台ドラ+韓ドラで探せ!

台湾ドラマや中国ドラマ、韓国ドラマ、海外ドラマのあらすじなどが中心です。

中国ドラマ「風中の縁」第34話 あらすじ

2015年10月22日 15時10分17秒 | 風中の縁(中)

「生命を賭した計画」



休憩をしていた衛無忌は、隣に座る莘月に「私がもっとも後悔していることは何だと思う?」と聞く。莘月は答えるが外れ「一番の後悔は、君と月牙泉で別れる時、正体を明かさなかったことだ」と言う無忌。莘月は“あの泉のそばで最初に知り合ったのは九爺様だったわ”と思う。
どこからか笛の音が聴こえてくる。「炎天下で笛の演奏とは。砂漠には変わり者がいるようだな」と無忌が言い、2人は顔を見に行く。


笛を吹いていたのは九爺だった。「九爺様」と莘月が声をかけ、2人は九爺のもとまで行く。
「私たち、あの子にまだ名前をつけてないわ」と莘月が言うと「2人の了承を得ずに幼名をつけた。私たちは子供を“逸”と呼んでいる」と話す九爺。“逸”には“潜伏する”という意味と“並外れて優れた”という意味があり「将来が期待できる、いい名前だ」と無忌は言う。

九爺は天山から逸を呼びよせていた。「今から会いに?」と九爺は聞くが、会いに行けば戻るのは明日の日没後になってしまう、無理だ、と無忌は言う。「あと少しの辛抱だ。この件に関しては、絶対に失敗が許されない」と莘月に言う無忌。分かっている莘月は「あと数日待つくらい平気よ」と答える。無忌は莘月に「もうすぐ家族で暮らせる」と言うと、九爺と見つめ合う。
「では連絡を待とう」と言い、ラクダに乗って行ってしまう九爺。その背に向かい「厚墨のどこにお住まいで?」と無忌が聞く。振り向きもせず「莘月なら私を捜し出せる」と九爺は答える。

莘月は無忌に「なぜ厚墨だと分かったの?」と言う。無忌は「付近で最大の町だからな。見当がつく」と返す。
無忌は「逸に会って最初にしたいことは?」と莘月に言う。「抱き締めて口づけしたいし、笑顔や泣き顔を見たい。父や兄さんにも紹介するわ」と話す莘月。莘月は無忌が気をそらそうとしていると感じる。そんな莘月に無忌は「予感がするんだ。君の夢はきっとすぐにかなう」と言う。


秦湘の寝所に来た陛下は、寝台に座る秦湘に向い「朕とそなたは一介の夫婦のように接し合ってきた。家族と過ごすことが一番の幸せなのであろう?なぜ病を患って以来、朕や駢に会おうとしない。すべてを打ち明けてくれ」と言う。秦湘は、病を得てから私は鏡を見ることさえ嫌になりました、やつれ衰えた顔です、ご覧になれば美しい記憶が台無しに、と話す。どんな病を患おうと、そなたは最愛の妃だ、と言う陛下。寝台から出た秦湘は陛下に抱きつき、泣きながら「ひどい方ですわ。私のやつれた姿を無理に見ようとは」と言う。

秦湘はこの数日、駢のことを考えていたと言う。そして駢に領地を与え、藩王にしてください、と頼む秦湘。権力争いから遠ざけたいと。「なぜ、そんなことを?」と陛下が聞くと、李氏の顛末を目撃したからでしょう、もしくは病を得たからかもしれない、家族の安寧に勝るものなど何もない、往年の李氏は栄華を極めた一門でした、亡くなった3人は明徴の名臣、なのに1人残らず悲劇的な死を迎えた、権力争いの犠牲になりました、私は恐くてたまりませんと答える秦湘。陛下は今から駢に会いに行こうと言う。

