【登場人物】
白浅(はくせん)/司音(しいん)/素素(そそ)…楊冪
夜華(やか)…趙又廷
白鳳九(はくほうきゅう)…迪丽热巴
折顔(せつがん)…張智堯
離鏡(りけい)…张彬彬
東華帝君(とうかていくん)/皇帝…高偉光
連宋(れんそう)…李东恒
成玉元君(せいぎょくげんくん)…王汀
司命星君(しめいせいくん)…王骁
「東海水君の祝宴」
阿離を抱きしめた夜華は「なぜ1人で出かけた」と言う。「父上は言ったでしょう?“母上は林の中で、よく道に迷った”って。だから僕も行ってみたら、やっぱり道に迷いました。林で蛇の妖怪に会ったけど、おねえさんが助けてくれました」と話す阿離。夜華は「二度と勝手に出るな」と阿離に言い、娘に「お助けに感謝を」と礼を言う。娘が「失礼ですが…」と言うと「こちらは天族の皇太子・夜華様です」と告げる天枢。娘は「皇太子殿下、繆清(きゅうせい)が拝謁いたします」と言う。私は東海水君の妹です、と。
夜華は「阿離を救ってくれたゆえ礼をしなければ。何か望みは?」と聞く。繆清は「もし望みをかなえてもらえるなら、おそばに置いてください」と言う。「父上に嫁ぎたいの?」という阿離。繆清は「いいえ、違います。私の身分では、もちろん洗梧宮に入れません。私の望みはここに置いていただき、身の回りのお世話をすることです」と話す。「東海の王女に下働きはさせられない。礼の代わりに侍女にするなど道理にも合わない」と言う夜華。それでも、それが私の心からの望みだと繆清が言い、夜華は10日だけ認める事にする。
部屋に入った阿離は「おねえさんは嫌いだ、いてほしくないです。母上の代わりになろうとしています」と夜華に言う。「やめよ。そなたの命の恩人ゆえに望みをかなえたのだ」と夜華が言っても「もうすぐ母上が戻るんでしょう?きっと母上が怒ります」と言う阿離。夜華は「もうよい。阿離、母上は戻らない」と話す。阿離が「嘘だ。結魄灯をともし続けたら戻るんでしょう?」と言う。つらい夜華は「火は消えた、だから戻らない」と告げる。阿離は泣きながら「天枢のせいで消えたんですか?」と聞く。「下がれ!」と夜華が叱り、阿離は部屋を飛び出して行く。涙をこらえ「2人で阿離の後を追ってくれ」と天枢と伽昀に言う夜華。
泣いている阿離を陰から見守りながら「結魄灯の火が消えたって?」と天枢に聞く伽昀。天枢は「青丘の白鳳九が持ち出し、火を消してしまったのだ。だがあの娘は白浅の姪で、東華帝君とも親しい。それゆえ夜華様は見逃した」と答える。伽昀が「300年もともし続けたのに?」と言う。「確かにそうだが、もし似た人間を作っても、それは素素様ではない。消えてよかったのだ」と言う天枢。
青丘。戻ってきた鳳九に「返してきた?」と白浅が聞き、鳳九は「返しました」と答える。
「私は東海へ行くわ。白真兄上の屋敷にも寄る。あなたは青丘でおとなしくね」と言う白浅。鳳九が「東海に何の用で?」と尋ねる。白浅は「東海水君に息子が生まれ、招待状が来て祝宴に行くの」と話す。「叔母上は宴が嫌いなはず。なぜ東海水君の祝宴には行くんです?」と言う鳳九。白浅は「普段なら断るんだけど、私を産む時、難産だった母上を水君の家に仕える侍女が助けてくれたの。だから恩返しをしたいし、祝いごとは断れないわ」と言う。そこに白浅が呼んだ迷谷が駆けてくる。
白浅は迷谷に「一番大きな夜明珠を持ってきて」と頼む。
天界。東海水君は祝宴の準備のため、何日も朝議を休んでいた。朝議を終えた君主たちが、祝宴にくる白浅と夜華の話を始める。300年前に婚約が調った時すぐにも婚儀かと思ったが、白浅上神は皇太子殿下と一度も顔を合わせていないらしい、と。そこに成玉元君が加わってくる。
白浅様、北海水君、さらに皇太子殿下も祝宴に来るため3人が顔を合わせたら何か騒ぎでも起こるかと思い東海水君が恐れているという話になり、成玉元君が「青丘の白浅様には皇太子殿下や北海水君と何か因縁でもあるの?」と尋ねる。
