李涵(りかん)/皇帝 …周渝民/ヴィック・チョウ 皇帝/憲宗の孫
黄軽風(こうけいふう)…胡冰卿/フー・ビンチン イタチの精
胡飛鸞(こひらん)…陳瑤/チェン・ヤオ 九尾狐族の末裔
李玉溪(りぎょくけい)…陳若軒/チェン・リオシュアン 王守澄の門弟
花無歓(かむかん)…韓棟/ハン・ドン 宦官/内侍少監
李凑(りそう)…王藝霖/ワン・イーリン 漳王/憲宗の孫
全臻潁(ぜんしんえい)…梁婧嫻/リャン・ジンシエン 祠部主事
杜秋娘(としゅうじょう)…左小青/ズオ・シャオチン 憲宗の妃
花無歓は明日の午の刻までに火珠を返せない場合、斬首されることになる。
牢に入っている花無歓に会いにきた翠凰は火珠を復元すると話す。しかし花無歓は「これは陛下の策だ。お前に火珠を差し出させるための」と止める。陛下が黄昭儀を殺すはずがない、私を殺すとも思えぬと。
翌日。本物の火珠の破片を見つめていた翠凰。翠凰は黄昭儀はさておき、無歓は殺されるかもしれないと怖かった。それに耐えられなくなり、秋妃の前で火珠を復元する。
紫宸殿に火珠が戻る。これが盗んだ者が2人ではないとの証しとなり、刑が執行されるギリギリで軽風と花無歓は無罪となる。
紫蘭殿。涙を流す軽風を抱きしめる李涵。「苦しい思いをさせたな」と言う李涵に「陛下さえいれば私が死ぬことはない」と軽風は返す。李涵は褒美に何が欲しいか聞く。軽風は「私の望みは1つだけです。妹のことよ」と答える。
飛鸞は自分は冷宮にいるべきだと紫蘭殿には戻ってきていなかった。「妹は束縛されたくないんです。自由になるのが最大の望みです」と言う軽風。李涵が「そばにいてくれるだけで朕は満足だ」と言い、軽風は「飛鸞が幸せになるのを陛下は望まないんですか?」と聞く。
冷宮に来た李涵は外から飛鸞を見つめる。赤い紙で“福”の字ばかり切る飛鸞を見て「心の片隅にさえ朕はいないのだな」とつぶやく李涵。1人で冷宮にいるのは寂しいだろうと思った李涵は、福荃に「軽風を来させよ」と言う。
朝議。火珠が消え人心が動揺した時、機に乗じ侵攻してきた回紇。漳王の出兵の噂にもひるむ様子はなかった。戦わなければ回紇に侮られ、今後、辺境はさらに乱れてしまう。
王守澄は「陛下は天災被害を懸念し、出兵を控えていたはず。国力が疲弊した今、出兵すれば回復が遅れます」と言う。李涵は「それゆえ和議を前提にした戦いを考えている。少数の精鋭で敵陣を攻め、敵将を戦いの標的にするのだ」と話す。敵将さえ手に入れば我らは優位に立ち和議を進められると。
「漳王殿下は洛陽で出兵の準備を整えています。先日、出兵を提議したのも殿下であり、必勝も誓約されました。殿下の出兵をお許しください」と言う花無歓。しかし李涵が総帥に選んだのは玉溪だった。
李涵に回紇といかなる和議を考えているか尋ねる玉溪。李涵は回紇の首領を郡王に封じ、領地を与え、唐の統治下に置くと答える。回紇には自治を認めつつ唐の一部とし、恩威を並行することで唐は威信を保つことができると。李涵の考えを聞いた玉溪は「妙案です」と言う。
止めるのも聞かず、太和殿に入って来た全臻潁。全臻潁は「李将軍が出兵すると聞きました。私も祈祷のため随行させてください」と李涵に頼む。戦場は危険だと李涵が話すと「李玉溪が心配なのです」と全臻潁は言う。生死を共にしたいと。全臻潁が玉溪に情があると分かった李涵だったが「もし李将軍もそなたを愛していれば、危険を冒させたくなかろう」と認めない。
“明日、戦のため辺境へ発つ。戦地は危険で命を落とす恐れもある。だが、そなたのため何としても生きて戻る。凱旋したら冷宮から連れ出し、そなたを妻にする”という玉溪からの文を読む飛鸞。飛鸞は「もし、あなたに何かあれば、私も生きてはいない。1人にしないわ」とつぶやく。
火珠が戻り軽風が許されてからも、翠凰は一度も紫蘭殿に姿を見せていなかった。花無歓は小禄に人目につかぬよう捜すよう命じる。そんな中、軽風が内侍省に来る。
軽風が翠凰のことで話があると言うが、しらじらしく「特に親しくはない」と興味のないふりをする花無歓。軽風はあなたが会っている秋妃の正体が何者か自分で確かめるようにと薬を差し出す。「幻術を解くのは簡単よ。相手の心を動かし、集中力を奪うの」と言う軽風。
花萼楼。丸薬を飲んだ花無歓は、庭にいた秋妃に突然口づけをする。集中力が奪われ、秋妃に化けていた翠凰は見破られてしまう。自分から翠凰を突き放す花無歓。秋妃から自分の姿に戻ってしまった翠凰は、軽風の仕業だと気づく。
花無歓は片手で翠凰の首をつかみ「なぜ秋妃様に化けた。お前は何者なのだ」と問い詰める。