秦湘は首を横に振り、願いを聞き入れてほしいと頼む。駢はまだ幼く、藩王にするには時期尚早と陛下は言うが「私は都を離れたいのです」と言う秦湘。そして秦湘は衛将軍と莘月も守ってほしいと頼む。李佶将軍の件は衛将軍を陥れる罠、次の犠牲者は衛将軍かもしれないと。「朕を害するなど、朕は決して許さぬ」と陛下は言う。


李佶の墓前で、あの布を手にしながら「あいつらね。あいつらが策を巡らせて、あなたを殺した。権力を守るために…。見ていて、あいつらには必ず代償を払わせるわ。衛無忌を殺し、万氏を抹殺してやる」と秦湘は言う。


「陛下は朝廷のどの臣下より無忌を寵愛しています。皇子たちよりも衛嬗を可愛がる始末です」と皇后は昭陽公主に話す。寵愛は一時のものに過ぎない、無忌は南朝の軍神です、だからこそ陛下は李佶が死んだ際、無忌を放免したのです、いつか用済みになれば些事を理由に死を賜るでしょう、と言う昭陽公主。皇后はもし死を賜ることがあれば助けてあげたいと言う。そんな話をしていると秦湘が来る。

通りかかっただけだと言う秦湘は、李氏が往年の勢力を失い、首尾よく衛無忌も排除し2人は喜びの色を隠しきれないご様子だと言う。「無忌も万氏の一員よ。排除するなんてあり得ない」と返す昭陽公主。秦湘は「今、述べたことは巷の噂に過ぎません。部外者は口さがない。でも陛下も万氏をお疑いでしたわ」と言う。「陛下と万氏には断てない絆があるの。誰を信じて重んじるべきか、陛下が理解していないとでも?」と昭陽公主は言い返す。そんな昭陽公主に「陛下は皇帝として大局を重視なさいます。誰が真心を抱く者で、誰が私欲を追う者かは把握しておいでですわ」と言う秦湘。昭陽公主は「湘夫人も無忌が煙たいのでは?」と言う。

「万氏に何をされようと、衛無忌は決して万将軍を裏切りませんでした。でも李佶将軍の死の件で、あなた方の恐ろしさを痛感したはずです」と秦湘は返す。さらに衛無忌が反旗を翻せば万氏の権力は完全に失墜する、莘月は旧友です、駢には確かな後ろ盾が必要ですわ、ご自愛ください、と言うと秦湘は行ってしまう。
「無忌と結託して皇太子の座を奪う気ですわ」と言う皇后。昭陽公主は鼻で笑うと「諦めると踏んでいたのに、まさか無忌を味方につけようとは」と言う。秦湘の話は筋が通っていると思った皇后は、陛下の願いは領土拡大、無忌が出兵し続けるかぎり寵愛は薄れないはず、秦湘が無忌を籠絡する可能性も否定できないと話す。


自分の感情より、万氏を優先するよう万謙を説得する昭陽公主。「無忌は私が育てた。万氏を害することは絶対にない」と万謙は言う。しかし「私はそうは思わないわ」と昭陽公主は言い返す。あなたが無忌を信じるのは自由、でも彼が他人に利用されたら?と。そして無忌は李佶の一件で万氏を恨んでいるわ、災いの芽は早めに摘んでおかねばと昭陽公主は言う。

軍功を重ねるにつれて無忌は万氏と距離を置き始めた、育ててもらった恩などとっくに忘れてる、奴の心を占めているのはあの女子だけだ、と司馬瓚も話す。それでも万謙が無忌を信じると言うと「あなたは妻よりも甥が大事なのね。無忌だけが善人で忠義に厚いってこと?私への情はないの?」と言い出す昭陽公主。しかし万謙の心は動かない。


莘月は無忌に「いつ逸に会いに行くの?九爺様とは連絡を取っていないようね」と言う。「随行している将領、特に司馬烈と万昂は万家の手先だ。私たちを監視してる。陛下に重要された私は万家の悩みの種だ。だからこそ、より慎重になる必要がある」と話す無忌。万氏が権力を守るためなら手段を選ばないと分かっている莘月は「家族で暮らすためだ。失敗は許されない」と言う無忌の言葉に納得する。


