「恋人宣言」
公明を見た湘湘は、生放送のインタビュー中だということも忘れ立上がる。笑顔で公明が湘湘の前まで歩いてくると、困った湘湘が「なぜ来たの?生放送中なのに」と聞く。公明が答えず「行こう」と言って、その場から連れ出す湘湘。
通路で湘湘は「どうしよう、生放送中なのに」と言う。公明が「迷惑を掛けてしまったか?すまぬ」と謝ると、ふっと笑った湘湘が「それより、なぜ、こんな所へ?」と言う。「君から告げられた想いに応えるためだ。“今宵 何の夕べ この邂逅を見る”。邂逅したのなら天意に従おう、君とは運命で定められた縁だから」と公明は話す。一緒にいたいという想いだと理解した湘湘は「私を好きだってこと?」と言う。「まさしく。君のことが頭から離れなかった。好きに他ならない」と公明は答える。
スタッフから呼ばれ、湘湘はインタビューに戻る。
あの方とお付き合いを?と聞かれた湘湘は、慌てる金晶をよそに「はい、お付き合いしてます」と恋人宣言をしてしまう。彼と一緒にいるだけで、どんなことでも特別に感じると。さらにファーストキスが最近だと話してしまう湘湘。
インタビューが終わった湘湘は「さっきの言葉は本心?」と公明に確かめる。公明は「本心でないことを口にするか?」と言う。そこに金晶が。
湘湘は今夜は遅くなることを公明に伝え、暁南に「彼をよろしく」と頼むと、金晶に連れて行かれてしまう。
撮影が始まるが、公明のことが気に入らない于飛は調子が出ない。
休憩に入り、湘湘はスタッフから脚本のラストが史実どおりに変わったと聞く。その箇所を読んで疑問に感じた湘湘は、監督の元へ行き「なぜ後半をこんなに脚色したんです?」と尋ねる。史実と合っていないと。監督が「どこが史実と違うんだ?」と言い「“成帝は趙飛燕を冷遇し、許氏が皇后に返り咲く”。史書の内容と違います」と答える湘湘。しかし監督は「これが史実だぞ」と言う。
湘湘がネットで調べると“詠始元年。王莽一族が許氏を暗殺しようとした陰謀が発覚。成帝はこれを阻止。成帝は暗殺を指示した王枢を監禁し、許氏を貴人に昇格させた。ほどなくして許氏は皇后に復位”と書かれていた。本当に歴史が変わったことを知る湘湘。
王莽は、あの夜、誰に殺されかけたのか問われる。「相手は覆面をしており、不明です」と答える王莽。王莽は罠にはめた者の一味かもしれない、必ず捕らえるようにと言われる。さらに王莽は、王枢が書簡を書くよう命じたのは公明だと言っていたことを聞く。
流刑の地で死んだはずの公明が手を下すことなど不可能だと思う王莽。しかしヤツの他に誰があんな周到な計画を?とも考える。そんな中、王莽は影月が女性に何かを渡しているのを見かける。
女性を部屋に呼んだ王莽は、影月が渡した物が傷薬だったことを知る。
湘湘は公明から呼ばれたレストランへ。
席に座った湘湘は「高そうな店ね。なぜ、ここを?」と聞く。暁南が薦めてくれたと答える公明。公明が着ている服も暁南が選んだと知り「お金はどうしたの?」と湘湘が言う。公明は骨董品の店で漢の時代の品を高額で売っていた。
湘湘が「許皇后が復位したのは、あなたと関係ある?」と言うと、何も知らなかった公明が「歴史は変わったのか?」と聞き返す。
今回の一手が全局に影響を及ぼしたと嬉しくなる公明だったが、歴史が変わったことに気づいているのが湘湘だけだと分かり奇妙だと感じる。それも玉佩の力かもしれないと思う公明。
公明は湘湘に多くの贈り物を買っていた。あまりにもたくさんある高価な贈り物に顔を曇らせる湘湘。
湘湘は贈り物を全て返品してしまう。納得できない公明に「高価すぎて何だか重荷なの」と言う湘湘。公明は「君に恩返ししたいだけだ」と言うが、湘湘は「見返りなんて必要ないわ」と言い返す。それでも「だが誠意を拒むのは礼に反する」と言う公明。湘湘は「そうだけど。さすが強情な牡牛座ね」と言う。公明も「君こそ強情ではないか。まさか牡牛座か?」と言い、湘湘は楽しそうに「ええ強情よ。お互い様ね」と話す。
湘湘は公明を連れてジュエリーショップへ行き、ペアリングを選ぶ。お互いに着け「ペアリングをすると恋人って実感できる」と言う湘湘。ペアリング?と公明が聞き、2人で着ける同じ指輪のことだと湘湘は説明する。ペアリングは2人の絆の証し、どんなに離れていても心は1つだと。「美しい絆だ」と言う公明。
落ち込んでいる于飛に「早く真剣に復縁を迫ればよかったのに」と言う天秀。天秀は他にも女はいると言うが、于飛は「前は彼女じゃなくてもいいと思ってた。でも彼女といると一番自分らしくいられるんだ。ソウルメイトだよ。こんな気持ち、初めてだ」と返す。
