佩芸は1人で牢まで景風に会いに行く。突然来た佩芸に、嘉沅か母に何かあったのではないかと心配になる景風。お嬢様は元気です、と言う佩芸の言葉に安堵したものの、投獄された身で聞いても駆けつけることもできないのにと景風は思う。佩芸はすぐに出られると言うが、出たらただの笑い者になると景風は言う。私にとってあなたは刺繍の名手です、今年の刺繍展でも最高のものを作られるはず、と励ます佩芸。
景風に「君は私に説教しないのだな」と言われ、佩芸は「当然です。優秀な方ですもの。刺繍の腕も人品も才能も蘇州で一番です」と言う。後ろ指をさす者は私が許さないと。景風は「その言葉を覚えておくよ」と言う。嬉しそうに佩芸はうなずく。
佩芸は持って来た図案集を景風に手渡す。「ありがたい」と喜び、さすがだ、私を励まし欲しい物も察するとは、と景風は感謝する。
無理な頼みだと承知の上で、汚名をかぶってほしいと天羽に話す嘉沅。天羽はふっと笑うと「協力しよう」と言う。私は運が悪かっただけ、商売の人生には不運の1つや2つは付きもの、詐欺とか殺人の罪を着せられるわけではないし"酔って忍び込んだ"くらいは何でもないと。「方兄さんは、いい人ね」と言う嘉沅に、金もうけのためさ、これで杭敬亭との取り引きは成功したも同じだ、息子を救った私をむげにするはずがない、と言う天羽。天羽の気遣いに、嘉沅は「あなたは君子ですね。本当におおらかだわ」と言う。
川辺で徐恨と会った嘉沅は、"方兄さん"も協力してくれると話す。徐恨は気になってはいたが聞くことが出来なかった"方兄さん"が何者なのかを聞く。くすっと笑い「聞くのね」と言う嘉沅。徐恨が行ってしまいそうになり、嘉沅は「あなたも知ってるわ」と言う。徐恨は立ち止まって振り返る。
嘉沅は徐恨を天羽と会わせる。「あなただったとは」と言う徐恨。徐恨がさっき初めて聞いたと話すと「隠す気はなかった。誰かさんが聞きもせずじっと待ってるから」と嘉沅は言う。そして「あなたも私を疑ってたでしょ。夜に男を連れ込んだと」と言う嘉沅。徐恨は信じているから聞かなかったと言うが、嘉沅は「でも聞いたわ」と返す。言い合いになりそうになり、天羽が徐恨をなだめる。
帰り。嘉沅に「聞かなかったのは、君を信じているからだ」と言う徐恨。徐恨は自分にとって嘉沅は最高の人、君を問い詰めて聞く資格がないと言われるのが恐かったと言う。「バカね」と嘉沅が言うと「俺にとっては君は高嶺の花だ。でも夢くらいは見る。夢の中の君は僕を好いてくれる。その夢だけで俺は十分に満足なんだ」と徐恨は話す。手に入れることまで望めば夢が覚めてしまうと。嘉沅はそっと徐恨の頬に口づけをする。「バカね。この夢は覚めない」と言う嘉沅。徐恨は嬉しくて嘉沅を抱き締める。
嘉沅と別れた徐恨は、杭家の庭で「俺を好きなのか。本当に俺のことを?」と信じられない気持ちでいっぱいに。そこに景珍が。嫌味を言って行きそうになる景珍に、景風が傷つけた相手は、湖南で嘉沅が失踪した時に宿で隣だった人だと徐恨は話す。驚いて、思わず「方殿なの?」と言ってしまう景珍。徐恨が「名前を?」と聞くと、景珍は父が最近、繍荘に連れてきたと答える。
兄の傷つけた相手が天羽だったと知り、景珍は傷の具合が気になる。
一晩中、外の椅子に座っていた嘉沅は、くしゃみをし佩芸に部屋で休むように言われる。
寝台に横になっていた嘉沅だったが、徐恨が来た事を知り、嬉しくて靴も履かずに外へ飛び出してしまう。徐恨と会えて嬉しい嘉沅。
景珍は天羽に会いに行く。深手の傷を負った天羽に、治るまでかなりかかる、ゆっくり養生してと言う景珍。しかし天羽にはそんな暇はなく、あと数日で出発だと言う。
