李涵(りかん)/江(こう)王 …周渝民/ヴィック・チョウ 皇帝/憲宗の孫
黄軽風(こうけいふう)…胡冰卿/フー・ビンチン イタチの精
胡飛鸞(こひらん)…陳瑤/チェン・ヤオ 九尾狐族の末裔
李玉溪(りぎょくけい)…陳若軒/チェン・リオシュアン 王守澄の門弟
全臻潁(ぜんしんえい)…梁婧嫻/リャン・ジンシエン 祠部主事
花無歓(かむかん)…韓棟/ハン・ドン 宦官/内侍少監
翠凰(すいおう)…宋楠惜/スン・ナンシー 狐族/侍女
王守澄(おうしゅうちょう)…李彧/リー・ユー 宦官/枢密使・右丞大将軍
杜秋娘(としゅうじょう)/秋妃…左小青/ズオ・シャオチン 憲宗の妃
玉溪が李涵に拝謁する。李涵は文武両道の才子だと聞いていた玉溪に、規則を変えて朕との手合せに勝てば主席合格としようと告げ、宝剣を持って襲いかかる。闘う中、宝剣が飛び、人を助けるために負けてしまう玉溪。まさに大将の器だと、あえて勝負を捨てた玉溪を褒め、李涵は宝剣を授ける。
李涵は王守澄を側へ呼ぶと、宦官の国政関与についてどう考えるか玉溪に尋ねる。目下、王守澄など宦官が朝廷を牛耳っている、考えを聞かせよと。人を用いる際は身分や宦官などが重要ではなく肝心なのは心です、私心ある者は己の利益のために動くので用いるべきではありません、民を思う者こそ公正に職務を果たすゆえ用いるべき人材です、と答える玉溪。
一理あると思った李涵は、なぜ国を乱す宦官が多いのか聞く。玉溪はそれは為政者の問題でもあります、もし暗愚な君主が宦官ばかりに頼れば宦官が二心を抱くだけで国が乱れる、よって為政者が政務に励み百官が法を厳守すれば綱紀の乱れは防げると答える。
花無歓は首席合格者の状元をお決めになったか李涵に尋ねる。玉溪が秀でていたが王守澄の門弟ということで迷っていた李涵。状元になればじき高官となり、王守澄の勢力が一層増してしまうと。玉溪は李涵の問いに見事な回答をし、手合わせでは勝負を捨て他人を守った、陛下が必要とするのは李玉溪のごとく非凡で良心ある若者では?と言う花無歓。
玉溪は全臻潁の縁故により王守澄に師事したにすぎない、人を用いる際に必要なのは心だとはっきり述べた、重用すれば玉溪は王守澄より自分に恩義を感じ頼れる側近になるはずだと李涵は考える。
李涵は状元を玉溪に決める。王守澄は翰林院で経験を積ませたかったが、玉溪は神策府の一員にと望む。朝廷に尽くし、師匠にも報いたいという玉溪の希望を李涵は聞き入れる。
玉溪を従三品の神策府将軍に任じる李涵。
全臻潁と歩いていた玉瑾は、軽風と一緒にいた飛鸞と出くわす。顔から笑みが消える玉溪。陛下の寵妃にご挨拶を、と全臻潁に言われ、玉溪は従う。
全臻潁はこれから宴があると、玉溪を連れて行く。これまでと違う玉溪の態度に、飛鸞は悲しくなる。
杜秋娘はもうすぐ夫・憲宗の命日のため、一心に祈祷をしていた。籠りきりの秋妃を心配する花無歓。秋妃は花茶が飲みたいと、あんずの花を摘んできて、と頼む。
あんずの花を見ていた花無歓は、雨の日、傘を差しかけてくれた秋妃のことを思い返す。
あの日、秋妃はあんずの花を見ていた花無歓が家族を思い出していると分かっていた。春雨は寒々しく孤高だと話す花無歓に、初春が寒くてもやがて暖かくなると言った秋妃。秋妃は、自害しようとしたあなたを救ったのはしっかり生きてほしかったから、立派に生きる姿を敵に見せるの、博陵王の子の名に恥じない人生を送って、と励ました。そして博陵王家が罰せられた時に名を奪われたと聞いた秋妃は“花無歓”と言う名を与える。
朝議。これまで神策府の経費は申請すれば全額支給されていた。しかし花少監が経費増額の要求を拒むよう上奏したと王守澄は訴える。相次ぐ天災を受け、宮中の経費削減を命じていた李涵。そのため花無歓は神策府の要求は陛下の命に背くものゆえ異議を唱えただけだと話す。
李涵は昨夜受け取った密書にあったと、神策府の経費の詳細を王守澄に見せる。そして莫大な費用で自宅の庭園を修繕したな、と言う。
何者かに陥れられたと言う王守澄。李涵は密書のみで断罪せぬが座視もできぬと、詳細を花少監に渡し調べさせると告げる。明細という証拠を握られた王守澄は、いくら釈明しても花無歓に厳しく追及され、ただでは済まないと思う。
花無歓がもう一度経費を精査することになり、王守澄は万一金額に誤りがあれば必ず返上すると言う。
陰からその様子を見ていた翠凰は、皇帝は花無歓と組んで王守澄をけん制していると分かる。皇帝に信頼されている花無歓を利用できると思う翠凰。
憲宗の龍袍に手をやり、涙を流す秋妃。秋妃はその龍砲を身にまとう。