阿克塞に羯族の残党が現れたと司馬烈が無忌に報告する。残党であって軍ではない、軍紀に違反して逃げた兵が匪賊になっただけだと判断した無忌は、取締は官府に任せることを決める。
出軍すべきだと言う万昂に、軍令として「決して動くな」と命じる無忌。


万昂が阿克塞から戻らないと無忌に知らせが。軍令も守れない万昂に無忌は怒りを抑え切れない。事情を聞いた莘月は「生きて戻れるか楽しみね。阿克塞は特殊な地形をしているわ。複雑に入り組んだ迷路よ」と言う。砂漠の民は、魔鬼城と呼んでいると。


無忌は精鋭の兵を集め、万昂を助けに行くことに。莘月も一緒に行くと言うが、無忌は「君しか信用できない。留守を頼む」と言う。莘月は救えなくても暗くなる前に戻ると無忌に約束させる。
「もうすぐ逸に会えるぞ」と莘月に言い、出発する無忌。


不気味な阿克塞の城内は、万昂の部下の遺体ばかりだった。土地勘のない無忌は、雁光と孟山には側面から突入し敵を引き付けるよう命じ、自分は中央から突入することにする。

捕らえられている万昂を追いかける無忌。部下が何人も死んで行く中、ようやく万昂を捕らえていた匪賊を倒すことができる。

縛られていた万昂の縄を切り「いくぞ」と歩き出そうとした無忌。その腕に1本の矢が刺さる。その矢を折り、さらに歩き出そうとした時、もう1本の矢が無忌の右胸へ。無忌はうしろ向きに倒れ込む。2本目の矢を放ったのが胡偉立だと分かると、万侯はニヤリと笑う。無忌が1本目と同じように2本目の矢も折ると、その矢を押し込み始める万昂。無忌は次第に意識が薄れていく。

後から来た雁光と孟山は、倒れている無忌に駆け寄る。「伏兵の仕業だ。救えなかった」とウソをつく万昂。刺さった矢が毒矢だと分かり、皆で無忌を運ぶ。


莘月は意識のないまま戻ってきた無忌のそばへ急いで行く。2本とも毒矢だと知った莘月は、万昂を呼ぶと、涙を流しながら「今すぐ目の前から消えて。でないと殺すわよ」と言い放つ。

莘月は万昂と司馬烈が策を弄したのでは?と考えるが、誰も現場を見ていないため断定はできない。
軍医たちは2本は異なる毒矢だと言い、建安に戻ることを勧める。しかし都への道中、毒が回らないという保証もなく、長旅にも耐えられそうもない。莘月は孟山に無忌の負傷が漏れないよう悠都の出入りを禁じ、勝手に出入りする者は斬り捨てるようにと頼む。そして衛将軍の名前を使い、砂漠の名医を集めるように言う。名目は“彼の女が果実で食中毒を起こした”とし、密かにその女は衛嬗の母だと伝えてと。


無忌が毒矢に倒れたと、陛下に報告が来る。驚いた陛下は、侍医を遣わし、必ず無忌を救うよう命じる。そばにいた秦湘は「やはり陛下の願うようにはいきませんね。私が予想したとおりです。衛将軍の命も奪われる。彼もまた、権力争いの被害者ですわ。もしかすると、いつかは陛下も…」と言う。「必ず無忌を救ってみせる。死なせぬぞ」と言う陛下。


砂漠の名医たちが何人か無忌を診るが、誰1人救える者がいない。
莘月は砂漠で会った九爺と、九爺と別れる時の無忌を思い返す。無忌は九爺が厚墨にいると知っていた。無忌の顔を見ながら「無忌。九爺様と陰で画策してたなら1年は口をきかない。私を脅した罪よ。いいえ、生きていてくれるなら責めたりしない。怒らないわ。お願いよ、死なないで」と莘月は涙を流す。


