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中国時代劇「項羽と劉邦 King's War」第73話 あらすじ

2014年09月17日 20時13分37秒 | 項羽と劉邦 King's War(中)

谷を挟んで現れた劉邦は、釜で今にも煮られそうになっている父を見ても動じず「俺たちは義兄弟だ。ということは俺の父親はお前の父親だ。煮殺せばいいさ。そしてその煮汁を俺に一杯くれよ」とだけ言うと行ってしまう。笑いながら「よく言った」と言う劉邦の父。
脅しても劉邦は態度を変えず、鍾離昧は父親を殺そうと言う。しかし、それはいけないと止める項伯。


陣営に戻ってきた劉邦は、1人で幕舎の中へ入って行く。すぐに「父さん…」と言いながら劉邦の泣き声が聞こえ、盧綰や周勃たちも胸を痛める。


項羽は劉邦の父の元へ行き「劉邦は情のない男だが、私は義には背けぬ」と言い縄を解く。驚かせて悪かったと詫びる項羽。


夜。項羽が酒を飲んでいると虞姫が来る。英雄なのに劉邦の代わりに父親で恨みを晴らすことが私には分からないと言う虞姫。劉邦は大した男ではない、あなたなら勝てるはず、なのにあんな手を使ったと。「ご老人に罪はないわ」と虞姫が言うと、項羽は「そうだな。あの老人に罪はない。だが息子の劉邦には罪がある」と項羽は言う。


項羽から一騎打ちで雌雄を決しようという文が劉邦に届く。劉邦は親父を殺そうとしたが意気地がなくて断念した、義兄弟の俺を殺す度胸なんて奴にはない、安っぽい同情をする男など相手にできないと言う。そして張良に"お前とは武力ではなく知恵で戦う"と言う返事を劉邦は書かせる。


劉邦の返事を読んだ項羽は、風が対岸の漢の陣営に向かって吹いていることを知り、再度重要なことを話し合いたいと劉邦に文を出す。


項羽からの文に"俺は力持ちのお前のことを敬服している。だが、今のお前はどうだ。両足が泥沼にはまって、どんな気持ちだ?お前とは戦わない。追い詰め、疲れさせ、待たせて焦らせてやる。俺は頭にきているぞ"という返事を劉邦は書かせる。

谷で劉邦を待っていた項羽。ようやく現れた劉邦は、俺達に話すことはない、と言い、文のついた矢を放つ。そして、その文を読んだ項羽を、お前はできる男だと思っていたが今のお前はつまらない男だと挑発。項羽は1本の矢を手に持つと、劉邦に向けて弓を引く。その矢は左胸に刺さり、倒れ込む劉邦。張良たちはすぐに駆け寄ろうとするが、劉邦は苦しそうな声で「来るな。騒ぐな」と止める。
「兄弟よ。戦は口先だけではできない」と言う項羽。

劉邦は刺さった矢を折ると、息を整え立ち上がり「そんな腕前では駄目だ。俺を倒せん」と笑う。矢はかかとに当たったと。そして手をあげて去って行く劉邦。


動揺しないよう皆に言い聞かせ、劉邦は1人で幕舎まで歩いて来る。しかし中へ入ったとたん倒れてしまい、張良は国の大事だと盧綰に簫何を呼びに行かせる。
薄姫は一晩中劉邦に寄り添う。


劉邦が怪我をし、簫何まで呼ばれたことを知った満は、如意を連れて行くよう戚夫人に言う。

簫何に私も一緒に行くと言う戚夫人。簫何はためらうが、臣下であるため拒むことはできない。


簫何が突然櫟陽を離れたことを知った彭越は、田横と一緒に虞県を襲おうとしていたが、すぐに撤退する。訳の分からない田横に、簫何の向かった広武山には劉邦がいる、先日、漢王が項羽に弓で射られた、実は傷が深いのかもしれない、楚の領土に深入りした時、漢軍が負けて楚軍が東に向かえば、俺達には逃げ込む場所さえなくなると彭越は説明する。納得する田横。


彭越が梁に撤退したことで、項羽たちは糧秣を手に入れることができる。撤退したことが奇妙でならないと思った鍾離昧は、漢軍に何か仕掛けて探りを入れてみたらどうかと項羽に提案する。しかし項羽は命を待つように言う。


劉邦の傷の具合は深刻だった。しかし広武山には医師も薬も少なく、項羽もいつ攻めてくるか分からない。しかし櫟陽に戻るには遠く、道も悪かった。どちらにするか決断をしなければいけないが、戚夫人はどちらにも決められない。櫟陽に戻るには15日もかかると考えた薄姫は「すぐに矢を抜きましょう」と言う。そこに劉邦が目覚めたと言う知らせが。
劉邦は簫何だけを呼ぶ。

絞り出すように「聞いてくれ、太子のことだ。今がその時だろう」と簫何に言う劉邦。すでに決めてあるのだと。
簫何は皆のもとへ戻ってくるが、何も話さず行ってしまう。


張良と2人きりになった簫何は、我々には決められないことだが、奥方様が楚軍にいる今、女性2人の争いには頭が痛いと言う。「では、しばらくは決めずにおきましょう」と言う張良。そして張良は楚軍の動きが妙だと話しだす。兵も引いていると。奇襲をかけてくると悟る簫何。張良は王様の旗を簫何に貸してほしいと頼む。


鍾離昧の率いる楚軍が奇襲をかけて来る。張良は鍾離昧に投降するよう告げる。


軍令に背き、独断で出陣して失敗した鍾離昧は、斬首を覚悟していた。そんな鍾離昧に「殺しはしない。出て行け。お前は不要だ」と言う項羽。「そんな処分なら、どうか斬ってください」と鍾離昧は言う。お前も私に逆らうのか、出陣しないのは死を恐れてではなく、お前を死なせたくないからだと項羽は怒りだす。これ以上兄弟の死に直面させるつもりなのかと。鍾離昧は私の命は王様のもの、私はどうしても王様のために劉邦を殺し、王様の憂いを除きたかったと訴える。


ーつづくー


項羽が劉邦の父を殺さなくて良かったヾ(・ω・`;)ノ
昨日も書いたけど、そんなことをしたら項羽が一番苦しむと思う。

義兄弟の契りを交わした劉邦に放った矢。
項羽も辛いよね(;_;)
そして劉邦はどうなってしまうのー!?

薄姫がやっぱり冷静に判断できてすばらしい。
劉邦に寄り添って(?)寝ていたのも良かったです(*´ー`*人)
戚夫人の方は…逆にあまりいい感じはしなかったなぁ。
あと満さん、久しぶり!!・・・・まだいたのね(o´д`o)=3



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