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中国ドラマ「扶揺(フーヤオ)~伝説の皇后~」第41話 あらすじ

2019年10月24日 22時17分37秒 | 扶揺(フーヤオ)~伝説の皇后~(中)

扶揺(フーヤオ)…ヤン・ミー   
長孫無極(ちょうそんむきょく)…イーサン・ルアン 
戦北野(せんほくや)…ガオ・ウェイグァン 天煞国・烈王
宗越(そうえつ)/軒轅越(けんえんえつ)…ライ・イー
小七(しょうしち)…ジャン・ロン
雅蘭珠(がらんじゅ)…チャン・ヤーチン 邛葉族
長孫迥(ちょうそんけい)/皇帝…ワン・ジンソン



「生と死の間」


雅蘭珠は「毒蜂の群れに遭ったとか。もし骨までなくなったらあなたを捜せない。今回、無事だったけど、こんなの二度と許さない。また私を追い払おうとしても、そうはいかない」と戦北野に話しかける。扶揺さんを好きなのは知ってる、助けるのはいいわ、でも死んだら許さない、戻ってこないなんて絶対にだめよ、ちゃんと聞こえた?、ずっとそばにいるわ、と。


眠っていた扶揺は、自分の名を呼ばれ目を覚ます。隣で寝ている戦北野を起こそうとするが、手が通り抜けてしまい体に触れることができない。
「答えよ。生きるか、それとも死ぬか?」と問われる扶揺。扶揺は立って辺りを見回しながら「誰?誰よ?」と言う。そんな扶揺の前に非煙が現れる。

「誰でもよかろう。大事なのはお前が血気を失い、じき死ぬこと。お前だけでなく共に来た者も死ぬ」と言う非煙。扶揺が「私は死ねない」と返すと、高笑いした非煙は「死を恐れぬ者はおらぬ。死には勝てぬのに。だがお前は幸運だ、私なら助けてやれる。もっとも代償は要るがな」と言う。「何が望み?」と扶揺が聞く。非煙は「忠誠心だ」と答える。

お前は私を信じ忠誠を誓う、友人や仲間へのすべての忠誠心を私に捧げるのだ、と言われた扶揺は「嫌よ。私の忠誠心は私のもの」と断る。強い痛みが扶揺を襲い「誰も私を拒めぬ。生かしてやり、幸せを与える。私に従えば2人とも生きられる。死とは苦しいものだ。この道しかない」と言う非煙。それでも扶揺は「私は…自分の忠誠心を売るようなら死んだほうがましよ。自分の心に背くのは嫌」と言う。

非煙が「お前を裏切る他人のために命を捨てていいのか?姚城の民のためお前は命を懸けたのに、民はお前をののしり見殺しにした。そんなやつらだぞ」と言う。しかし扶揺は「そうよ。私の善意は踏みにじられ、私の忠誠心も試されたわ。それでも私には信頼できる友がいる。心から愛する人もいるわ。みんなを守るの。この忠誠心を失うなら、このままここで死ぬほうがいい」と言い返す。非煙は「私の申し出を断ったが死なせずにおこう。帝非天はお前を待っている。我らは必ず、また会うだろう」と言いながら去っていく。


戦北野が目を覚まし、扶揺の目から一筋の涙が流れる。
2人が気がつき、雅蘭珠や小七は喜ぶ。


「翊王殿下が葛雅砂漠を捜せど時すでに遅く、昨日、皇太子の亡骸を見つけました。即刻、皇宮にお連れするべきですが、皇太子の死因は石化病でうつる危険があり、お連れできませんでした」という知らせが朝廷に届く。
皇帝は「翊王に伝えよ。皇太子を悼み、即刻、当地で葬れと」と告げる。


戦北野の兵営。座っている扶揺の隣に腰を下ろした戦北野は「私は天煞へ帰る。黒風騎も山に退かせる。お前を一人置いてはいけぬ。どうする?」と聞く。ふっと笑った扶揺に「姚城へ戻ってみるか?」と言う戦北野。気持ちは分かる、民のために戦ったのに裏切られたのだ、だが姚城の民はお前を捜しているそうだ、誤解が解けたのだろう、と。

「いいの、どこへも行かない」と行きそうになる扶揺。戦北野は「いつまで逃げる気だ?時には人にも己にも機会を与えてやれ。逃げずに向き合うのだ」と言う。扶揺は「私の心はずたずたにされた」と返す。それでも「思い直せ」と戦北野は言う。


扶揺は戦北野と一緒に姚城に戻る。民たちは跪き立とうとしない。「扶揺は恨んでおらぬ。お前たちは姚城の民として最後まで投降せず、己の家族とこの村を守った。ここの住人としての責を果たしたのだ。よき民がいてこの姚城も、そして扶揺も幸運だった」と民たちに話す戦北野。民たちは扶揺に謝り、死ぬまで扶殿に従います、と言う。

