中国ドラマ「ハンシュク〜皇帝の女傅〜」第21話 あらすじ

皇太后も班淑たちの馬球を見に来る。
寇女傅は鄧将軍に話しかけられている班淑に嫉妬し、馬球に出られない北郷公主は、得点した者へ1点につき10金の褒美を皇太后が出すと聞き、ますます気に入らない。


皇太后は初めて霍恒の兄・霍桓と会う。霍恒とそっくりな霍桓を見て“彼ではないわ。余計考えはダメよ”と思う皇太后。


内学部と軍の馬球が始まる。
互いに点を入れては返し、引き分けのまま前半は終わってしまう。

休憩時間、班淑のそばに学徒たちが集まる。阿繍からうちわを受け取った班淑は、阿繍にこれを姚女傅から霍桓に渡してもらい、そして衛英に渡るようにして欲しいと頼む。
以前は衛英を取られそうでイヤがっていた学徒たちも、馬球をしている時の2人の様子を見て納得したと言う。衛少傅(衛英)は班師匠(班淑)といる時だけ、嬉しそうに頬笑むと。
そんな中、聞喜公主が「みんな勘違いしてる。班淑は伯父上のものよ」と言い出す。

聞喜公主は「伯父上から聞いたのよ。班師匠は伯父上のことが好きだって」と言う。それを聞いてしまう寇女傅と北郷公主。2人は班淑や学徒たちに気付かれないよう陰からその話を聞く。
学徒たちに一体誰といい仲なのかちゃんと教えてほしいと問い詰められ、班淑は「鄧将軍とは仲間であり、いいお友達なの。それだけよ」と話す。じゃあ師匠は衛少傅のことが好きなの?と聞く阿双。班淑は「そうよ、衛少傅のことが好き」と答える班淑。兄の班勇や姚女傅、霍恒やみんなのことも好きだと。

そういう好きではないと言われ、班淑は寂しそうに「片方が好きでも、もう片方が好きでなければ恋は成立しない」と話す。「でも試合の時、衛少傅と親しげだった」と言う阿綾。班淑は「私が一方的に努力してるの。安心しなさい。衛少傅は一途に思い続けてる、劉萱師姐をね」と言う。それでも私自身が飽きるまで好きでいると言う班淑。聞喜公主が「伯父上だって魅力的でしょ?」と言うが、班淑は「色恋の話が多すぎるもの。寇女傅みたいに賢くないと導けない」と返す。それを聞いた阿綾が寇女傅のことを「人をうまく導けなくて、心が狭い人だわ」と言い、みんなも鄧将軍に婚約の解消を言い渡されたことや鄧将軍の屋敷でひざまずき、許しを乞うたと話し出す。


学徒たちに寇女傅の悪口を言わせる班淑に怒った北郷公主は、阿蕙を使い、班淑の馬の世話をしていた兵士をその場から遠ざける。


馬球の後半戦が始まる。
班淑の馬に仕掛けられていた針が馬に刺さり、班淑は落馬してしまう。急いで駆け寄る衛英と鄧将軍。
脅かすだけのつもりだった北郷公主は動揺する。

班淑は頭と足を負傷するが、医者は7〜8日で治ると診断を。
鞍の内側に針が仕込まれていたことが皇太后に報告される。怒りが収まらない鄧将軍。

班淑の馬を世話をしていた兵士が呼ばれる。
北郷公主が馬の近くにいたと阿羅が証言し、馬を世話していた兵士も休憩の時、阿蕙に手伝いを頼まれ馬から離れたことを思い出す。
自分の身を守るため「ずっと班淑のことを嫌っていた阿蕙が針を仕込んだんです」と皇太后に話す北郷公主。しかし皇太后は北郷公主の嘘を見抜いていた。

皇太后が「頭が高い」と言い、ひざまずく北郷公主と阿蕙。北郷公主の前まで歩いていった皇太后は「劉灧(北郷公主)、勝手な振る舞いが多くても父上の顔を立て処罰せずにいました。今日、大胆にも師匠を陥れたなら、明日は先祖に背くことをするのでは?」と言う。誤解だと北郷公主が言うと、平素の内学堂での行いが想像できると言う皇太后。寇女傅は急いでひざまずき「おわびします。どうか罰を」と言う。その姿を見て「私は乙班だから寇女傅は関係ありません」と言う北郷公主。

皇太后は「もうよい。北郷公主は素行不良により…」と言いかける。そこに手当てを終え、衛英と姚女傅に支えられて来た班淑が「お待ちを」と言う。
「私は自分で落馬したのであり他の人は関係ありません。公主は中山王の大切な娘です。まだ幼く大胆なことはできません。鞍に付いていた針は、きっと職人が抜き忘れたのだと思います」と言う班淑。班淑の目配せで鄧将軍も班淑の言うとおりだと言い、皇太后は班淑の言葉を尊重することにする。

北郷公主は3か月の謹慎に。内学堂が変わり、諦めない姿勢が評価された班淑は、女傅に復職することになる。
皇太后は班を分けるのもよくないと考え、班淑の傷が治ったら1つの班にするよう寇女傅に言う。さらに寇女傅に「内学堂のことは姚女傅と班女傅に引き継がせ、そなたは嫁入り支度を。年内に祝言を挙げる予定でいます」と告げる皇太后。