景珍は天羽が蘇州に来たのは、絹糸を売るための視察だったと知る。
景珍は天羽の傷はうちが原因、見舞金だけでだけで済ませるなんて薄情、家に招いて医者を呼びしっかり傷を治してもらわなくてはと両親に話す。しかし敬亭も白玉琴も反対し、思いどおりにならない。
徐恨は人通りの多い場所で嘉沅と待ち合わせをする。「なぜ、いつもの場所で会わないの?」と言う嘉沅に「あれは彼との"いつも"だ」と不愉快そうに言う徐恨。そして今後"いつもの場所"はここにすると言う。人通りが多いと気にする嘉沅に「嘉沅は徐恨のものだと皆に知らせたいんだ」と言う徐恨。もう知らない、と嘉沅は言う。
結局、嘉沅と徐恨はいつもの川辺に。徐恨はこそこそ会いたくないと思っていたが、公表は待ってほしいと嘉沅は言う。「なぜ、ひるむ」と徐恨に責められ「あなたのためでしょ。景風に斬られるわよ」と言う嘉沅。「許婚を奪ったんだ。斬られても仕方ない」と徐恨が言うと、嘉沅は「ケガ人には嫁がないわよ」と返す。嘉沅を抱き寄せ「いつ結婚の約束をしたっけ?」と言う徐恨。嘉沅は嫌な人ねと言って行きそうになるが、徐恨はつかまえ「何があっても俺から離れるな」と言う。
嘉沅が公表を急ぎたくない本当の理由は、景風を傷つけたくないからだった。「私はあなたが好きよ。でも後悔はしたくない」と言う嘉沅。徐恨はうなずき、嘉沅を抱き締める。
景珍は毎日、汁物を天羽に運んでいた。あと数日しか蘇州にいないことを知った景珍は「ご商売の件は?」と聞く。しかし天羽は我々の間で商売の話はよそうと言う。それが父のせいだと気づいた景珍は「いい方法があるの」と持ちかける。
食い処に1人で来た大有は、点羽は杭家のお嬢様の持って来た汁物を飲んでいると話す。その話に嘉沅も徐恨も驚く。
佩芸は図案集を見る景風が暗い牢で目を痛めないよう、熱さを我慢して蝋燭を素手で持ち続けていた。図案集を見ている時だけは憂いを忘れられると言う景風。景風は佩芸に「私は弱い人間だろうか」と聞く。「いいえ。愛することが"弱い"なら強い人間などそれほどいません」と佩芸は答える。景風は嘉沅はいつも強がってばかり、幼い頃から頑固で落ちぶれても変わらない、なぜ好きなんだろう、優しくしてくれる女を好けばいいのに、と言う。そして佩芸に「いっそ君が私に嫁ぐか?」と言う景風。しかしすぐに冗談だと言う。
店が終わった後、嘉沅が誰かを待っていることに気付く徐恨。そこに天羽が。嘉沅の待っていた相手が天羽だったことを知り、徐恨は不快な気持ちになる。
「何でもあるわよ。嘉沅の汁物以外なら」と天羽に言う嘉沅。「なぜ、それを…」と天羽は言う。
厨房へ向かう嘉沅を追いかけた徐恨は「親しげだな」と言う。徐恨がやきもちを妬いていると思い「何を食べる?"景風"」と嘉沅はわざと言う。景風と間違えたわ、さっきの口ぶりがそっくりだったからと。すねてしまう徐恨に、景珍の話を聞きたかったと言う嘉沅。
"もし協力しなければ蘇州中に事件の真相を言いふらすと父に言えばいい"と景珍に言われたことを話す天羽。嘉沅は名誉や体面こそがおじ様の弱点、通用すると言う。しかし「目的のために人を脅していいのか」と言う徐恨。嘉沅はあなたはおじ様の見方?、それとも私と方兄さん?と徐恨に言う。その嘉沅の言い方に「君と方殿は一心同体なのか?」と徐恨が言い出す。「そう思えばいいわ」と嘉沅が返し「俺は手を引く」と言うと徐恨は怒って出て行ってしまう。
嘉沅は徐恨が敬亭をかばったことが許せない。