駆けてきた鉄成が官印を差し出す。しかし扶揺は受け取らず「これは、あなたのよ。県丞になったのは一時の気まぐれだったの。ずっとはできない。黒戎寨はいない。姚城の民はこれからはあなたが守るの」と話す。「扶揺は行ってしまうのか」と言う鉄成。扶揺は頷き「無極を捜す」と言う。


朝議。新皇太子を立てるよう声が上がる。そんな中、平戎から皇帝へ奏上書が届く。
皇帝の命により朝議で「“昨日、無極の逝去を聞き知り、我、断腸の思いなり。涙は止まらずなす術もなし。願わくばこの寒き葛雅砂漠にとどまり、兄として哀悼の意を込め弟の葬儀を執り行い皇太子の尊厳を守りたし。無極の死は五州の無念。悲嘆に暮れる我に、尚書・魏啓陽は皇太子の地位を奪うよう進言せり。言葉の裏に悪しき企みを感じ、悲憤のあまりその場で死刑に処せり。なれど魏尚書は陛下にお仕えした朝廷の高官。一時の衝動にかられし我を、どうかご断罪くださいませ”」と書かれた平戎の奏上を韓林が代読する。
「皇太子の冊立の件は今は論じず、後日、陛下の裁断を仰ごう」と徳王が告げる。


皇后が無極の悲報を聞き倒れてしまう。そこに徳王が来る。「義姉上」と徳王が何度か声をかけ、ようやく意識を取り戻した皇后。皇后は無極に会いたいと言うが、徳王は「そのお体では…。何かあれば無極もあの世で嘆く」と止める。
皇后が悲しみ涙を流す中、陛下からの薬が届く。「飲みません」と激しく拒絶する皇后に徳王は違和感を感じる。


届いた文を見て言葉をなくす宗越。「何と?」と戦北野が聞いても答えることができず、戦北野はその文を奪うように取る。“皇太子は葛雅砂漠で逝去。すでに納棺せり”と書かれた文を読む戦北野。その場にいた小七が「無極皇太子が亡くなった?」と言う。その直後、聞いてしまった扶揺が扉を開けて入って来る。


「無極が死んだ。信じるか?」と皇帝が韓林に聞く。韓林は「天性の強運と陛下の徳に守られ、殿下は必ずや凶を吉に転じられたはずです」と答える。皇帝は「朕も死を認めたくない。だが、もし本当であれば誰を皇太子に立てる?」と言う。そして「適する者は朝廷に2人しかおらぬ。翊王と徳王だ。翊王の野心は明らか、徳王は野心のかけらもないそぶり。だが腹の底で何を考えておるか誰も知らぬ。2人を争わせてみるのもいい。そうすれば明らかになろう。どの臣下が誰の犬であるか」と言う皇帝。

韓林は「翊王は力をお持ちですが徳王と比べれば未熟かと。徳王が本気になれば翊王に勝ち目はないと存じます」と話す。「翊王を徳王封じに使う気はない。徳王が殺されるなら手を下すのは無極しかおらぬ」と言った皇帝は、慌てて韓林に駆け寄ると「翊王が無極を南戎で埋葬するのだったな。即刻行って、屍の正体を確かめよ」と命じる。


伝書鳩は無極ので文字は護衛のものだった。「無極よ、全ては嘘だと言ってくれ。芝居だと」と言う宗越。戦北野が扶揺を心配すると「だが腑に落ちぬ。真相が分かるまでは動かぬほうがよい。特に扶揺。無極を思うあまり容易に罠にはまる恐れがある。注意を」と宗越は言う。「扶揺の部屋で眠り香をたいているわ。今頃は眠って…」と雅蘭珠が話している途中で、慌てた様子の小七が部屋に入って来る。「扶揺さんが消えた」という小七。戦北野がすぐに追いかける。


翊王の配下で物資を届けに来た、東に翊王の兵営が、と話す兵を脅していた扶揺。そんな扶揺に追いついた戦北野は、兵を気絶させると「敵討ちはまだだ」と連れ戻そうとする。しかし「亡骸を確かめる。言葉では信じられない」と返した扶揺は、戻らずに歩き出す。


陛下は皇太子の異郷での死を悼み私を見送りによこされました、と平戎に話した韓林は「でも解せませぬ。なぜ皇太子はわざわざ恐ろしい葛雅砂漠に?」と言う。「まったく不思議だ。10日前、私の配下が無極の持ち物を砂漠との境界で見つけた。その物を見ると確かに皇族の印があり無極は砂漠に行ったのだと推察した。その後、5部隊を使って砂漠を捜索したが無極は見つからず」と言う平戎?。