屋敷に戻ってきた北郷公主に、中山王の面目が丸潰れだと怒る兄・劉弘。父上には言わないで、と北郷公主は頼むが、すでに屋敷で働くものが伝書鳩を飛ばしていた。
劉弘は班女傅にどう謝るか考えるように言う。


屋敷まで班淑に会いに来た阿蕙は、北郷公主に言われて兵士を馬から離したことを認めるが、針は私ではないと話す。そして今度こそ北郷公主から離れると言う阿蕙。そんな中、贈り主の分からない“侯豊作”の高価な皿が届く。「届けに来た使用人の態度から、中山王家かも」と言う佩環。しかし、北郷公主の性格では悪いと思っても謝らない、違う、と阿蕙は言う。侯豊作が今は南陽城のお抱えだと聞いた班淑は「あの南陽王様がいる所ね。私を思い出して王妃様に内緒で届けてくれたの?」と思う。


北郷公主は班淑に謝らず、恥ずかしかったから使用人に品物だけを届けさせたと劉弘に話す。お気に入りの侯豊の漆器や高価な物ばかり贈ったから、きっと分かってくれると。


班淑が習字をしていると、衛英が訪ねて来る。嬉しい班淑。
班淑と一緒に寝台に座った衛英は「今回の君は慎重によく判断したと思う。皇室の中で力のある中山王も君を評価してくれたはずだ」と褒める。
「今日、官学まで馬で行った。いい鞍をありがとう」と衛英が話し「他人行儀なのね。身内だと思ってくれるなら遠慮しないで」と班淑は言う。

「鄧騭(鄧将軍)に会ったら見舞いに来たがってたけど、俺が止めた」と言う衛英。奴は祝言が決まってる、君が好感を持ってても距離を置くべきだ、と。班淑が「好感なんてもってない」と否定すると「馬球の試合の時、親しげな様子だった」と衛英が言う。「ただの友達よ。私が好きなのは義兄さん(衛英)だけ」と言う班淑。思わぬ班淑の告白に気まづい雰囲気になる。それでも「思い切って言う。そうよ、義兄さんが好きなの。他の人ではイヤなの。妹でいいなんてウソよ」と班淑は言う。

衛英が何か言おうとし、止めると「劉萱姉さんが忘れられないのは分かってる。私を好きになってとは言わないし、私のことは気に留めなくていい。妻にしてなんて言わないわ。私の気持ちを知っていてくれたら他は何もしてくれなくていい」と言う班淑。このまま義兄さんを好きでいさせて、義兄さんの気が変わるまでずっと待つ、待つうちに気が変わって他の男性を好きになるかもしれない、でも今は待っていたいと。
衛英がこの話はやめようと言い、班淑は習字を見てもらうことに。

班淑が書き始めると「そこは筆圧をかけろ」と言う。「筆圧をかけるって?」と班淑が聞き、衛英は班淑の手を取って字を教え始める。「気付いてた?分かってて聞いたの」と言う班淑。「気付いたさ」と衛英は答える。班淑は「じゃあ義兄さんも少しは私のことを…」と班淑が言う。衛英が何も言わず、班淑は衛英の頬に口づけをする。驚く衛英に「これは“不意打ち”よ。何を言うべきか分からない?だったら何も言わなくていい。字が下手だと言われたから劉萱姉さんが好んだ書を私も稽古してる。衛英、私は出来が悪いけど努力する。いつか私が劉萱姉さんに近づけたら好きになってくれる?」と班淑が言う。衛英は「よく休んで傷を治せと皇太后様に言われただろ?治ったらやることがたくさんある。ゆっくり休め。今日は帰るよ」と言って出て行く。


「好きな娘ができたの?一生、私のそばにいると言ったでしょう?阿淑(班淑)を好きになったの?どうして?私など忘れて」と劉萱に突き放される夢を見て、衛英はハッとして目が覚める。


衛英が裏庭で大切に育てていた萱草がすべて枯れてしまう。動揺する衛英に、姚女傅の連れてきた草花に詳しい黄が「この萱草は自然に枯れたのです。劉萱女傅がこの萱草を植えて4年になるかと思います。人と同じで寿命があり、萱草は3年から5年ほどです」と話す。
萱草を握りながら「阿萱、俺を責めているのか?」と衛英は涙を流す。


ーつづくー


皇太后様がちゃんと北郷公主の仕業だと分かって良かった。
班淑が許してかばってくれた気持ちが北郷公主に届いたらよかったんだけど…。
そして北郷公主の贈り物だと班淑は気付いていないという(￣▼￣|||)

班淑ったら大胆!!
衛英の頬に口づけしちゃうなんて(*´艸｀*)
班淑が落馬した時も真っ先に駆け寄ったし、衛英も班淑のことを意識しているはず!!

劉萱が責めているから枯れちゃったわけじゃないよね(；△；)
これはもう忘れたほうがいいということかも…。


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