中国ドラマ「風中の縁」第13話 あらすじ

「秦湘の野心」


【登場人物】
莘月　…狼に育てられた娘
衛無忌　…皇帝の妃の甥
九爺　…医学の知識も高い御曹司
秦湘(湘夫人)　…秦元棋の妹。皇帝の側室
紅姑　…落玉坊の元女将
秦元棋　…琴師
秦元超　…秦元棋の弟
丁玲　…落玉坊の芸妓
万子矜　…皇后



衛無忌と莘月は観念して陛下の前へ。ひざまずき「星を見ようとここへ来たのですが、図らずもお二方の邪魔をしてしまいました」と言う衛無忌。侍衛がいないところを見ると、陛下もお忍びでは?と。陛下は笑って許してくれ「今日のところは見逃す。日を改めて参内し釈明いたせ」と衛無忌に言う。後日、太液池で行なう花見に莘月を招きたいと陛下に言う秦湘。
陛下は衛無忌と莘月に場所を譲る事にし、秦湘と去って行く。

陛下に会ったとたん、大人しくなった莘月に「猫かぶりはもういい」と衛無忌は言う。「威勢よく話すべきだった?」と莘月が返すと「いや、あれでいい。陛下は後宮の奥ゆかしく控え目な女子に飽きている。湘夫人のように温和ながら明朗闊達な女子に惹かれるようだ」と言う衛無忌。

衛無忌は対等な関係を求めた場合、謙虚な万皇后では物足りない、かつて陛下は畢皇太后に実権を奪われ、最初の皇后も野心深く苦労が絶えなかった、それゆえ柔和な万皇后を立后したのだ、だが今の陛下は共に笑い合える天真爛漫な相手を欲している、と話す。しかし、いつまでも寵愛が続く妃などいないと。
"彼の言うとおり。寵愛なんて一時の気まぐれ。でも秦湘が男の子を生んで皇太子の座を狙ったら万氏との争いは避けられない"と莘月は思う。


秦湘が懐妊したと分かる。「皇子の名前は何になさいますか?」と秦湘が陛下に言うと、陛下は「生まれてもいないのに、なぜ男だと?」と返す。絶対に男の子です、皇子であれば陛下の右腕となり、ご苦労を減らせます、と言う秦湘。「そこまで朕のことを?」と感慨深げな陛下に、秦湘は「私のためでもあります。陛下のご負担が減れば、もっと共に過ごせますもの」と言う。嬉しそうに笑い「これからは毎日そなたに会いに来よう」と言う陛下。秦湘は陛下に肩を抱かれながら、陛下のために必ず利口で聡明な子を生むと話す。


莘月と紅姑は、秦元棋と丁玲の仲睦まじい姿を見かける。紅姑は早く2人を夫婦にしたいと考えていたが、莘月はまだ早いと言う。鴛鴦藤と同じで早く咲いてほしいが、待つしかない、時期が来たら立派に花咲くはずだと。丁玲の話が鴛鴦藤の話しになり、紅姑は莘月が何を言いたいのか分からない。


太液池で行なわれる花見の日。秦湘に招かれた莘月と一緒に、衛無忌も宮中へ。
秦湘は陛下に頼み、莘月と2人で湖畔の東屋へ行く。やっと築いた今の地位を何としても守り通さなければ、と話す秦湘。秦湘が自分と衛無忌の関係を心配していると思い「あの晩は、偶然、一緒にいただけ。彼とは何でもない」と莘月は話す。彼は私を命の恩人として大切にしてるだけだと。
秦湘が吐き気を催し、莘月は秦湘が身ごもったことを知る。

莘月が皇族や貴族の女たちをもてなす茶館を開いたのは、聞き耳を立て、口の軽い女たちから宮中の官吏の心を知るため、娼妓坊を買ったのも、寝所で殿方から情報を聞き出すためだと分かっている秦湘。秦湘は「あなたは一体、何が欲しいの?」と莘月に聞く。莘月は「私たちの目的は、絶対に衝突しない」と言うが、情報を流して衛無忌をうまく動かせば、あなたは陛下にまで影響力を及ぼせると秦湘は信じない。莘月は「私の心にいるのは九爺様よ」と告げる。それでも私の秘密を決して漏らさず、脅迫しないと誓いを立てるよう秦湘は言う。いつか私たちが敵同士になったら、あの秘密は最大の武器になると。

莘月は命を懸けて誓おうとするが、命知らずのあなたでは駄目、愛する人の命に懸けて誓ってと秦湘は言う。莘月は以前の秦湘はもういないと感じ、九爺の命に懸けて誓おうとする。それも「違うわ。"愛する人の命に懸けて"よ」と言う秦湘。莘月は愛する人の命に懸けて、秘密は絶対漏らさないと誓う。


秦湘と莘月が庭園を歩いていると李佶が来る。莘月に冷たい態度を取る李佶。そんな李佶の袖には"湘"という刺繍が。秦湘も莘月も、その刺繍に気づく。
李佶からあの日の釈明を莘月が迫られている時、衛無忌が現れる。さらに陛下や昭陽公主が来たため、それ以上、釈明につして話せない。


