「僕も不本意だ。でも遊び半分で、こんなことは頼まない。受けてくれたら手付金として200万元払う」と言うテリー。ダーホァは「200万?」と聞き返す。さらにテリーは「1年後に1800万元支払う。それが君への報酬だ」と言う。それだけあれば、しばらくは家族で楽にくらせるだろ?と。テリーは考えてほしいと、名刺をダーホァに渡す。
「もしかして婚約者を殺したとか?」と言うダーホァ。「まさか」とテリーが言うと「じゃあ、彼女はどこに?」とダーホァが聞く。答えられずにいるテリーに「バカにしないで。お断りよ」とダーホァは言い、その場を後にする。
ダーホァ母は早めに店じまいを始める。「もう片付けるの?」とダーホァが聞くと、母は「1か月後にはこの家を出るのよ。少し余分に稼いでも意味ない」と疲れた声で話す。拾ってくれたのに恩返しができなくて、自分が情けないと言うグァンジュン。母は「実の子じゃないけど、お前は家の長男だわ」と言う。そして、市場からお前を連れて帰った時、せめてご飯だけでも食べさせられればと思った、その結果、こんなことに巻き込んでしまった、すまないと思うわ、父さんは博打ばかりで仕事もしない、お前はマネしないでね、ダーリーはお前を兄さんと慕ってる、何でも同じようにする、悪いことも一緒にやる、お願いだから絶対に父さんのようにはならないでおくれ、と涙を流す母。
母は「私がお前たちと一緒にいられなくなったら、お前が大黒柱になるのよ。2人の面倒をみておくれ」とグァンジュンに言う。「母さん、どこか行くの?一緒にいられないって?」と聞くダーホァ。母は泣くばかりで何も答えない。ダーリーも今までのことを謝る。
自分たちがおじさんの尻拭いをするのはおかしい、俺は長男だ、皆を守ってみせる、と言うとグァンジュンは家を出ていく。
フー親分のもとへ行ったグァンジュンは、頭をさげ「借金の返済は本人に請求するのが道理だ。おじさんの借金のカタに家をとらないでくれ」と頼む。「俺が刃物を使って脅したわけじゃない。自分からそうしたんだ。俺を責めるな」と言うフー親分。グァンジュンは「3晩で200万元も…裏があるんじゃ?」と言う。イカサマだと言われたフー親分は「難癖をつければ200万がチャラになるとでも?」と返す。
自分の命で払うと言うグァンジュン。フー親分が「土下座して頼むなら、考え直してやってもいいな」と言う。グァンジュンは言われたとおり土下座をするが、フー親分は、簡単に土下座しするなんて、もらう価値のない命だ、と言って笑う。どんなに頼んでもフー親分は笑うばかりで聞いてくれず、怒ったグァンジュンは「取られるなら家に火をつけてやる」と言う。それを聞いたフー親分は「立ち退きまで1か月やろうと思っていたが、今の話を聞いて考え直したよ。3日にしよう」と言いだす。グァンジュンはフー親分に殴りかかろうとするが、結局は追い出されてしまう。
グァンジュンは公園のベンチに座るダーホァを見かける。自分の上着をダーホァにかけ、隣に座るグァンジュン。「あの時、母さんが兄さんを拾ってきてくれたから、今、頼れる人がいる」とダーホァは言う。
グァンジュンは近くにあったジャングルジムを見て子供の頃を思い出す。そのジャングルジムから落ちてしまったダーホァをおぶって病院まで走ったことがあるグァンジュン。ダーホァも走りながらグァンジュンが泣いていたのを覚えていた。「頭を打ったけど全然痛くなくて、病院に着かなければいいと思った」とダーホァが言うと、グァンジュンはダーホァの額を軽く叩き「何かあったら、おばさんが悲しむ。かけがえのない一人娘なんだぞ」と言う。
ーつづくー
いよいよダーホァに身代わりの話を!!
確かに、いきなりそんな話をされたら「この人、大丈夫?」って思ってしまうよね…( ̄▼ ̄|||)
でもテリーからしたら真面目で。
ダーホァも今すぐに200万が欲しいから…。
お母さんはどこかへ行くつもりなのかな?
とても疲れていそうで心配。
頑張っても頑張っても…じゃ悲しいよね(;△;)
今までグァンジュンのどこがいいのか分からなかったけど(おいっ)、子供の頃、心配して泣いてくれたり、1人で親分に頼みに行ったり、ちょっと見直したかも。
次回もまたお話が動きそうで楽しみ!!
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ダーホァとは初対面ではないにしろ赤の他人なのに、いきなり「今の生活に満足か?」とか「顔に満足してるか?」って~
助けてほしくてダーホァに頼みにきたのに、「悪くない話だろ?」みたいに話を持っていこうとするのが・・
グァンジュンはカッコいいというタイプには見えないんですが、ダーホァを助けるときは助けるし、最初の印象よりも優しくて男らしい人だ思うようになってきました。
ダーホァのお父さん、いい所無しのようで・・・。
いつでも家族に尻拭いしてもらえるからでしょうが・・。
お母さんは別れたがってるけど、子どもたちは父親を見捨てる気はないようですね。
優しいけど・・・うーん。。。
それでいいのかな、って気もしますね。