気楽なお店で湘湘は、串にささったお肉を「食べて」と公明に差し出す。驚いた公明は「自分で食べられる」と小声で言い、串を受け取る.「堅苦しいわ。牡牛座の典型ね」と言う湘湘。「では、すぐに憤る星座は?」と公明が返し、湘湘は「私のこと?私は双子座よ、賢くて美人なの。分かった?」と言う。
湘湘は「家の物を売ったら戻ってこないわよ」と心配する。「ここで暮らすなら、己の力で生きぬとな」と言う公明。湘湘が「ご両親から叱られない?」と聞くと、公明は「私が幼い頃、この世を去った」と答える。「幼い頃、寂しかったでしょ?」と言う湘湘。公明は「いや。叔父が世話をしてくれたし、友もいた」と言う。湘湘がどんな友達か聞くと、公明は「友は2人。彼らも父親を失っており、兄弟同然だった」と話す。だが、うち1人とは志が異なり袂を分かったと。
もう1人は影月と言って、ずっと私を支えてくれている、と言う公明。「女の子の名前って感じ」と湘湘が言い、公明は「妹と変わりない。幾度も私の命を助け、玉佩を贈ってくれた」と話す。「だけど男女は友達になれると思う?」と湘湘が聞く。公明は「湘湘にも男の友がいるのでは?暁南や私を見て激怒した御仁だ」と答える。「韓于飛のこと?友達じゃないわ」と言う湘湘。公明からどんな関係か聞かれ、湘湘は言いにくそうに「もと恋人なの」と打ち明ける。付き合ってた頃、于飛が一途ではなかったと知り、素晴らしい娘との縁を逃すとは愚かだと公明は言う。
店を出た公明と湘湘は、公園で初めて出会った時の話になる。「君と会えて私は幸せ者だ」と公明が言い、嬉しい湘湘。
公明はまた漢へ行くことを話す。「流刑地で聖旨を受け取った後、長安に帰還するゆえ数日はかかろう」と言う公明。他にもやることがあると。湘湘は「また戻ってくるの?許皇后が皇后のままでいられるなら、ここに来る理由もないわ」と心配そうに聞く。公明は微笑み「何を言う。君がいるではないか。私たちは一緒なのだろう?ペアリングも着けた」と言う。それでも不安な湘湘は「だけど本当に会える?」と公明を見つめる。
「1カ月後、ここで会おう」と言う公明。1カ月も先?と湘湘が聞くと、公明は「待てるか?」と言う。「待つわ。でも漢は遠すぎる」と答える湘湘。戻らなかったら2000年も前に行って捜すこともできないと。公明は湘湘の手を取り「“尾生 柱を抱き 死ぬまで諦めず”。約束したのだ、必ず戻る」と言う。
湘湘を家まで送った公明は、ペアリングを外し「これを保管してくれ」と湘湘に渡す。「どうして?」と湘湘が聞くと「現代の物は持ち帰ると消える」と話す公明。
湘湘は赤いリボンを見つけ、公明の腕に結ぶ。「どういう意味だ?」と公明が言い。湘湘は「あなたの無事を祈ってるの」と答える。
「必ず戻って」と言う湘湘。
家に入ろうとした湘湘が振り返る。公明は「忘れていた」と言い、湘湘に口づけをする。
撮影の合間、湘湘と于飛の会話を聞いた監督は、2人が元恋人同士だと知り驚く。
天秀と暁南がショッピングへ行くことを知った金晶は、暁南がお酒を飲むと男女問わず見境なくキスをすると天秀に吹き込んでしまう。
漢に戻った公明は森を歩いていた。しかし突然、子修率いる刺客に襲われてしまう。
子修が公明の胸を剣で突くが、剣は刺さらない。公明がすぐに胸にあった玉佩を取り出すと、玉佩が欠けていた。公明は頭を押さえ、苦しそうに叫びだす。
ふらつく公明の腹部を切る子修。公明が倒れ、手から玉杯が落ちる。
同じ頃、バイクに乗った湘湘も交通事故に遭っていた。
ーつづくー
湘湘て双子座なのねー。
正直なところ?が双子座らしいかも。
牡牛座と双子座の相性ってどうなのかな?(あんまり星座の相性とか知らない…)
王莽は影月が自分のために傷薬を渡していたことを知ったよね…。
影月だって王莽のことを本当は大切に思っている(;д;)
今回の湘湘と公明のキスもよかったー♪
特に公明が湘湘を引寄せたところがよかった(*´艸`*)
公明が!!!
湘湘が!!!
で、つづくー。
気になるところでつづくぅぅぅぅぅぅぅぅぅヾ(・ω・`;)ノ
玉佩も欠けちゃったよ!?
どうなってしまうのー!?(0д0‖)
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二人とも大丈夫なのでしょうか???
姐姐、私も心配です。
はじめは、金晶があまりにもひやひやしていて
なんだか見ている方が心配になって
その後は、すっかり現代の習慣?を覚えた
公明のキスに、すっかり湘湘が望むペースの展開
と思っていたら。。。
影月の優しさの行方とともに次回が気になります。