宮中から出て来る莘月を衛無忌が待っていた。李将軍府へ行くという莘月を、衛無忌が送っていくことに。

李将軍府に着き、莘月は「ついてこないで」と衛無忌に言って中へ。
矢を放っていた李佶は、莘月を見ると莘月に矢を向ける。"李将軍は心から私を恨んでる。警告かしら?それとも本当に殺す気?"と思う莘月。そんな莘月をかばうように、入ってきた衛無忌が莘月の前に立つ。
突然現れたから驚いたとごまかし、李佶は莘月に謝る。「莘月に矢を向ければ、私が容赦しない」と言う衛無忌。

衛無忌は外で待つ事にし、莘月と李佶は屋敷の中へ入る。
湘夫人を守るためにあなたをだましたと莘月は話す。「陛下よりも先に私が見初めていたのだぞ。君に邪魔をされたせいで人生が台無しだ。殺してやりたい」と言う李佶。莘月は「起きたことは変えようがないでしょう。お願いよ、湘夫人を傷つけないで。袖に刺繍した"湘"の文字は必ず災いを招く。湘夫人を危険にさらすわ」と言う。自分でも愚かだったと分かっていた李佶は「あの衣はもう処分した」と返す。これからはあの"湘"の文字を心の中に刻むと。莘月は感謝をし、屋敷を出て行く。


莘月を落玉坊へ送った衛無忌は、何をして李佶を怒らせたのか聞く。ただの誤解で、もう解決したと答える莘月。莘月が「皇宮って不思議な場所ね。あっという間に人を変える。何だか少し怖くなったわ」と話すと、衛無忌は「皇宮にはすべての権力が集まる。生き残るためには策略を巡らせ戦うしかない。できる限り、離れていたほうがいいぞ」と言う。


朝廷でも立太子の件は議論の的になっていた。陛下が湘夫人の子を皇太子に立てるのではと商用公主に話す皇后。砥は皇后様がお生みになった陛下の第一子、陛下は砥を溺愛している、ようやく授かった長子には湘夫人の子でもかなわないと昭陽公主は言う。秦湘を後宮に入れたのは手先として使うため、私は万家の人間、我が一族の地位を脅かす者は秦湘でも容赦しないと。


もともと体の弱い秦湘は、つわりで苦しみ、意識が戻らなくなってしまう。
3日が経ち、呼び覚ますために陛下の命令で呼ばれた莘月。莘月は「意識を失っていてはお腹の子が苦しむわ。子供を犠牲にする気?」と秦湘に呼びかける。さらに陛下に聞こえないよう小さい声で「あなたを想う人が苦しむわ。あなたを想う人のために生きるのよ」と莘月は言う。秦湘はその言葉に反応し、意識を取り戻す。
喜び合う陛下と秦湘を見ながら"本当の病なの?これも演技かしら?"と思う莘月。


莘月が落玉坊に戻ってくると李佶が待っていた。秦湘のことを心配する李佶。目覚めたことや養生すればじきによくなることを莘月は話す。そして"あれが本当の病なら天の助けだと言えるわ。陛下の愛情を深め、李佶の心を一層引寄せた。秦湘が皇子を生み、李佶が後ろ盾になれば皇太子の座を狙えるかも。でも、もし演技なら秦湘は末恐ろしい策略家ね"と思う。そこに衛無忌が来る。

李佶が帰り「また李佶と逢瀬か」と言う衛無忌。疲れ切っている莘月は「とりあえず寝かせて。ケンカは起きてからね」と言って寝台へ。警戒もせず無防備に寝てしまう莘月に「私は自分が怖い。もしも…もしも抑えがきかなくなったら君を抱いてしまう」と衛無忌はつぶやく。


莘月の夢に秦湘が現れる。「私を目覚めさせたわね。子供のために生かしたのなら、私を助けなさい。皇位を得るには衛無忌が邪魔よ。復讐に協力して」と言う秦湘。復讐の手伝いはしないと莘月が断わると、秦湘は李佶に「莘月の想い人を殺せ」と命じる。李佶は矢を放ち、その矢は衛無忌に当たる。
衛無忌の名を呼びながら目覚めた莘月。莘月は「九爺様じゃなかった」とつぶやく。しかし莘月は、寝ている間に衛無忌が何かを吹き込んだと思ってしまう。


ーつづくー


李佶が怖かったヾ(・ω・`;)ノ
秦湘は本当に自分勝手。
自分が会わないと言ったのに、莘月のせいにして、押し付けて(o´д`o)=３

昭陽公主も怖いヽ(＠ω＠；)ノ
皇后も大人しくみえるけど、昭陽公主と話しているのを見ると…。

李佶がスイカの種で、衛無忌がカボチャの種なら、九爺は何?
すごく大きな種だよねー?
いや、莘月のことだから、九爺を種になんてしないかも(*´艸｀*)

李佶が矢を向けた時、莘月の前に立った衛無忌がカッコよかったーーーーーーーー(≧∇≦)ノ彡
ここのところ衛無忌と莘月の絡みは多いけど、九爺との絡みが減ってしまったような?
あと最後の莘月の夢も何か意味がありそうに感じました。




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