「もしや誰か特定の医者を待っておられるのですか」と莘月に聞く雁光。莘月は「九爺様よ。私が捜していると気づくはずだけど、なかなか現れないわね」と答える。“計画どおりだから、すぐには現れないの?完璧に遂行するための準備を?”と思う莘月。そこに莘月の待っていた九爺が到着する。


匪賊はあなたの仲間の扮装?と莘月は九爺に聞く。診察をしていた九爺は、矢傷が2つあることに驚く。「手違いが起きたようですな」と慌てて言う石謹言。1つは九爺が配合した毒だったが、胸の毒は違っていた。
刺さっていた毒矢を調べた九爺は、2本目の毒は七日瘟だと莘月に話す。毒が回って死ぬのは七日後、遺体には流行病と同じ症状が現れると。さらに七日瘟は7種の毒薬から成り、毒消しを作るにも同じ毒草が必要で、毒消しは作った際と逆の順序で混ぜなくてはいけないと言う。

莘月が「順序は分かる?」と聞くと「今は分からない。一般的な毒薬なら症状を見て毒消しを作り出せるんだ。だが七日瘟の場合は、どの順序でも似た症状が現れる。だから、すぐには結論を出せない」と言う九爺。
順序を間違えれば毒の回りが早くなり、7日を待たずに死ぬと聞いた莘月は、泣きながら「なぜよ。どうして私たちがこんな目に遭うの」と言う。


ーつづくー


衛無忌がぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁΣ( ̄ロ ̄lll)
万昂!!!
許さん、許さん,許さん!!!
きーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっヾ(`Д´*)ノ

早く莘月と衛無忌を逸に会わせてあげたかったのに…(;_;)
残りもいよいよあと1話。
心配なことばかり(o´д`o)=3

もう、ここまでいろいろあると何も言えない…(;д;)



↓ポチッと押していただけると嬉しいな。
 よろしくお願いします
にほんブログ村 テレビブログ 華流・アジアドラマ(韓国以外)へ
にほんブログ村

いつもポチッをありがとうございます(*´ー`*)




4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (管理人)
2015-10-22 18:22:09
相互リンクのご連絡 お世話になります。貴サイト拝見しまして非常に良いコンテンツを配信されており勝手ながらリンク集に追加させていただきました。(以下URLのヘッダはスパム対策で外していますが、こちらです) konkatsuhack.website/ 相互リンク、ぜひご検討いただければ幸いです。管理人 
返信する
二人揃い (time)
2015-10-30 23:33:14
冒頭でなぜ三人が砂漠で???
と思っていたら、そんな計画が・・・

万昂はなんということをするのでしょう?
万昂といわず、あの一族には
きっと自分の身に戻ってくるはずなのに。。。

Xin月のためはもちろん、九爺たちのためにも
无忌が助かることを祈るばかりです。
返信する
三人の計画・・・ (ねこ)
2016-04-02 17:21:45
秦湘は上手に誤魔化したからか、陛下は本当に秦湘と李佶の仲を疑いもしなかったのね。

陛下や万謙よりも、皇后や昭陽公主の方が一枚も二枚も上だったのね。親戚一族、女の方が怖し!

計画どおりって、そうだったの・・・。
でも秦湘のせいで、同族争いで手違いになったのね。
最終回まで見て、うささんのあらすじを読み返すことで、やっと分かってきました。


返信する
そんなぁ (naa)
2016-04-02 17:30:10
砂漠で駱駝の側で笛を吹く九爺がカッコいい~
久しぶりにニッコリ(*^^*)
“逸”の話をする3人は古くからの友のようで穏やかで…
逸に会えるのねぇとのんびり構えたら…

無忌に矢が!
万昂が、胡偉立まで!
毒矢だなん…無忌助かるよね…

あと1話です
返信する

コメントを投稿