奴らは何か吐いたか、と蘇培盛に聞く雍正帝。蘇培盛は「はい。熹貴妃の件以外にも少なからずございました」と答える。中でもある件についてはご報告せずにはいられないと。「何だ」と雍正帝に言われ、ゆっくりと「純元皇后の死は皇后と関係が」と言う蘇培盛。「噓を申せ」と雍正帝は大声で言う。
蘇培盛は「とんでもない」とひざまずく。通常、芭蕉根には害がないが、身重の女子にとっては禁物で、食物と蒸すと成分が染み込むため害となりやすいと、侍医から聞いた話しをする蘇培盛。さらに胎児にとって害のある桃仁は杏仁と味が似ていて識別することは困難、その芭蕉根と桃仁が純元皇后の飲食物に入っていたと言う。それを江福海が白状したと。死んだ赤子に見られた青斑も動かぬ証拠だった。そして蘇培盛は純元皇后以外にも害された者は大勢いると言う。
雍正帝は、長年、夫婦だったため、妃嬪だけではなく子も害していたことは分かっていたが、純元皇后のことは本人から聞くと、皇后を連れてくるように言う。
雍正帝の前にひざまずく皇后。「この期に及んでしらを切る気か?」と言う雍正帝に皇后は「確認したのなら尋ねる必要がありますか?」と答える。そなたの口から聞くためだ、そうでなければ顔も見たくない、と雍正帝に言われ「もし姉が今も生きていたなら、陛下は老いていく姉を昔のように愛しました?本当に後悔しています。私めのように老いた姉の姿を陛下がご覧になれば、これほど私めを恨まなかったでしょう」と皇后は言う。雍正帝は「心と容貌は通じる。純元は老いてもそなたの何倍も美しかっただろう」と返す。
輿入れした時に雍正帝から決して離れないようにとつけてもらった対の腕輪を見せながら「あの時、陛下は私めに約束してくださいました。もし男の子が生まれれば私めを嫡福晋にすると」と皇后は話す。しかし陛下は姉を嫡福晋として迎えたため、私めの子は庶子となったと。庶子であろうと気にしない、皇太后も朕も庶出だ、と雍正帝は言うが「庶出の女子であることが、どれほどつらいか。身分の差は明白です。私めも母も蔑まれてきました」と皇后は言う。
私めの座を奪われただけでなく、子まで嫡子の座を奪われた、そのうえ夫から愛を注がれなくなれば満足しろと言われても到底無理ですと涙を流す皇后。雍正帝が「そなたを娶るべきではなかった」と言うと、皇后は「そもそも間違いだったのは私めがいるのに姉を娶ったことです」と返す。
「怖くはないのか?純元とその子供がそなたの命を奪いにくると」と怒る雍正帝に「だったら奪いに来ればいい。私の子が命を落とした夜を思い出さずに済みますもの」と叫ぶように言う皇后。皮肉にも姉が身ごもり私めの子は死んだ、でも陛下は喜ぶばかりで私めの子を少しも顧みてくださらなかったと。「3歳にも満たない我が子が高熱に苦しみながら命を落としたのですよ。私めは屍を抱きながら雨の中をさまよいました。そのまま閻魔殿にたどり着けたなら子でなく私めの命を奪うよう嘆願したでしょう」と激しく泣きながら皇后は話す。
私めは子の命を奪われ、姉は子の命を授かるなんて、姉の子に嫡子の座など渡せない、と言う皇后。「妄言を。純元を娶り、嫡福晋にしたのは他ならぬ朕である。なぜ朕のことを恨まない」と言う雍正帝。皇后は恨もうとしたが、私めにはできなかったと言う。私めの愛も姉に対する陛下の愛にも劣らないと。
姉の愛が深かったとでも?熹貴妃の愛が誠だとでも思いますか?と聞き「夫を深く愛するならば、他の女が夫の子を身ごもるなど許せるでしょうか。私めは無理です。到底黙っていられません」と皇后は言う。私めが残酷なのは陛下を心から深く愛しているからこそ、だから手を下したと。
正当化する皇后に「忌々しい」と言う雍正帝。雍正帝は皇族の子孫を害し、後宮を揺るがしたと皇后を庶民に落とし冷宮に送ろうとす決める。しかし、そこに慌てた様子の竹息が。竹息は皇太后の遺書を持っていた。
雍正帝と皇后の前で"こなたの没後、不敬の罪があっても烏拉那拉氏を廃してはならぬ"と書かれた皇太后の遺書を読む竹息。従いたくない雍正帝に、純元皇后が亡くなる前の言葉"幸薄い私めは四朗と添い遂げられず、子さえも守ることができなかった。残ったのは妹ひとり。今後は何があろうとも妹を大切にし、捨ててくれるな"という言葉を竹息は思い出させる。失意の中、雍正帝は「特別に旧情をかんがみ、烏拉那拉氏に命ず。死ぬまで景仁宮から出てはならぬ」と告げる。そして後宮に朕と皇后は死んでも見えぬと示すよう命じる。
