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中国武侠ドラマ「四大名捕~都に舞う侠の花~」第28話 あらすじ

2017年10月29日 16時22分37秒 | 四大名捕(中)

「太子の陰謀」


鉄手は顔色の悪い依依を医者に診てもらおうと、恵春堂の前まで連れて行く。医者なんて信用できない、あなたのお金がもったいない、と依依は言うが、鉄手が怒りそうになり、仕方なく「分かった」と依依は言うしかない。しかし依依は鉄手を散歩に行かせ、入ったふりをしただけだった。

鉄手がいない間に、毒を体に入れる依依。恵春堂に戻ってきた鉄手は、すっかり顔色がよくなった依依の顔を見て「さすが名医だ」と喜ぶ。鉄手は依依の養生法を医者に聞きに行こうとするが、依依は「待っている人が大勢いるから迷惑をかけるよ」とごまかして止める。


離陌が鏡の前にいると「火事だ」という声が聞こえてくる。急いで外に出た離陌は、男性から「王子たちが焼け死んだ」と聞く。さらに後から来た慕雪が泣きながら「ジルク兄様とアチロン兄様と弟が…」と言って駆けて行き、離陌も追いかける。

現場には白い布がかけられた3人の遺体が。泣き崩れながら「明日はモルチ兄様の立太子の礼なのに。皆で一緒に祝おうって約束したでしょう?それなのに火事で死ぬなんて」と言う慕雪。そこに「王子たちの訃報の衝撃で、大王が崩御されました」と慕雪に知らせが。


モルチは部下から「他の王子と大王を始末しました」と報告を受ける。部下を下がらせたモルチは“殺されてたまるか。幸い先手を打てた。兄上らのやり方で、お返ししたまで”と思う。その心の声を離陌は読心術で聞いてしまう。モルチはいつの間にか部屋にいた離陌に「いつから、そこに?」と聞く。答えられず、離陌はうつむいてしまう。

モルチは離陌に近づき「悲しい出来事だ。兄上と弟たちが焼け死んだ」と言う。離陌がにらむように見つめ「なぜ、そんな目で私をみる?」と言うモルチ。離陌は「自分の胸に聞けば?」と言う。モルチが「なぜだ?」と聞くと、離陌は「兄弟に命を狙われたから先手を打って焼死させたのね?なんて残酷な人」と言い返す。あなたは人殺しよ、と。
離陌が行こうとすると、モルチは離陌の腕をつかみ「逃がすか」と言って無理やり連れていく。そのやり取りを慕雪が聞いていた。


モルチは連れてきた部屋で離陌を放すと「明日、私は国王になる。即位したら、まず、お前を私の妻にしてやろう」と言う。「即位式より葬儀が先でしょ?亡くなったお父上と兄弟を弔いなさい」と言う離陌。モルチは「兄弟だと?とっくに灰になった」と鼻で笑う。そして「お前の記憶喪失の友人に世話係をつけた」と言うと離陌を閉じ込めて行ってしまう。


慕雪は裏口の鍵を壊し、離陌を部屋から救い出す。
離陌が「聞いていたの?」と言うと「お兄様の話も全部ね」と慕雪は答える。残忍だわ、兄として認めない、権力のために父や兄弟まで殺すなんて、と。

無情の監禁場所も突き止めていた慕雪は、見張りに「モルチ兄さんが無情を呼んでる」と嘘をつき、無情も助け出す。3人は急いで慕雪が用意した馬に乗り、逃げることに。


明月楼。鉄手と酒を飲んでいた追命に、嬌郡主が「言ったはずよ。紫羅と仲直りするまで、ここへ来るなと」と言う。「鉄手も俺も気分が晴れなくて」と話す追命。「鉄手も悩みが?」と嬌郡主が聞くと、鉄手は「皆を捜しに行きたいのに、世叔(諸葛)が都から出るなと」と答える。待つことしかできないのは、つらすぎると。理解した嬌郡主は「飲みなさい、私のおごりよ」と2人に言う。

しばらくして紫羅公主が杜宰相の息子と一緒に明月楼へ入ってくる。
わざと追命に見せつけるような態度をとる公主。杜が公主の手をにぎり、急いでその手を離しに行った追命は、公主と言い合いになる。「あなたが芸妓と踊るように、私は若様と会話を楽しんだの」と言う公主。追命は「異性との遊びは男がするもの。公主の身で、こんな所で、こんな男と手を…」と言い返す。そして杜を追命は追い返してしまう。
様子を見ていた嬌郡主が、話があると公主を連れて行く。


