李涵(りかん)/皇帝 …周渝民/ヴィック・チョウ 皇帝/憲宗の孫
黄軽風(こうけいふう)…胡冰卿/フー・ビンチン イタチの精
胡飛鸞(こひらん)…陳瑤/チェン・ヤオ 九尾狐族の末裔
李玉溪(りぎょくけい)…陳若軒/チェン・リオシュアン 王守澄の門弟
花無歓(かむかん)…韓棟/ハン・ドン 宦官/内侍少監
翠凰(すいおう)…宋楠惜/スン・ナンシー 狐族/侍女
全臻潁(ぜんしんえい)…梁婧嫻/リャン・ジンシエン 祠部主事
王守澄(おうしゅうちょう)…李彧/リー・ユー 宦官/枢密使・右丞大将軍
観星楼で軽風は酒や酒の入ったごちそうを用意し李涵を酔わせる。本当に子供を作るため、共寝をしようとした軽風だったが、寝台で横になった李涵から居所に戻るよう言われてしまう。
李涵は太和殿に飛鸞を呼ぶ。皇帝たるものが己の感情を操られるわけにはいかないと、魅惑の実に抗うことを決めた李涵。李涵は飛鸞に誘惑してほしいと頼む。
飛鸞は頼まれたとおり誘惑するが、どうしても李涵は拒むことができない。「そなたに惹かれることが苦痛であれば、どれほどよいか」と李涵が言い、飛鸞は全臻潁が玉溪に着けさせた邪術がかけられた腕輪を思い出す。
心が動くと水晶が力を放ち頭痛を起こす腕輪。心が動くほど痛みは激しくなり、思いを抑えられないと体を傷つける恐れがあった。それでも李涵はその腕輪を着けることにする。
御苑。李涵に愛されることが怖かった飛鸞は、ようやく解放され嬉しい。しかし、どうしても飛鸞に惹かれてしまう李涵は頭痛に苦しむことに。
陰から2人の様子を見ていた軽風は、青ざめる李涵を見てつらくなる。
大臣たちの奏状を持ってきた花無歓は、玉溪が後日参内し、陛下より恩賞を賜る予定だと話す。この日を待ちわびていた李涵は、魅惑の実に打ち勝つための最後の試練に挑むと言う。成功すれば玉溪は恩賞に満足するはずだと。花無歓は、つまり執着を捨て、たとえ陛下の最愛の妃であってもお与えになるのですね、と言う花無歓。李涵は重圧ををかけられている気持ちになるが、花無歓は「ご忠告したいだけです。君主に二言は許されぬと」と言う。
紫蘭殿。軽風と玉溪は、李涵の前で舞う飛鸞をこっそり見ていた。誘惑に打ち勝とうと、飛鸞を突き放す李涵。思わず軽風と玉溪は部屋に入る。
李涵は飛鸞の手と玉溪の手を結ばせようとする。懸命に耐えていた李涵だったが、あと少しというところで腕輪が断裂してしまう。寝台に倒れ、李涵は意識を失う。
玉溪は壊れた腕輪を持って全臻潁のもとへ。全臻潁は、魅惑の実は陛下の意思より強い力を持つ、腕輪が断裂するまで耐えたけど魅惑の実には勝てなかった、腕輪が断裂するほどの猛烈な力を放ったなら陛下の情はとてつもなく深い、だから陛下は飛鸞を諦めないわ、と話す。
玉溪がたたずんでいると、花無歓が来る。「陛下は魅惑の実に抗おうとしているそうだが、成功したのだろうか」と言う花無歓。玉溪が答えられず、花無歓は「そなたは回紇との戦で大功を立てた。妃を賜ることも難しくないだろう」と話す。「私もそう思っていましたが、たやすくなさそうです」と言う玉溪。花無歓は、無理ならば方法を変えればいい、今度、私を訪ねてきてくれ、と言って去っていく。
翠凰は軽風が寝ている間に、軽風の功力を一時的に封印してしまう。そのすぐあと、駆けてきた飛鸞が軽風を起こし、陛下と太医が来たことを知らせる。軽風は功力で脈を操ろうとするが、何度試してもできない。現れた翠凰が、本当に身ごもったか確かめるため、封印したと話す。怒ろうとした軽風だったが、突然、腹が痛くなってしまう。