「私は人間じゃない。500年分の功力を持つ狐よ。秋妃に化けた理由はあなたを助けたかったのと、驪山に住む孤族のため。同胞を救うためよ」と話す翠凰。それは秋妃も知ってる、当初、秋妃に幻術を使いあなたを助けてた、それがばれた時、秋妃は私を責めることなく引き続きあなたを助けろと言ったわ、と。花無歓が秋妃様のふりを続けた理由を聞き、翠凰は「あなたが好きだから。愛してるの」と答える。
花無歓が翠凰の首から手を離す。「私が化けた秋妃にあなたは心を奪われてた。私を好きなのよ。私を思ってるんでしょう?あなたが好き。本当に好きなの」と言って翠凰は花無歓に口づけをする。受け入れかけた花無歓は、はっとすると翠凰を突き飛ばす。
倒れた翠凰に「不快だ。私を惑わせられると思うか?秋妃様と肩を並べられるとでも?身の程を知れ。どんな手を使い誰に化けようと、私の目に映るお前は恥知らずな妖怪で獣だ」と言う花無歓。さらに花無歓は、すぐにここを出てできるだけ遠くへ行け、ニ度と姿を見せるな、と言う。涙を拭った翠凰は「これほど残酷な人だったとは。私が間違ってた」と言うとその場から駆けて行ってしまう。
紫蘭殿。「もうニ度と無歓に相手にされない。あんたのせいよ」と軽風に怒鳴る翠凰。軽風は「花無歓の心にいるのは最初から秋妃だけ。もともと相手にされてなかったでしょ」と言い返す。私は正体を教えただけ、私を陥れたことに比べたら私の仕返しなんかこれっぽっちのことだわ、と。翠凰は「いずれ李涵があんたをイタチだと知ったら、無歓よりもっと嫌悪感を示すわ。待ってなさい。涙も出ないほど悲しむ日が来るわ」と言うと出て行く。
軽風は、陛下は嫌がったりしない、と不安になる。
夜。“貸し借りはなし、もう会うこともない”という置き手紙の上に簪を置く翠凰。
朝になり、簪を手に取った花無歓に「このまま去らせたら、一生、後悔するわよ」と秋妃が話す。花無歓は「翠凰を信用しすぎてはなりません。あれは狐の妖怪で災いの種です」と言う。「心にもないことを言うのはやめて。火珠を復元するのに功力をほぼ失ったわ」と言う秋妃。驚く花無歓に、秋妃はさらに「この目で見たわ。命懸けで火珠に功力を注ぎ込んでいた。誰が見ても心を打たれる姿だったわ」と言う。自分を欺けば、あとに残るのは後悔の念だけだと。
涙を流し「もとより承知です。ご案じなきよう」と言う花無歓。
玉溪が斬られる夢を見て「嫌よ、1人にしないで」と言いながら飛び起きる飛鸞。傍らには飛鸞の手を握る李涵がいた。「1人にはさせぬ。絶対に、見捨てたりはせぬ」と言う李涵。飛鸞は自分の手を李涵から放す。李涵は自分が飛鸞につらい思いをさせていると分かっていた。
養生させるため飛鸞を太和殿へ連れて行った李涵は、寝台に寝かせると「すぐに太医が来る。案ずるな、そなたがいる間、朕はここで寝ない」と言う。
冷宮から太和殿に連れて行かれた飛鸞を見た軽風は、太和殿の前で騒いでいた。李涵が出てくると「妹を返さないなら昭儀なんか辞めてやる」と守り札を地面に投げ捨ててしまう軽風。怒った李涵は軽風を冷宮送りにする。
薬も飲まず、玉佩ばかり見つめる飛鸞。李涵は「それほど気がかりか?朕が来ても気づかぬほどに」と言う。謝るが「でも私の心にはあの人だけなんです」と飛鸞は話す。そして、ひざまずいた飛鸞は「どうか私を平民に」と頼む。それでも飛鸞に対し残酷になれない李涵は、病の飛鸞を紫蘭殿に行かせ、軽風を呼び戻して看病させることにする。
太和殿を飛鸞が出る時、周注が戦場からの急報を知らせに来る。
「李将軍は急襲を仕掛け回紇軍を破りました。李将軍は敵将の首を取り敵兵どもを捕虜とし、回紇の首領を郡王に封じる和議を結び、これにて戦は終わりました」と報告する周注。しかし李将軍は敵に斬られて重傷を負い、命の危険も、と。それを聞いてしまう飛鸞。
泣きながら紫蘭殿に戻って来た飛鸞は、軽風に抱きつくと玉溪が重傷を負って命が危ないと話す。ニ度と会えないかもと。軽風は、陛下なら私に任せて、と言い、飛鸞を玉溪のもとへ向かわせる。
ーつづくー
やっぱり翠凰は我慢できないよね。
好きな人の命がかかっているし、賭けに出れない気持ちは分かる(;´д`)ノ
翠凰のことがこんな形で花無歓にばれたのは、ちょっと可哀想な気がしたけど…
でも、今回の仕返しじゃなくても、翠凰だって軽風と李涵を引き離そうとしたり李涵を殺そうとしているものねヾ(・ω・`;)ノ
たとえ孤族や驪山を守るためでも。
花無歓を好きになった時、李涵を好きになった軽風の気持ちも考えてくれたらよかったのにって思う(;_;)
だけど花無歓も翠凰を好きだよね。
いろんなことを受け入れたら、花無歓自身も楽になりそう。
飛鸞を玉溪のもとへ送り出したのはいいけど、もう蓮根の偽物はいないし、翠凰は絶対協力してくれない状況だし、軽風どうするつもりだろう?
玉溪の傷も心配(๑•﹏•)
飛鸞が行けば回復するかな?
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