嬌郡主は「あんな大騒ぎ、公主がすることなの?恥ずべきことよ。追命の前で当てつけるような真似を」と叱る。「杜様とは偶然、会っただけ」と言う公主。嬌郡主は「好きでもないのに手を握らせて。追命が他の娘と踊ったので仕返しのつもり?」と言う。互いに意識してると。公主が「だって追命が謝らないから」と言い訳し、嬌郡主は「こんなつまらない仕返しを考えるなんて、思いやりが足りないわ」と話す。

「芸妓と踊るほうが悪いのよ」と公主が言うと「神侯府は事件続きで無情と離陌は行方不明のまま、冷血と瑶花が捜しに出るのは当然よ。なのにお前は2人を行かせまいとした。追命が甘やかすから、わがままがひどくなる」と言う嬌郡主。四大名捕は堅い絆で結ばれている、お前は自分のしたことが分かってない、もっと大人になりなさい、追命がどんな気持ちか考えたことが?と。しかし公主は追命が嬌郡主に叱るように頼んだと思い込み「裏で手を組んでる。もう知らない」と言うと行ってしまう。


逃げていた離陌たちは、モルチとその部下に取り囲まれる。「モルチ、やめて」と言う慕雪。モルチは「“モルチ”だと?なぜ“お兄様”と呼ばぬ?その女は私のものだ。妹のくせに兄を裏切るのか」と言う。慕雪は「肉親を殺すような残忍な者を兄とは認めない」と言い返す。「肉親?この世に私の肉親などいない。この瞬間から、お前も妹ではなくなった。私に刃向かう敵だ。その記憶を失った男も殺してやる。離陌、私と戻れ」と言うモルチ。離陌は「嫌よ」と言い、読心術を使ってモルチたちの乗っていた馬を暴れさせ、落馬させてしまう。その隙に離陌たちは逃げる。


モルチが諦めないと思った離陌は、慕雪に「一緒に逃げましょう」と言う。「どこへ?」と無情が聞き、離陌は「中原よ、神侯府へ帰る」と答える。慕雪は「私は生まれ育った地を一度も離れたことがないわ」と不安に感じる。「でも中原に憧れが」と離陌が言い、無情も「君は家族を失った。モルチは残忍な男だ、捕まれば殺される」と話す。2人から説得され、慕雪は中原へ行く決心をする。


楚府。映雪(離陌)の父の元を訪れた衛士の趙三が、似顔絵を見せ「この娘に見覚えが?」と聞く。父は驚き「私の娘、映雪です」と答える。すでに亡くなりました、娘は秀女に選ばれ、娘にとってよい話だと家族は大いに喜んだが、都へ行く途中、崖から身を投げて死んだのです、と。
「もしや遺体が見つかったとか?」と父は尋ねるが、趙三は何も言わずに去っていく。


冷血は「神侯府へ明日、書状を届けに行ってくれ。諸葛様に」と瑶花に頼む。自分を遠ざけるための口実だと分かる瑶花は、冷血の腕をつかみ「世話をさせて、なせ追い払うの?あなたのそばにいたい」と言う。「十分、世話になった。巻き込みたくない」と冷血は言う。それでも「私が望んでしたことよ。ただ、あなたと一緒にいたいだけ。あなたのためなら何でもする。どんなことでも幸せを感じるの」と言う瑶花。しかし冷血は「だが瑶花、俺の…俺の心には別の女が。世話になっては不公平だ。俺の体は毒に侵されて死人も同様。君が俺のためにやつれていくのを見るのはつらい」と話す。瑶花は「好きな人に尽くしたい、それだけよ。決して後悔などしないから」と言う。


離陌たちは空き家を見つけ、少し休憩することに。中原までは、まだまだ遠かった。
無情は「神侯府へ行っても、きっと誰も思い出せない」と言う。離陌は「大丈夫、私と慕雪がいる」と話す。慕雪も「思い出せないなら、新しい友達だと思えば?改めて友達になればいいのよ」と励ます。
読心術を使った離陌は“無情様の心はからっぽ。如煙さんのことも忘れてしまったの?苦しみから逃れるため記憶を失う。身を守るための本能ね”と思う。


離陌は婚礼衣装に着替え、輿に乗り、あの日を再現する。如煙が嫁いでいく様子と交差する無情。途中で輿の中を見た女性が「大変よ、誰か来て」と大声で言うと、とうとう無情は「如煙」と叫んで駆け出す。慌てて輿の中を見た無情は、すべてを思い出し涙を流す。
「思い出した?」と離陌が聞き「救えたと思っていた」と泣きながら無情が言う。


外で座っていた冷血の元に、刀婦人が歩いてくる。「瑶花は衰弱している。だが帰ろうとしない。ここにいては倒れてしまう。どうかお願いです、瑶花を連れて都へ」と言う冷血。刀夫人は「無理よ、お前が治らなければ帰らない」と言う。冷血は「俺は治りません。死人も同じです。瑶花の負担になりたくない」と話す。「あの子の想いは?お前の回復だけを望んでる。すべてお前次第なのよ」と言う刀夫人。

