中国時代劇「項羽と劉邦 King's War」第42話 あらすじ

食事の用意をすると義姉と一緒に外に出た吕雉は、義兄に魏兵だと名乗る男の話をする。そして義兄に包丁を持たせ「私がかかっていったらこれでやっつけて」と言う吕雉。

家の中に入った吕雉は、器に入れたお粥を男にかける。吕雉はそのまま男を押さえつけ義兄を呼ぶが、義兄は立ち尽くすばかりで何もできない。自分を助けようとした義父が殺されそうになり、吕雉は男の持っていた剣で男を刺し殺してしまう。


虞姫は項羽の膝の上に座ると、あなたがたくさんの食べ物を用意するから太ってしまった、あんなにたくさん食べ切れないから兵に分けてほしいと話す。


秦軍が食料を奪い反乱を起こすと知った密偵は司馬欣に報告する。司馬欣はもう少しだけ耐えてくれと、反乱を起こそうとする兵を説得するが止める事ができない。急いで司馬欣は章邯の元へ行く。

一部の者たちが楚軍の食料を奪いに行ったと章邯に話す司馬欣。そこに季布が来て、章邯と司馬欣は捕らえられてしまう。


項羽の前に連れてこられた章邯は、私は武人、忠誠を誓った以上裏切ったりはしない、私の元部下を楚軍と分け隔てなく扱ってほしいとひざまずいて頼む。そして罪を犯した者の命を助けてほしいと。項羽はすでに食料を楚軍並みにするよう命令したことを話し、望みどおり兵は殺さないと言う。その時、秦兵が反乱を起こしたと、矢の刺さった龍且が来る。秦軍は2千人ほどだがどんどん増えていると。

皆を下がらせ、章邯だけを残した項羽は「もう一度、機会があるなら私と戦いたいか?」と聞く。首を横に振り「いいえ。私の願いはただ一つ、兵を殺さないでください」と言う章邯。項羽は戦って決着をつけようと言うが、章邯は私にはもう戦う気力がないと返す。戦うことに疲れたと。そしてもう一度兵たちを助けてほしいと章邯は頼む。項羽は失望し、出ていくように言う。


反乱を起こした秦兵たちはすべて殺される。
皆を集めて話し合った結果、このままでは自分たちも餓死してしまうと項羽は20万の秦兵をすべて殺すことを決める。


夜中。范増の案で秦兵たちは切り立った岩場の高台に駐留させられる。そして隠れていた楚軍が突然秦兵たちを襲い、全員を谷底に追い落としてしまう。
その様子を見ていた項羽は、死んだ仲間たちに向かい「約束は果たしたぞ。秦軍の血と肉とを墓前に供える。私は皆の死を無駄にしない」と涙を流す。


琴を弾いていた虞姫は、戻って来た項羽に泣きながら私の愛であなたの憎しみを消せると思っていたが誰かのために変わる人ではなかった、なぜ、こんなに残忍なのかと言う。そして自分の無力を感じる虞姫。項羽は育ててくれた叔父から秦兵の憎しみを植え付けられたとつらそうに返す。憎しみを糧に育てられたと。

虞姫は戦は我慢しても、武器を持たない20万の兵に「何てひどいことを」と言う。それでも項羽は自分がやらなければ仲間がやられていた、殺すしかなかったと話す。虞姫が「私はもう耐えられません。すべての人が安らかに暮らすのがこんなに難しいの」と言うと、項羽は「私だってそう願うよ」と言い出て行く。


盧綰はお金を出させるため治粟内史(穀物や財産の管理をしていた秦の官職)を痛めつけていた。それを見た簫何は、胡亥が皇帝になってから秦の制度は崩壊し、殴っても金はでないと言う。だったら気晴らしに打つと言う盧綰。


咸陽の治安が乱れているため．簫何は劉邦と話をしようとする。しかし劉邦は胡亥の妃と寝所へ行き来ない。別の方法を考えた簫何は、曹参に会いに行く。


幕舎に入ってきた司馬欣に、20万の兵が亡くなったのは兵を率いて投降した私のせいだと章邯は言う。


ーつづくー


虞姫が項羽の膝に座りながら「前より重いでしょう?」と言った時は、妊娠したのかと思っちゃった(///∇//)

項羽が20万の秦兵を殺してしまいました…。
項羽は正当化しようとしていたけど私も虞姫と同じ。
戦で殺すのと、投降し、武器も持たない秦兵を殺すのは違うよねヾ(・ω・`;)ノ
たしかに反乱も起きたけど、もともとの扱いに問題があったようにも思う。
このことで、この先がいろいろ心配。

盧綰が治粟内史に気晴らししようとしていたのも「えぇぇ?」と思ったの。
樊噲なら分かるけど(おい)樊噲はしないような気がして…。

そして劉邦は女遊びで忙しいみたい…(￣Δ￣;)
吕雉は大変な目にあっていたのにぃぃぃぃぃ!!!
そういえば劉邦のお兄さんも情けなかったー。
自分のお父さんが殺されかけていたのに何もしない(何もできない)なんて(*´Д｀)=3



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