天羽は今"天記"の糸を買えば、私に偽証をさせたから取り引きを強要されたと皆に噂される、面子を大事にするお父君は商談を断わるはず、君の厚意は嬉しいが受け取れないと景珍に話す。
景珍が屋敷に戻ってると母・白玉琴が待ち構えていた。すぐに手を引かれ、部屋に連れて行かれる景珍。「どこへ行ってたの」と問い詰められ、景珍は「兄さんの所よ」と返すが、嘘だと分かっている白玉琴は騙されない。誰に会いに行っているのか言わない景珍に「私に黙っているなら、お父さんに言うわよ」と白玉琴は怒る。景珍は「父さんには自分で話す」と言い、部屋を出て行く。
「景風のことで脅すだと?」と言う敬亭。景珍は「方殿の言い分はもっともだと思うわ。事件の後、うちは方殿に謝罪をするどころか、お見舞いもしてない」と言う。敬亭は「お前が行っただろう」と言うが「父さんが行くことに意味があるのよ」と返す景珍。景珍は彼が不満を募らせている様子だったと嘘をつく。蘇繍と取り引きしたいと思っているのに何も進展がなければ不満を漏らすのも当然、もし方殿が嘉沅と手を組みでもしたら杭家が偽証を頼んだという噂を流すかもしれないと。そして父さんが表に出なくても解決する方法がある、繍荘の糸の取り引きは徐恨に任せている、だから彼に商談を任せればいい、取り引きが成功すれば方殿も裏で父さんが指示したと分かるはずと景珍は言う。
商談を諦めた天羽は、嘉沅を呼び出し別れを告げる。息子のために偽証してくれたあなたに、誠意のかけらも見せないと敬亭に怒る嘉沅。つめたい言い方をする嘉沅に「君はいずれ杭家にと嫁ぐのだろう?」と天羽は言う。
天羽は嘉沅と徐恨が思い合っていると気付いていた。天羽が結婚していることを知った嘉沅は「愛したことは?」と聞く。「愛したから妻を娶ったのだ」と答える天羽。嘉沅はその愛が永遠に変わらないものなの?心変わりをする可能性もあるのかしら?と言う。天羽は嘉沅が心変わりをしたことで罪悪感を感じていると悟り、結婚前の心変わりはいいが結婚後は許されない、愛も大事だが責任も大事だと話す。
徐恨は離れた場所から嘉沅と天羽の様子をうかがっていた。天羽が「来いよ」と呼ぶが行ってしまう。天羽は嘉沅に釈明するように言うが、嘉沅は不機嫌そうに「結婚前だから必要ありません」と言い追いかけない。
天羽が宿に戻ってくると、景珍が待っていた。景珍は商談に進展があったと話す。そしてわざと「商談が進展するように尽力した人がいるの」と言う景珍。感謝する天羽に「これからは景珍と呼んで」と言う。
敬亭から呼び出された徐恨は、桑農家のことを聞かれ、今後の取り引きの約束を取り付けたが条件があると話す。しかし守るべきは蘇繍で桑農家に条件を出す資格などないと敬亭は言う。さらに桑農家とは焦って交渉する必要もないと言い出す敬亭。敬亭は糸がなくなる心配もしない。
食い処へ来た徐恨は、嘉沅に天羽の商売に絡んでいるか聞く。今は絡んでない、彼は帰郷することになり、今日は別れの挨拶に来ていたのよと言う嘉沅。それだけ聞くと、徐恨はまた明日来ると言い帰ってしまう。
糸の在庫を調べた徐恨は、今は足りているが、年末の皇宮への上納品には足りなくなる恐れがあることを知る。
景風の釈放の日。白玉琴と景珍はこっそり景風を迎えに行こうとするが、敬亭に見つかり怒鳴られてしまう。「やっと釈放されるというのに…」と泣きながら白玉琴は訴えるが、敬亭は許さない。
釈放された景風は、迎えに来たのが使用人1人だけだったため落胆する。その時「若様」という佩芸の声が。
佩芸の作った履物を履いた景風は、「家には戻らない」と使用人に告げる。
迎えに行った使用人から、景風が散歩に行ったと聞かされる白玉琴。
白玉琴は景風が嘉沅のところへ行ったと思い、食い処へ向かう。
食い処で「息子を返して」と大騒ぎする白玉琴。嘉沅は「いない」と言うが、白玉琴は「佩芸が牢まで景風を迎えに来ていたのを使用人が見たのよ」と言う。嘉沅は商売の邪魔だといい、白玉琴たちを帰らせる。
景風は佩芸と一緒に街にいた。賭博をし、鳥を買い、酒を飲む景風。
江福はなぜ佩芸が景風と一緒にいるのか分からない。嘉沅は佩芸が景風をずっと好きだったと話す。「使用人という立場なのに」と江福は怒るが、嘉沅は自分が佩芸の背中を押してあげたと言う。
佩芸が止めるのも聞かず、大量の酒を飲む景風。
その頃、杭邸では帰ってこない景風に激怒し敬亭が「門を施錠しろ」と命じていた。今から全員、屋敷から出ることを禁ずる、一歩でも出たら二度と入れん、と告げる敬亭。
遅くなっても帰って来ない佩芸を嘉沅と江福が心配していた。そこに天羽が尋ねて来る。嬉しそうに商売に進展があったと言う天羽。