張廷玉はジュンガル部が40万を率い雁鳴関に迫っていると雍正帝に報告。関所を突破されれば都も危ないと。西南は反乱が絶えず、国庫や兵糧も乏しくなっていると言う張廷玉は「十四皇弟を起用すれば…」と話すが「駄目だ。虎を野に放つことになる」と雍正帝は言う。そして雍正帝は果郡王を人選。しかし果郡王には実際の兵権は与えず、前戦が落ち着いたら雁鳴関を守らせるようにと話す。
挙兵する大義名分が欲しいため、ジュンガル部が毎年300両を要求してくる。それを知った甄嬛は「このような脅しに屈してはなりません」と言う。そこに張廷玉が来て、甄嬛は下がる。
張廷玉はジュンガル部の軍に疫病が広まったことを報告。天の助けだと思う雍正帝に、張廷玉は新ハーンが謁見のため上京したいと言っていることを話す。雍正帝は疫病が起こった原因を調べさせることに。
果郡王を戦いに行かせたくない玉隠(浣碧)は、雍正帝は郡王の才能を妬んでいる、戦功を立てれば敦親王の二の舞になると甄嬛に言うが「陛下は一度決めたらお考えを変えないわ。自分は無能であると主張しつづけるしかない」と甄嬛は返す。
雍正帝は七夕の宴に摩格ハーンを招く。摩格は甄嬛や果郡王が以前、助けた男だった。無礼な振る舞いをする摩格。甄嬛は摩格の前で手に持ってきた杯の酒を床にこぼす。「酒をまくのは死者を祭る時だ。私を呪う気か?」と言う摩格に、甄嬛は「呪うなどとんでもない。賓客を迎える儀礼です」と返す。この1杯目は賓客を遣わせてくれた天地に感謝する杯だと。
摩格は数年前に手に入れた玉の環を持ってきていた。知恵の輪のような環を解くように言う摩格。しかし臣下も果郡王や甄嬛も解くことは出来ない。摩格が馬鹿にしたように笑うのを見て、甄嬛は朧月に耳打ちをする。
朧月は、私なら解けると思います、と雍正帝に。私は子供なので間違っても恥にならないと。雍正帝が試すことを許すと、朧月は玉の環を床に叩き付け壊してしまう。「父上、解けました」と言う朧月。雍正帝は笑う。
「褒めなくて結構ですよ」と摩格に言う朧月。「この品がどれだけ貴重か」と摩格の配下が言うと朧月は「貴重な品なんて珍しくもありません。玉ごときで怒るなんてジュンガル部は心が狭いんですね」と返す。「この品はジュンガル部の宝なのだぞ」と怒りそうになる摩格に甄嬛は「おめでとう。公主の皇位は吉祥をもたらすはず。玉は陰気が旺盛で人命を損ないますが、公主のおかげで不祥の気が祓われました」と言う。
蘇培盛は橙酒を雍正帝に持ってきたフリをして、岳殿の作戦が成功したという張廷玉の報告をそっと伝える。
雍正帝は「ジュンガル部の軍に疫病が蔓延していると聞く」と摩格に言う。必要ならば医者を派遣してもいいと。しかし摩格は当方で解決できると断る。そこに摩格にも報告が入る。余裕を見せる雍正帝に、悔しそうな顔をする摩格。
甄嬛は席を外す。
外に出た甄嬛に駆け寄る蘇培盛。蘇培盛は岳殿がジュンガル部の隙を付き、兵糧を管理する大軍を襲撃したと話す。兵糧を失い疫病が蔓延となれば摩格も高飛車ではいられないと。甄嬛はすぐに雍正帝の元に行こうとするが、そこに摩格が現れる。
「久しぶりだな」と言う摩格。甄嬛は会ったのは今日が初めてだと言うが、摩格は一度会った者は決して忘れないと言い、熹貴妃の肝の太さには恐れ入る「皇帝の弟と私通とはな」と言い始める。甄嬛は平静を装いながら「何の恨みがあって、そんな誹謗中傷を?」と言い返すが、それでも当時の件を皇帝に伝えてもいいのかと摩格は脅してくる。側福晋の妹の間違いだと話し、妹から摩格が蛇に噛まれたことも聞いたと言う甄嬛。しかし高笑いをした摩格は「これほど聡明で美しい女は、皇帝だけでなく私も気に入ったぞ」と話し、私が求めているものを清の皇帝が手放せばよいがな、と言う。
夏刈は甄嬛と摩格のことを「やはり事実でした」と雍正帝に。雍正帝は粘竿処(特務機関)の者に証拠を捜査させるよう命じる。
ーつづくー
皇太后の遺言も明らかになりました…(o´д`o)=3
純元皇后の最後の言葉は自分や子を皇后が殺したと知らないからですよね?自分はともかく、子まで殺されたことを知ったら、いくら優しい純元皇后でも同じことを言えないと思う…。
でも、やっはりすべて雍正帝が悪いよね!!!ヾ(`Д´*)ノ
朧月は本当に賢いですね~(*´ー`*)
とても6歳だなんて思えないくらい。
言い返したところなんて、甄嬛にそっくりだと思いました。
甄嬛は大丈夫かな(@_@;)
命を助けてもらっておきながら摩格ってば何てヤツ!!