杭家に戻った徐恨は、桑農家に皆さんが満足するような条件をお持ちする、私たちは一心同体です、と言った時のことを思い返していた。
嘉沅は景風のために佩芸が蝋燭で手を痛めたことを知る。
佩芸は景風に牢から出てほしくないと思っていた。数日間、ずっとそばにいられた、お姿を見つめながら2人で話せた、幸せだったと。しかし牢から出れば私の幸せは終わってしまうと涙を流す佩芸。自分の身勝手さが怖いと言う佩芸に、嘉沅は「愛なんて身勝手なものよ。独占欲は誰にでもあるわ」と慰める。そして手に入れたいと望めば届く、あなたならできる、と言う嘉沅。彼はお嬢様を、と佩芸は言うが、私は彼を裏切った。もう愛していないと嘉沅は言う。そして嘉沅は「愛を断ち切るにも勇気が必要なの。愛がないのにしがみつく方が残酷よ」と話す。
翌日。牢へ向かった佩芸は、勇気を振り絞り景風に告白しようとする。しかし、その前に白玉琴が来てしまう。佩芸を小賢しいと罵り「人間には持って生まれた運命がある。使用人の運命なんてたかが知れてる」と佩芸に言う白玉琴。身の程知らずもいい加減になさいと。佩芸は泣きながらその場を離れる。
佩芸に下心なんてない、母上の勘ぐりすぎだと言う景風。しかし白玉琴は下心なしに男に会いに来るはずがないと言う。お前に取り入り、玉の輿を狙っていると。「おかしな話です。牢に入っても家族は誰も来ない。たまに来たら人の悪口とは」と景風は言い返す。白玉琴は「私も景珍も会いに来ているわ」言うが、景珍が来たのは、たった1度だと景風は言う。白玉琴が「あの子は毎日料理を運んでいるはず」と言っても「料理など見たこともない」と言う景風。
ーつづくー
徐恨が景風から許婚を奪い、嘉沅が裏切ったの?
…正式に破談にしていないとしても、ちょっと違うような?あれれ?( ̄▼ ̄|||)
もう結婚できない状況になっていたと思う。
景珍がせっせと天羽に運んでいた汁物は、本当は景風に届けるものだったのね(;´д`)ノ
お父さんの脅し方も天羽に教えていたけど…。
景珍は天羽が結婚していることを知っているのかな?
徐恨と嘉沅が両思いになって良かった!!
でも、せっかく思いが通じ合ったのにケンカに…Σ(T▽T;)
嘉沅も気が強すぎる(*´Д`)=3
ちょうどドラマの半分が終わったのかな?
↓ポチッと押していただけると嬉しいな。
よろしくお願いします
にほんブログ村
あの母にあの妹……大変よU+1F4A6
手が痛そうだったね~もっと労っても良いのでは?景風ってほんと気が効かない
景珍って…景風のl汁物を天羽に持っていってるとは…
景珍、天羽が結婚してること知らないと思います。
知ったらどうなるのかな~こわーい
除根と嘉沅が可愛いですが…これからの展開を考えると………
うささん、これで半分なんですね~!
これからはもっと展開も早くなりそうですが…
なんだか、はっきりしない関係だったり、気持ちが分からない描き方で…
うーん?ではあるのですが、ドラマ的には嫌な感じでは無く見れています。
うささん、あらすじご苦労様です。
頬のキスの時は天にも昇る気持だったでしょうね。
信じられない、、、と思うのもよく分かります。
そして、公表したくないという嘉沅の気持ちも
受け止めてあげて。
江福おじさんからすると、
「周りにはばれてますよ」と笑われそうですね。
景陳の汁物、お味も含めて
いろいろな意味で大丈夫かな?
と思っていたのですが、ラストで明るみに。。。
半分なのですね。
嘉沅や徐根、佩芸、天羽さんと
主たるキャラクターが動き出して、
脇を固める江福さんとあわせて注目していきたいです。
それぞれの特徴がより出てきますように。