中国ドラマ「扶揺(フーヤオ)～伝説の皇后～」第1話 あらすじ

扶揺(フーヤオ)…ヤン・ミー　　　
軒轅旻(けんえんびん)…イーサン・ルアン　　偽者の世子
燕驚塵(えんきょうじん)…ホアン・ヨウミン　　掌門の息子
燕烈(えんれつ)…リー・ホンタオ　　掌門
斉震(せいしん)…リウ・イージュン　　太淵国公
小七(しょうしち)…ジャン・ロン　　扶揺の親友
裴瑗(はいえん)…リー・イーシャオ　　玄元派の弟子/郡主
宗越(そうえつ)…ライ・イー　　医聖



その昔、天権(てんけん)国は穹蒼聖地の命を受け、太淵(たいえん)、璇璣(せんき)、天煞(てんさつ)の三国を統率、太平の世が続いた。ところがある日、帝非天(ていひてん)により五州が血に染められた。だが穹蒼長老の長青子(ちょうせいし)が玄霊真葉(げんれいしんよう)を用いたことで戦局は逆転。しかし帝非天は滅びることはなく、わずかに残ったその血は五色石となった。そして帝非天は密かに待ち続けた。己を呼び覚ます五色石を持つ少女の出現を。

玄霊真葉を授かった者が、帝非天を再び呼び覚ます五色石を持つ少女を探す使命を受ける。少女の手で再度、五州を暗黒に陥れてはならぬと。


扶揺(フーヤオ)は氷の騎兵を倒し、あと一歩で宝珠・徽標を手に入れられるところだった。しかし師姐・裴瑗(はいえん)によって部屋に戻されてしまう。
「玄元の掟を破り、五行密室に入った。今日こそ掌門(流派の長)に突き出してやる。誰もお前を助けやしないわよ」と言う裴瑗。扶揺は「掟を破ったら掌門に突き出すというなら、まずは私を捕まえないとね」と言い返す。怒った裴瑗は阿烈(あれつ)に縛るように言うが、扶揺は巧みにかわし逃げてしまう。


木の上に座っていた扶揺は、待っていた燕驚塵(えんきょうじん)が見え、嬉しそうに木から降りる。駆け寄ってきた扶揺に「またさぼったな?何度も言っただろう。もし、ばれたら…」と言う燕驚塵。扶揺は「会いたかったのよ」と言う。そこに「嘘はおやめ」と言いながら裴瑗が現れる。
裴瑗は扶揺が勝手に五行密室に入ったことを話し「無断で下山したことも掟に反する。掌門に報告し罰を与えないと」と言う。

扶揺に事実だと確認すると「まったく。勝手がすぎるぞ」と言う燕驚塵。燕驚塵は「扶揺は子供だからやんちゃなのだ。今回は許してやってくれ」と裴瑗に頼む。しかし裴瑗は「なぜ、いつもかばおうとするの?好き放題では掟なんてないも同然だわ」と言う。「掟なら師姐だって破ってる」と言う扶揺。今日は祭祀でしょ、玄正部の弟子は山にいるはずよ、大師姐のくせにこっそり下山していいの?と。

燕驚塵は扶揺を叩こうとした裴瑗の前に立ち「私が掌門に報告して、しかと罰してもらおう」と言う。そして燕驚塵は振り返ると扶揺に「いいか?玄幽部に戻って反省しろ。あとで罰が下される。覚悟しておけ」と言って片目を一瞬つぶる。
扶揺が行ってしまい「あのまま行かせるつもり?」と裴瑗は追いかけようとする。それを止めようと燕驚塵が腕を引き、裴瑗は足元にあった石で転びそうに。燕驚塵が抱きとめる形になり、嬉しい裴瑗。それを陰から扶揺が見ていた。
合図が聞こえ、燕驚塵と裴瑗は祭祀へ向かう。


玄幽部。周爺が新しく入る子供に「この玄元派は武林に置ける名門であるが、正式に修練を積むことが許されるのは山にいる玄正部の者だ。高貴な身の子弟たちのみ、その資格を持つ。そして我らのいる集落を玄幽部という。もっぱら仕えるのが我らの務めだ。そして…」と説明しながら黒衣を渡す。さらに「この黒衣を着ている者はすべて、一番下の等級だ。他の色の衣を着た者には必ず道を譲ること。ここでは飯も食えるし、雨風をしのげて眠る場所もあるんだ。それだけでも幸運だぞ。だから、しっかり働け。扶揺みたいな子を見習ってはだめだぞ」と話す周じい。あの扶揺ときたら…とい言いかけたところで、周じいは扶揺がいないことに気づく。