秋妃を見て驚いた花無歓は、龍袍など召せば死罪に処されます、とすぐ脱ぐように言う。あなたは一番の理解者だと思っていた、憲宗が崩御なさったあと私は後宮で辛酸をなめた、この龍袍を身にまとった時だけ憲宗の温もりを感じられる、と話す秋妃。それでも陛下の耳に入れば大変な事態になると花無歓は言うが、秋妃は聞こうとしない。
その様子をそっと見ていた翠凰は、秋妃って女帝になりたいわけ?と思う。
深夜。龍袍の前にいた秋妃を眠らせ、翠凰は消してしまう。軽風や飛鸞では孤族を救えないと、秋妃に化ける翠凰。翠凰は、女帝になりたいなら私がその夢をかなえてあげる、と笑う。
青霄門まで追いかけて来た飛鸞に、このようなことは二度となさらぬよう、と言う玉溪。飛鸞は誤解を解こうとするが、櫛を返されてしまう。今後、我らは赤の他人です、と言って玉溪は去って行く。
泣きながら飛鸞が紫蘭殿に戻ってくる。飛鸞の持っている櫛を見て、玉溪と会ったと分かる軽風。玉溪は二度と許してくれないと言う飛鸞を軽風は慰める。
飛鸞を苦しめた玉溪を許せず、軽風は竹林の小屋へ行く。玉溪を気絶させ、陽気を吸ってしまう軽風。後から駆けつけた飛鸞は驚く。
初めて陽気を吸った軽風は、体から湯気を出し倒れてしまう。
うまく消化できず己を傷つけてしまった軽風は翠凰に治してもらう。玉溪も手当てをし、しばらくすれば目を覚ますと言う翠凰。
反省するように言うと、翠凰は行ってしまう。
飛鸞に元気がなく、軽風は李涵と会い決行することを決める。
李涵と一緒に酒を飲み、酔った軽風は寝台で陛下が好きだと言う。朕も好きだ、と言う李涵。軽風は李涵に口づけし涙を流す。その涙を拭った李涵が軽風に口づけし、2人は共寝する。
寝ている李涵の横で、多くを望めば災いを招く、と永道士に言われたことを軽風は思い返す。体を起こし、欲を捨ててあなたを殺せば全て終わる、とつぶやく軽風。軽風は目をつぶり、泣きながら李涵を刺してしまう。流れる血を見て、陛下、と軽風は何度も呼ぶが李涵は動かない。軽風が人を呼び、太医が呼ばれる。
李涵のそばにずっといた軽風は、罪悪感から李涵に殺される夢を見て飛び起きる。私が間違っていたと意識のない李涵に謝る軽風。軽風が李涵の体を揺らし、傷口が開くと福荃が止める。ほどなくして李涵が目を覚ます。朕は大事ない、と軽風に言う李涵。福荃は傷は非常に深く、もう少しずれていればおそらくお命は…と話す。そこに花無歓が来る。
刺客に侵入されたのは私の職務怠慢だと言う花無歓。花無歓は玉溪と共に皇宮を閉鎖しましたと李涵に報告する。刺客は決して逃げられないと。
李涵は1日付き添ってくれた軽風を気遣い、紫蘭殿に戻って休むように言う。
力なく紫蘭殿に戻ってきた軽風は、見知らぬ女がいることに驚く。それは秋妃に化けた翠凰だった。皇帝殺しに失敗したあんたのせいで化けたと話す翠凰。人殺しの経験なんてないからうまくいかなかったの、と軽風が言い返すと、結局情にほだされて急所を外したんでしょ、と翠凰が言う。そんなことない、あの人の胸にこんな大きな穴を開けたと軽風が言っているところに飛鸞が来る。
急いで口を手で隠す軽風。飛鸞は姉さんの仕業なの?と聞く。しどろもどろに、ただのお遊びだと言ったら信じる?、と軽風が返し、飛鸞は怒って行ってしまう。
ーつづくー
全臻潁がわざと陛下の寵妃にご挨拶をと言って嫌な感じだった( ̄Δ ̄;)
櫛まで返されてしまって…。
飛鸞もつらいよね(;д;)
でも、まだ玉溪も完全に吹っ切れていない様子。
花無歓という名は秋妃がつけてくれたのね・・・。
翠凰が化けたけど、こんなに秋妃を慕っている花無歓をだませるかな?
陽気を吸ったあとの軽風は、魅惑の実を食べる前の人間の姿だった!!
大きい前歯が懐かしい(*´艸`*)
湯気?まで出てほわんほわんのイタチ。
またまたイタチに笑わせてもらったー(๑>◡<๑)
もう軽風は李涵を殺せないよね。
目をつぶってしまったので、急所からずれちゃったのかなぁ?
でも助かってよかった(;´д`)ノ
もちろん、ここで死なないだろうけど。
でも、刺客捜しがどうなるか気になる。
誰も軽風が犯人だとは思っていないようだけど…。
最後に「ふんっ」って怒った飛鸞の声が可愛かった(≧▽≦)
↓ポチッと押していただけると嬉しいな。
よろしくお願いします。
にほんブログ村
#ヴィックチョウ #フービンチン #仔仔 #周渝民 #胡冰卿 #櫃中美人 #イタチの精 #九尾狐族 #中国ドラマ
お高いでお話していた軽風が陛下を害することを試みる回がこの回だったとは。
刺客がだれなのか、これから騒ぎになりそうですね。
翠凰が二人を教育しながら、自分も色々と手を出し始めました。
普通の秋妃と翠凰の秋妃の落差も面白いですね~
花無歓のため?にも、秋妃、変な方向に行かないといいのですが。。。