韓林は「では亡骸はどうやってお見つけに?」と尋ねる。平戎は「偶然だった。あの日、突然、大雪が降り捜索隊が進む方向を変えると亡骸があったのだ。かわいそうにまだ若いのに葛雅砂漠の石化病に殺された」と言う。「皇太子の死で朝廷は騒がしくなっています。段大臣は民心安定のため、翊王殿下を新皇太子にと」と話す韓林。平戎は「私はまだまだ未熟者。考えたこともありませぬ」と言う。私の願い事は、ただ父上のご長命のみだと。


石化病は人にうつりやすいため、平戎は火葬をすると決めていた。遠くから平戎と見ていた韓林は「実はひざまずいて見送るよう陛下より命を受けております。しかし遠いうえ棺も密封されています。お顔も拝せぬようでは、陛下の望みを叶えられませぬ」と言う。「棺を起こすゆえ、お顔を拝し、火葬後にまた拝せばよい」と言う平戎。
扶揺と戦北野は、兵に扮し棺の近くに立っていた。

棺が開けられ起こされる。そこには石化した無極が。よろめく扶揺を戦北野が支える。
「やはり皇太子であられる」と言う韓林。見送りのため兵たちが座り、戦北野も無理やり扶揺をしゃがませる。棺が焼かれ、動揺する扶揺を戦北野が眠らせる。さらに石を投げ、兵を2人気絶させる戦北野。石化病にやられたと兵たちが騒ぎ、戦北野はその隙に扶揺を抱きかかえて連れていく。


意識を取り戻した扶揺は、平戎に敵を討つと言い張る。しかし多勢に無勢、お前が一人で行っても敵を討つ前に死ぬと、泣き叫ぶ扶揺をなだめる戦北野。

落ち着いた扶揺に「幼い頃、母上と祖父に可愛がられた。だが祖父が亡くなった日、母上は涙を流さなかった。悲しくないのかと問うと母上は言った。“死ぬ人は残された人に、不安と思い出、そして多くの悲しみを置いていく。でも逝く人は愛する人の嘆きを見たくない。生きる者の涙で逝く人を引き留めてはならない”。強く生きることが死者への弔いになる」と話す戦北野。扶揺は「そうね。私は負けない。無極の敵を討つまでは」と言う。


皇帝が皇后に飲ませている薬を調べた徳王は、処方を太医に見てもらう。太医は、のむのをすぐにおやめになるべき、さもなくば命に危険が、劇薬のヤガラとガジュツに多くの飲み合わせが含まれ逆に毒となっています、と話す。短期では体内で出血し悪寒がします、長期になると脱水と痙攣を起こし死に至る、しかも苦しみもがいてむごたらしく死ぬと。


人目を避けて皇后と会った徳王は「なぜ言わなかった。毒の薬を飲まされていたことを」と言う。「知ったのですね」と言う皇后。皇后は「言ったとてあなたは何もできない。その昔、長孫迥が私を無理に入宮させた時も何もできなかった。あの人が今また私を苦しめたとて、あなたは無力」と話す。さらに皇后は「あの人は私に毒を飲ませてあなたを苦しめている。あなたが激怒するのを待っているのよ。怒ったあなたが行動に出れば、殺す理由になるから」と言う。「私の謀反を待っているのか。よかろう、今ここで断言する。清旖よ、私はこの国を奪い返す。戻って周到に準備をし、3日以内に迎えに来る」と言う徳王。待ってろ、と言われ皇后は頷く。


平戎の兵営に来た扶揺と戦北野。しかし突然現れた天煞の禁衛軍に囲まれてしまう。戦南城と結託していると分かる扶揺たち。平戎はここに来ることも葬儀の場に2人がいたことも知っていた。扶揺が「長孫平戎はどこ?」と徐来に怒鳴る。徐来は「来月5日は天煞王の誕生日だ。翊王殿下がお祝いに行かぬわけがない」と話す。戦北野が「磐都か」と言う。「殿下が仰せだ“烈王は天煞で捕らえさせよ”。ゆえに我らは烈王には手出しせぬ」と言う徐来。


ーつづくー


皇太子になりたいのがミエミエの平戎。
誰もが気づいているのに、あの芝居は恥ずかしい(ㅎωㅎ*)

夢に閉じ込められなかったのはよかったけど、無極を見つけることはできなかったのね(;д;)
その代わり(?)に非煙が現れるなんて!!
夢の中にまで追いかけて来るなんてすごい…(✽ ゚д゚ ✽)
そして元宝はどこに!?←大事なところ。

確かにあの石は無極にそっくりだった(๑°⌓°๑)
だけど無極じゃないよね。
誰かが用意したのか、本人が用意したのかヾ(・ω・`;)ノ
早く真相が知りたい!!

そして徳王が何をするのかも気になるぅぅぅ。



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