太医が軽風の脈を診る。翠凰は軽風の嘘を暴きたかったが、太医は「こんな脈は診たことがありませんが、ご懐妊のためかと」と言う。胎児はご無事なだけでなく、実に健やかだと。お腹が痛いのは、この子が暴れたせいかも、と腹に手をあてる軽風。
李涵たちが出て行き腹痛も治った軽風は「本当に陛下の子を身ごもれたらいいのに」とつぶやく。
王守澄は李涵が大功を立てた玉溪に高位の官職を与え、自分をけん制するはずだと考える。全臻潁は、いっそ義父上が玉溪を賜ればよいかと、と話す。私を玉溪の妻に、そうすれば玉溪は義父上の娘婿になり、陛下が玉溪を重用しても神策府の勢力が増すだけだと。
李涵は玉溪を正二品の左丞大将軍とすると大臣たちに告げる。
御苑で李涵に拝謁した全臻潁は、玉溪が昇進したのでお祝いに来たと言う。そして玉溪への愛が深いと感じた李涵に「当初、私たちは相思相愛でしたが、やがて疎遠に。玉溪の心には、どうやら他の者が」と話す全臻潁。全臻潁は「こたび玉溪は婚姻を願い出るかもしれません。私は玉溪に捨てられるのが怖くてたまりません。陛下が婚姻を許すなら、私の玉溪への思いを酌み私を玉溪の妻に」とひざまずく。“承諾すれば魅惑の実に抗わずに済む。だが玉溪は王守澄の娘婿になる。それは避けるべきだし玉溪も応じないはずだ”と思った李涵は「その件は考えておこう」と返事をする。
恩賞を受けた玉溪が、今、陛下と御苑にいると知った軽風と飛鸞。婚姻を願い出ると思った2人は、すぐに見に行く。
玉溪は軽風たちが思ったとおり「私の婚姻をお許しください。陛下はおっしゃいました。もし私が国のために大功を立てれば、私の婚姻を許すと」と李涵に言う。李涵は「よかろう、聞き入れる」と許すが、それは全臻潁との婚姻だった。
紫蘭殿の庭で「あとで玉溪が来たら、一緒に相談しよう」と軽風が飛鸞を励ましていると「待っても無駄よ。玉溪は来ないわ」と言う全臻潁の声が。陛下は私と玉溪の婚姻を許した、明日、玉溪の昇進を祝う宴で陛下から天下に告げてもらう、陛下が決めた勅命に背けば死罪だと。
陛下は魅惑の実に抗えない、もし玉溪が逆らえば陛下を怒らせ殺されてしまう、と思った飛鸞は、どうしたらいいのか分からない。
紫蘭殿の前で玉溪もどうすればいいのか悩んでいた。そこに花無歓が来る。以前、言ったように別の方法を考えては、と話す花無歓。しかし事を起こすにはまだ早いため、ひとまず婚姻を回避する方法を教えると。
散策府に枢密使として花無歓は乗り込む。「王殿は賄賂を受け取っていると、ある者が密告したのです」と言う花無歓。陛下に最も寵愛されている李玉溪大将軍が拒めば私は引き下がる、と花無歓は話すが、玉溪は兵の調練に行き今夜は戻らなかった。
押収物を手に入れ、花無歓は神策府を出て行こうとする。そんな花無歓に王守澄が「博陵王家を潰した時、お前を殺さず宦官にしたことは大きな間違いだった」と言う。花無歓は王守澄の前まで歩いて行くと「はるか昔のことを、わざわざ蒸し返すとは。時間はたっぷりある。新たな借りと共に、ゆっくり返してくれ」と告げる。
ーつづくー
軽風の脈を診た太医が可笑しくて可笑しくて。
久しぶりに大爆笑(≧▽≦)
でも、軽風は本当に懐妊しているのかも?
こんな脈は初めてだっていうのは、イタチだからだよね、きっと。
そういえばイタチって平均何匹の子を産むんだろう???(*´艸`*)
李涵が全臻潁を玉溪に嫁がせるのは、魅惑の実に抗えないからなの?
それとも別に考えがあるのかな?
苦しい思いをするのが嫌でだとしたらひどい(;д;)
花無歓に借りができた玉溪が、利用されないといいんだけど。
正義感は強いけど、受けた恩も返す人だよね…。
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