崖の上で行われている祭祀に、扶揺は小七(しょうしち)と潜り込む。
祭祀は玄元派で8年に1度行われる畋闘賽(競技会)のためのものだった。「本日より畋闘賽へ挑戦する者を募る。白衣、青衣、赤衣であろうと、身分を問わず技を競うことができる。畋闘賽は玄元派祖師により設けられた。民を守る勇猛な弟子を選ぶため、数々の難関が待ち受ける。勝者は英雄なり。英雄とは、“英”は草木の生気、“雄”が動物の力、今日の勝者も英雄で玄元派に栄華をもたらし太淵国を支える柱だ。畋闘賽は栄華を懸けた試練。参加を希望する弟子は血文字の札を、この宝鼎に入れよ」と告げる掌門。参加する以上命を落としても後悔するな、と。

扶揺が「身分は問わない?黒衣のことは見下すくせに」とつぶやくと、シーッと小七が止める。そんな中、周じいに見つかり、扶揺たちは連れて行かれる。


周じいに殴られないよう、木から降りようとしない扶揺。周じいは「とっておきの仕事を。下山して酒を買え」と言って腰牌(下山許可証)を見せる。下山したい扶揺がようやく木から降り、周じいは杖でたたいてお仕置きを。


父である掌門から「この3か月の間、収穫は?」と聞かれた燕驚塵は「昆京(太淵国首都)で世子(太淵国王世継ぎ)に会いました。世子は仁徳があって義に厚い方でしたよ。党派を抑えるために軍を必要としており、私を見込んでくださったと」と答える。「帰路で何か耳にしたことは?」と言う掌門。「というと?」と燕驚塵が尋ねると、掌門は「昆京に動きが」と言う。


太淵国王・軒轅靭(けんえんじん)は、太淵国世子・軒轅斎(けんえんさい)に「そなたに命じた件だが、首尾は整ったか?」と聞く。「父上、兵は宮中に配しました。戍軍八衛(守衛軍)も城門の外に待機を。さすがの斉震(せいしん)でも逃げられません」と答える世子。安心した太淵国王は「斉震が王位を狙っているのは今に始まらぬ。3日後は王位継承の儀。斉震を除かぬことには我が軒轅王族の血脈は保てぬ。よいか、禍根は必ずや断ち切れ」と言う。それを斉震は仕掛けを通して聞いていた。


斉震が大王に刃向かうことを知っていた掌門。燕驚塵は「王に継ぐ地位にある国公ですよ。王位を簒奪しては五州が戦乱の世に」と言う。「斉震は権勢を誇る。反逆するのは時の問題だった。ただ勝負の行方はどうなるか。軒轅王族が滅んでしまえば、太淵国の秩序も変わる」と言う掌門。燕驚塵は「玄元派は静観するだけですか?」と聞く。掌門は「我らは江湖の彼方に身を置く。干渉したり肩入れしてはならぬ」と言う。「ですが私は世子に見込まれました。心ではいくらか…」と言う燕驚塵。それでも掌門は「権力に私情は無用。畋闘賽でお前が優勝すれば玄元派は盤石となり、お前も首位として誰からも見込まれよう」と話す。畋闘賽には必ず優勝せよ、と。


太淵国を今夜自分のものにすると決めた斉震は、世子を殺し太淵国王の寝所へ。ハッとして目を覚ました太淵国王は体を起こそうとする。斉震は寝かせると「ご安心あれ、誰もお前を殺さぬ。王殺しの汚名は着たくはない。持ちこたえろ。私が王位につく姿が見られる」と笑みを浮かべながら言う。


追っ手から逃げていた軒轅旻(けんえんびん)。酒を買って帰る途中の扶揺は、飛び出してきた軒轅旻を馬車で轢いてしまう。駆け寄った扶揺に「泉都宗子の軒轅旻だ。私を助けてほしい」と頼むと軒轅旻は意識を失う。扶揺は軒轅旻を馬車に乗せる。

追っ手から逃げていた扶揺の馬車に石が飛んで来る。その石が酒の入った瓶に当たって割れ、馬車から落ちる扶揺。扶揺は裴瑗の仕掛けた罠の網に入り木に吊るされる。そのまま走り続けていた馬車は、大きな石に車輪が乗り上げ、軒轅旻は投げ出されてしまう。