刀夫人は「お前の想い人は死んだの?なぜ訪ねてこない?」と聞く。「離陌は生きてる。絶対に生きてる。だが訪ねてきても会いたくない。俺は間もなく死ぬ。悲しませたくない」と言う冷血。刀夫人は「私が思うに2人の縁が切れて想いも薄れたのよ。お前が苦しむ必要はないわ。なぜ目の前の愛を受け入れず、待ち続ける?」と言う。冷血は「じきに死ぬ身だが、離陌を愛してる。最後の願いです。瑶花を帰らせてくれ」と頼む。

「正直言って、世間の男は皆、薄情者だと思ってきたけど、お前のように情の厚い男もいるとは。どうりで瑶花が離れないわけね、きっとその一途さに惹かれたのよ。私を信じなさい。必ず、お前を治すわ。瑶花のためだと思って、治療に専念するのよ。もちろん瑶花のためだけじゃない、お前の離陌のためにも」と言う刀夫人。お前が治ればどちらかが幸せになれる、だが死ねば2人とも悲しむと。


刀夫人が冷血の治療を始めると、于春童が「冷血、おとなしく縛につけ」と乗り込んでくる。「勝手は許さぬ」と言い、于春童とその部下を相手に剣を交える瑶花。刀夫人も治療を続けながら襲ってきた春童に短剣を投げ、春童たちはその場を後にする。


ーつづくー


鉄手と依依はいつの間にか仲直りしていたのね(✽ ゚д゚ ✽)
自分のことを信じてくれない鉄手と、もっと大げんかすると思ったけど…とりあえずよかった!!

公主も我がままがひどい(@_@;)
とうとう追命と嬌郡主が手を組んでるって(o´д`o)=3
いつになったら反省するんだろう?

モルチがまさかここまで残酷なことをすると思わなかった。
確かに離陌のことでは強引だと感じることがあったけど、幼い弟まで殺したり、あんなに仲の良かった妹まで敵って(;д;)

いろいろ突っ込みたいこともあるけど(苦笑)無情が記憶を取り戻したこともよかったー。
これでモルチが追ってきても…大丈夫かも?
扇がないからダメなのかな(∩˃o˂∩)

瑶花の気持ちは分かるけど、冷血の立場からすると重いかもヾ(・ω・`;)ノ
ただ刀夫人が瑶花のためじゃなく、離陌のためにもと言ってくれたのが私的にはホッとした。
やっぱり瑶花がいくら尽くしてくれたとしても、冷血には心に想っている人が別にいるから。




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4 コメント

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Unknown (くるみ)
2017-11-02 13:35:06
公主と追命のケンカ?が長いですね。
嬌郡主が公主に色々注意してくれたから、公主も後からでも少しでも考えて反省してほしいですよね。
公主の性格では自分から謝らなさそうだけど、追命はこれからどうするかな?

無情が記憶を取り戻してとりあえず良かった!
冷血は心配だけど。
モルチは・・・・( 一一)
身の丈に合ってない権力を持つのは怖いですね(-_-;)
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強制回復 (time)
2017-11-03 23:31:34
離陌の読心術がうまく役に立っている感じですね。
姐姐、突っ込まないでくださいw

無情も記憶が戻って、涙とともに
次の一歩を踏み出してほしいです。
慕雪と一緒に中原に着けますように。

冷血は刀夫人が冷血の人柄を理解して、
離陌と瑶花のために治療をしてくれることになってよかったです!
返信する
楽しかった~ (くるみ)
2018-01-08 20:51:26
遅くなりましたが、最終話まで見終わっているので
ちょっとだけコメします。

このドラマ、私にとって見やすくてとても楽しかったです。
出演者が豪華だなぁ~と(*^-^*)
お気に入りのチャン・ハンさん以外もステキな俳優さん揃いだったと思います。
途中イライラさせられた公主もすっかり変わりましたね。
ただ、ラストに無情だけが一人だったのが可哀そうに思えて、そこだけが残念だったかな。

うささんたちとご一緒に見れて本当に良かったです。
ありがとうございました。
返信する
ど!はまりました。 (みいこ)
2018-01-29 20:16:35
武則天で お世話になりました みいこです。
視聴完了いたしました。 チュンニンちゃんが見たくて手に取ってみたところ 決してコメディではないのですが 面白くてハマりました。
制作側 完全にキャラで遊んでますよね。ミッキーのナルシスト 怪演ですし、美少年役を あそこまでもてあそぶ?ってくらい。また、ヒロイン達が はっきりと言うところが 爽快。勿論 ワイヤーも崖落ちも満足いくものでした。
楽しむツボが 多少ズレてるみいこではありめすが 見てよかったと思える作品でした。
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