君主の1が人若くて知らない成玉元君に「天界と翼界の戦の前に、白浅様は皇太子だった北海水君と婚約した。ところが北海水君は白浅様の侍女を見初めて、結局、破談になった」と教える。そんな中、後ろから扇子で肩を叩かれる成玉元君。成玉元君が振り返ると、連宋が立っていた。
君主たちと少し離れると、成玉元君が「驚かさないで」と連宋に言う。「そなたは何でも首を突っ込む。娶らなくてよかった」と言う連宋。成玉元君は「私を娶る?お断りよ」と言うと行ってしまう。
東海水君からの招待状が届き「東海へ行かないか?」と阿離に聞く夜華。阿離が「行きません」と答えると「私は行くぞ」と夜華が言う。「僕だけここに置いて行くんですか?」と言う阿離。夜華は「そうなる」と返す。阿離は「じゃあ僕も行きます」と言う。
今日で10日が経ち、帰っていいと言われた繆清は「東海へ行かれるなら、私が道案内を…」といいいかける。しかし「必要ない」とさえぎる夜華。肩を落とし、繆清は出て行く。
青丘に来た司命星君は白鳳九と会う。鳳九を迎えに来た司命は「準備をしてください。二月(ふたつき)は戻れませんから」と話す。
白浅から「夜明珠は?」と聞かれ、忘れていたことに気づく迷谷。迷谷は一番大きな夜明珠を取りに行き、戻って来る。
夜明珠を小さくし、袖に入れた白浅は「木の枝を1本貸して」と頼む。東海は遠いし、道に迷ったらそれを頼りに戻ると。迷谷は「私の枝は道案内ができるので、白浅様にはぴったりですね」と言い、枝を渡す。
白浅は「帰りに白真兄上の屋敷に寄って来る」と言う。「白真様は畢方を捜すため屋敷へ戻っているとか」と話す迷谷。白浅は「そんなの口実よ。折顔に腹を立てて屋敷へ帰っただけ。この300年で何度も同じ言い訳を聞いたわ」と返す。
修練のため人間界に来ていた東海帝君は皇帝となっていた。「人間界にいる期間は60年。もし恩返しをするなら、これが絶好の機会です」と司命星君は鳳九に言う。
司命星君は鳳九を後宮へ入れるため、池に落ちて病にかって亡くなる陳貴人の人生を引き継がせることにする。「陳貴人になって、どう恩返しすれば?」と鳳九が聞くと「機を見ましょう」と答える司命。
しばらくして陳貴人が足を滑らせ池に落ちる。「ほら、今です。急いで」と司命が言い、引き継いだ鳳九が宮女たちに助けられる。
夜。鳳九が横たわる部屋に誰もいなくなると、司命が来る。急いで寝台から起きる鳳九。司命が「宮中に慣れましたか?」と聞き、鳳九は「太晨宮と大差ないわ。運命簿に従って、毎日、血を吐いてるから誰にも会わなくて済むし」と言う。「春頃には病も治ります」と話す司命。
司命が鳳九の額を見て「その鳳尾花は厄介ですね」と言う。陳貴人の額にはなかったあざなので、人に見られたら何か言われるかもと。
皇帝と共寝したのは2回だけの陳貴人は冷遇されていた。病が癒えたことは陛下に上奏したが、まだ会いに来ない。そんな中、陳夫人となった鳳九は庭で皇后と会う。額の鳳尾花は病から回復したあと現れたことにした鳳九だったが、その鳳尾花が気味が悪いと、皇后は夜伽の名札から陳貴人を外してしまう。
帝君に会えなければ恩返しはできない、と思った鳳九は、偶然を装って会うため宮女の衣を着る。しかし帝君と話ができないうえ、その姿を皇后に見つかってしまう。
皇后から禁足にされ、陛下に会えないと落ち込む鳳九。
つわりのひどい妻が桃を食べたがっているが、この季節では桃の実があるのは折顔上神のところだけだと桑籍が十里桃林へもらいに来る。不愉快な折顔だったが、桑籍の父・天君の顔を立て、桃を与えることにする。
鳳九も白浅もいなくなり寂しい迷谷。そこに輿に乗った少辛が来る。
侍女が「白浅様に謁見を」と言い、迷谷は「年に何度もやって来るが、今日は輿から降りようとさえしない」と返す。「奥方様は身重なのです」と言う侍女。迷谷が行きそうになり「待って」と言って止めた少辛が輿から降りる。それでも迷谷は「さっさと帰れ、忙しいんだ」と言うと、その場からいなくなる。