意識のない本物の軒轅旻が運ばれて行き、その場に倒れていた偽物の軒轅旻が追っ手に連れて行かれる。


崖の上で扶揺を待っていた燕驚塵だったが、来たのは裴瑗だった。父から宰相家との縁談を勧められている裴瑗は「私はここに残りたい」と言う。裴瑗が自分の気持ちを打ち明けようとした時、助けを呼ぶ扶揺の声が聞こえて来る。急いで燕驚塵が行ってしまい、置いていかれた裴瑗は気に入らない。


雲痕(うんこん)は捕らえた軒轅旻を殺そうと、配下に首を絞めさせる。しかし国公から生かせという知らせが入り、やめさせる。


燕驚塵は罠にかかっていた扶揺を助ける。扶揺はすぐに酒を見にいくが、瓶は割れてしまっていた。さらに乗せていた男もいない。そんな中、燕驚塵は扶揺が手に傷を負っていることに気づく。扶揺の肩を抱き「女子なら女らしくするべきだ。泣いてもいいし、もっと頼ってくれ」と言う燕驚塵。扶揺ははにかみながら「私を気にかけてくれるの?」と言う。

燕驚塵は扶揺を座らせると、手に手巾を巻きながら「私が君を特別扱いするから、面白くない連中がいるんだろ?今日だって君への嫌がらせだ。肩身が狭いのは分かるよ」と話す。「いいえ。やられたらやり返すもの」と言う扶揺。燕驚塵は強気な扶揺に、かえって危険を招くと言う。そして「安心しろ。私が玄元派の掌門になったらの身分を解く。この世の皆に燕驚塵の女子だと知らしめるのだ」と言う燕驚塵。その様子を陰から見ていた裴瑗は、怒って行ってしまう。

扶揺は「その言葉だけで、つらさなんて感じない。でも私だけでなく、他の玄幽部の弟子も気にかけてあげて。1日も早く黒衣を脱げるようにと」と話す。「玄元山の掟だ」と言った燕驚塵は、その話はやめ扶揺を送っていくことに。その時、侵入者を知らせる鐘が鳴る。


侵入したのは斉震の配下だった。掌門が向かうと「斉震殿がある負傷者を救えとの仰せだ」と言う雲痕。そのすぐ後に、斉震自身が到着する。


玄元山荘。江湖でも名高い医聖・宗越(そうえつ)が負傷者として連れてこられた男の治療を終える。「大事ない。半刻以内には目覚めよう」と斉震に言う宗越。斉震が「では処方を出してくれぬか」と言うと、宗越はふと笑い「大事ないと言ったはずだ」と言って部屋を出ていく。


部屋から出てきた掌門は「注意して仕えるように伝えよ」と燕驚塵に言う。部屋の中にいるのは太淵国公・斉震だ、こんな時に訪れるとは政変が起きたやも、だがお前には好機である、と。


負傷した男が目覚める。男が軒轅王族の御水の術が使えることを確認した斉震は、軒轅旻だと確信して跪くと「斉震が世子殿下に拝謁を。驚かせてしまい、申し訳ありません」と言う。怯えていた軒轅旻は「世子だと?誰が世子だ」と聞く。「大王の勅旨が届いていないようですな。大王はすでにあなたを世子に冊立しました。迎えの者が数日で到着するかと」と言う斉震。軒轅旻は「つまり、いずれ私は…太淵国の王に?」と言う。斉震が「さようです」と言い「そうか、素晴らしい。王になるのか」と笑う軒轅旻。


ーつづくー


始まりました、扶揺!!
展開も早くて面白ーい(๑>◡<๑)

最初から扶揺、かっこよかった!!
氷の騎兵を次々と倒して。
あと少しで徽標を手に入れられたのに(ㆀ˘･з･˘)
でも、手に入れてたら掌門に怒られていたかな。

今の所、裴瑗がイジメてもイジメても扶揺は負けてないから気持ちいい(≧▽≦)
肝心な時に燕驚塵が扶揺を助けに行ったのも面白かった!!
でも、これからもっとイジメがひどくなっていきそう。
裴瑗は燕驚塵が好きなんだものね。
のことも見下しているから、扶揺に負けるなんて許せないはず(;´д｀)ﾉ
それに扶揺も自分1人だったら何とか切り抜けられるかもしれないけど、小七とか周じいとかが巻き込まれたら…心配。

畋闘賽には扶揺も出たいよね。
でもだと出られない(；д；)
そこも気になるところ。

燕驚塵は「お昼12時のシンデレラ」の雰囲気も残っててよかった♪

軒轅旻も入れ替わって、これからどうなっていくのか楽しみ(⁎˃ᴗ˂⁎)



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