帰ってきた徐恨は、門が施錠されていて驚く。開けた景珍は、釈放された兄さんが戻らず、父さんが指示したと事情を話す。2人の話し声に「景風が戻ったの?」と言いながら外に出て来る白玉琴。
白玉琴は嘉沅がかくまっていると思い、徐恨に景風を連れ戻してきてほしいと頼む。
嘉沅は景珍が天羽のために手を回したという話を天羽から聞く。「希望が出てきた」と言う天羽。その時、門を叩く音が聞こえてくる。嘉沅は佩芸だと思うが、門の外にいたのは徐恨だった。「嘉沅、景風を…」と言いかけた徐恨は、天羽の姿を目にし「捜し人はいない」と言うと行ってしまう。嘉沅は追いかけるが、天羽がいたことに不愉快な気持ちになった徐恨とケンカになりそうに。2人のところへ来た点羽は「商談が成立したら、家族を蘇州に呼んで一緒に住む。私には心から愛している妻がいるのだ」と話す。何も言えなくなった徐恨は、嘉沅から「景風を捜さなくていいの?」と言われ、その場を後にする。
佩芸と酔った景風は座りながら雨宿りをしていた。嘉沅を思い続けている景風に「帰りたくないなら私もここに残ります」と言う佩芸。優しくしてくれる佩芸に、景風は「無駄だぞ、報われない。私の心には嘉沅しかいないのだ」と言う。しかし「かなわぬ思いでも、私は貫き通したいのです」と言う佩芸。報われなくても一途に思っていたいと。
寒そうにする佩芸の手に触れる景風。景風が離すと、佩芸はその手を取り、もう一度自分の手の上に持って行く。「杭家でこの手がなでていたのはお嬢様の髪でした。牢では図案集の上に。まさか、こんな日が来るとは思いませんでした。若様の手が私に触れてくれているのです」と言う。そして、景風の手を自分の頬へ持って行き「この手の持ち主が誰を思っていようと、今、若様の手は私のそばにある。私の人生が台無しになろうと構いません」と言う佩芸。景風は佩芸を抱き寄せ口づけをする。
佩芸は朝になってから食い処へ帰ってくる。"私は後悔していません"と思う佩芸。
一晩中、起きて帰りを待っていた江福は佩芸に怒る。嘉沅も「景風といても構わない。でも一言くらい先に知らせてよ。私たちは家族でしょ?」と言う。
衣装を直した佩芸は「帰ります」と景風に言う。そして「私が望んだことですから、少しも後悔していません」と言う佩芸。私は獣以下の最低な人間だ、と責め始める景風に、佩芸は「すべて私が望んだことです。若様に責任はありません」と言う。若様にとって悪夢でも、私には美しい夢、私は夢を見続けたい、と。そして「この夢は私の夢なのですよ。若様は恥じることなく胸を張って生きてください。昨夜のことは2人の秘密です」と言い、佩芸は帰って行く。その時のことを川辺にいた景風は思い返していた。そこに景風を捜していた徐恨が来る。
徐恨は白玉琴が心配で一晩中眠れずにいたことを話し、すぐに帰るように言う。「もういい。牢に入れられて、お前は情に篤いと知った」と言う景風。徐恨は「俺はしょせん杭家の使用人でしかないが、あんたは杭家の家族だし跡取りだ。俺に嫉妬するな」と言うと、その場を離れる。
杭家。「お前が産んだ息子だぞ。どう責任を取るのだ」と白玉琴に怒る敬亭。面子のことばかり気にし、人から評価された時だけ自分の子で、問題を起こした時にはお前の子だと言う敬亭に白玉琴は怒り、2人は口論になる。
ーつづくー
景風と嘉沅は、白玉琴がお店で騒いだこともあるし結婚は無理だと思っていたけど…やっぱり正式に解消しないかぎり、許婚なのねヾ(・ω・`;)ノ
景風もようやく牢から出ることができました。
だけど佩芸と景風が(0д0∥)
佩芸も積極的でビックリ。
この2人もこれからどうなっていくんだろう?
天羽も蘇州に来ることになるのかな?
↓ポチッと押していただけると嬉しいな。
よろしくお願いします


にほんブログ村
景風と佩芸、一緒になりましたね!
景風も好きになってあげて欲しいな~
もう戻れないし!嘉沅は戻ってこないよね!
嘉沅も佩芸を応援してる感じですが、白玉琴がいる限り上手く行くとは思わないけど…
そこを景風が頑張って欲しいです。
徐恨もなんだかヤキモチやきなのかな?
好きになったらそうなるとは思うのですが…
景風と違ってはっきり嘉沅に言うところが共感は持てます。
うささん、いつもありがとうございます。
「この夢は私の夢なのですよ。
若様は恥じることなく胸を張って生きて」
なんて、自分が明確ですね。
大人な天羽さんはすっかりかすんでしまいました。。。
ちょっと勘違いな景珍も。。。
杭家の人々は大人を始め
目先のことばかり。。。
自分として何を大切にするか
そんなことを問いかけているような佩芸の背中を
眺めているような気がしました。