でもそれを夏刈が!!!(0д0∥)
怖い怖い怖い怖い怖い!!!
どういうこと!?何が事実なの?何をつかんでいるのー。
ぎゃぁぁぁぁぁぁぁヽ(@ω@;)ノ
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うささんの仰るように、純元皇后も自分の子が皇后に殺されたとなると最後の言葉は無かったと思いますね!
皇太后の遺言も~こうなるのを見越して守ってあげるんですね~
でもなんと言っても雍正帝が女たらしだから~こんな事になるんじゃないのかな!!
寵愛の仕方がダメなんだよ~あっち行ったりこっちに来たり(*`へ´*)
雍正帝がしっかりしていたら!
朧月~凄い!!知恵の輪?あれは取れないよね(o^^o)割ると言うのは甄嬛が教えたのかな?でも言い返す言葉は朧月が言ったのよね~賢い!!甄嬛の子だわ(o^^o)
摩格が~現れた( ; ; )何か凄い目だよね~大丈夫かな?心配!
助けてあげなかった方が良かったんだね!
え~雍正帝が疑ってるよ( ; ; )夏刈が様子をうかがっていたし~( ; ; )
雍正帝(*`へ´*) 誰も信じられなくなってるんだね…可哀想な人
うささん、毎日ありがとうございます。
やはりの内容でしたが、
皇后もあの場面まで本心をださない日々を
強いられていたのは
改めて気の毒でした。
うささんやAppleさんが仰るように
この雍正帝なので仕方がないからでしょうけれど。。。
そしてひさびさの
摩格と夏刈が再登場。
夏刈は何か誤解してますよね、
ちゃんと働いて事実を掴みなさい~~~
とおもいつつ、他にも気になることが出てきました。。。
摩格はうーーん、
同じ方面と思われる、思慕ならステキなのだけど
とついつい思ってしまう私がいました(苦笑)
これはさておき、またピンチな状況。
甄huanはどう切り抜けるのでしょうか???
この時代の子供の身分差や皇后の雍正帝への愛情とかは嘘ではないでしょうし・・・
だからと言って許されることではないけれど結局女性の心が分からない雍正帝の蒔いた種。
皇太后の遺言、いずれこうなること分かっていたんですね(;;)
朧月はミニ甄ケイですね~(≧∇≦)
大胆だし賢い賢い(≧∇≦)
摩格、なんて嫌な奴。命を助けてもらったのに、前は果郡王を狙ってまた!!!
まさかこんな形で再登場なんて( ̄^ ̄)
timeさんの思慕なら・・・分かります。
このドラマ男性陣はやっぱり、ごにょごにょごにょ・・・(≧∇≦)
甄ケイと果郡王の仲も気づいてるし、隠れてたのは誰って思ったら夏刈だったし・・・
甄ケイ、大ピンチ~!!!
ついに大木が倒れましたね・・・夫の愛を得られないからこそ皇后、皇太后の地位にすがるしかなかったのは同情しますが・・・(--;)
嫡福晋の地位や夫の愛、自分の子供は亡くなり、姉は子供を授かり・・・姉だからこそ闇は深くなってしまったのでしょうか・・・純元皇后が亡くなっても闇は消えることなく・・・皇太后の遺言で皇后の地位は守られても何の意味もないと思いました・・・皇太后の遺言は、息子と姪を思ってのことか・・・烏拉那拉一族の為か・・・息子と姪を思ってのことだと思いたいです・・・
純元皇后は・・・もし自分と赤ちゃんにしたこと知ってたらうささんの仰る通り、妹を気づかう言葉は・・・
雍正帝のせいで姉妹の運命は・・・雍正帝のバカバカバカーーーー!!!!(*`〇´*)
朧月は賢い子ですね~(*´ー`*)
雍正帝の子とは思えないです!
顔も似ないでほしい・・・父親に似ると幸せになるといいますが・・・
naa娘娘のミニ甄ケイ!ぴったり!(≧▽≦)/
摩格はなんてヤツ!!!!(*`〇´*)
受けた恩をかえすどころか・・・助けない方がよかったですよね・・・こんなヤツがハーンならジュンガル部はお先真っ暗ですね~アジェナスム(時代が違うけど)と敏敏のお父さんにコテンパンにのしてもらいたいです!!!!(*`〇´*)
それがダメなら靖子娘娘のパンチに始まり、うさ娘娘にトドメをお願いします。m(__)m
雍正帝は・・・
なぜか夏刈の報告はうのみの様子いいのかそんなんで・・・( ̄▽ ̄;)
摩格と夏刈のせいで甄ケイと果郡王がピンチに・・・(--;)
諍いめを見たあと、またうささんのあらすじを読ませていただいては
翌日を楽しみにしています。
皆様のコメントを読ませていただき
うんうんその通り、なるほどーと
同じ所や気づかなかった所が分かり、うれしいです。
でも、でも、最終回に近づけば近づくほど
諍いめもうささんや皆様のコメントも
終わってしまう日が近づくのでとても寂しいです。