侍女が「北海水君の奥方といえば貴い身分なのに、なぜ何度も足を運ぶのです」と言う。「300年前に犯した過ちが、ずっと心を苦しめてる。それが解決しないうちは安心できないの」と話す少辛。少辛は東海水君の祝宴終わったら、また来ることにする。
十里桃林に来た白浅に「先日、北海水君と奥方が花見に来たぞ。奥方はつわりのせいで桃が食べたくてな。だが、この季節に他のどこに桃の実がある?だから仕方なく恵んでやったのだ」と折顔が話す。「あなたの桃林だもの、私への報告は不要よ」と言う白浅。折顔は「何だ、顔色が変わってる。避子桃をやっただけさ」と言う。白浅が「避子桃ですって?」と驚く。「あの夫婦がかわいそうだとでも?心配ないさ、今後、数万年の間、5人目の子ができないだけだ」と言う折顔。夫婦の幸せに何の影響もないと。
白浅が「いつ少辛が子を産もうと私には関係ない」と言う。折顔は「では何が不満だ」と聞く。「桑籍が破談にしてから面倒なことばかり続くからよ。知らない間に皇太子と婚約させられてたし、もう300年も経つのに何の進展もない」と答える白浅。折顔は「そうだな。天君から何も言ってこないし、婚儀についての相談もない。夜華は素錦を側室にして子までいるし、お前を娶ることには関心がないようだ。婚約しているかぎり、天君を恐れ誰もそなたに求婚しない」と話す。
白浅は「私は別に急いでないわ」と言う。「だが、あまり遅れると四海八荒の笑い者になる。いかん、近いうちに狐帝夫婦と話し合おう」と言う折顔。白浅は「私は皇太子より世代が上だし、年齢だって“先祖”と言えるほど上よ。無理に娶らせるのは残酷だわ」と返す。
明日始まる東海の祝宴のため「今夜はここで休め」と折顔が言う。
折顔が「白真の頼みで造った酒が木の根元にある。掘り出して持っていってくれ。いいか、勝手に飲むなよ」と話す。「私に飲ませないなんて、どんなお酒よ」と言う白浅。折顔は「とにかく飲んではいかん。飲みたいのなら純陽洞まで来るがいい」と言う。
白浅は木の根元からお酒を掘り出す。酒の匂いを嗅ぎ「こちらはこっそり飲み、純陽洞にあるお酒もたっぷりもらっていく」とつぶやく白浅。
阿離を東海に残し十里桃林へ行く夜華。阿離が「早めに戻ってください。寝殿にいなかったら、母上が心配します」と言う。夜華は「言っただろう。母上はもう二度と…」と言いかけるが、阿離が「父上の言うことは何でも正しいけど、これだけは僕には分かるんです。母上は戻ります」とさえぎる。仕方なくうなずき、夜華は十里桃林へ向かう。
東海水君は皇太子殿下を好きになった妹の繆清に「明日、謁見の機会を作るゆえ殿下に泣いて訴えるのだ、“兄に婚姻を強要されており、西海水君の遊び人の次子に嫁がされる”と。お前は阿離様の恩人だ。きっと殿下は助けてくださる。まず侍女になり、機会を待てばいい」と話す。
木の枝に寝転んで酒を飲んでいた白浅は、誰かがいるのに気づき笑みを浮かべる。
ーつづくー
繆清やっぱり夜華のことを…(* ̄∇ ̄*)
それをちゃんと阿離は分かっている!!
でも、ねこさんも書いていたけど、阿離がすごく可愛いー(๑>◡<๑)
あの、一生懸命な喋り方がツボ。
そして鳳九は人間界に。
まさかの展開だけど、鳳九(陳貴人だけど)は冷遇されているのねヾ(・ω・`;)ノ
禁足になっちゃったけど、病も治ったし帝君から会いに来てくれるかな?
いよいよ白浅と夜華が出会う!?
楽しみぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ(≧∇≦)ノ彡
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#ヤンミー #マークチャオ #三生三世十里桃花 #あらすじ
お互いまだ気があるのかないのか、このカップルも気になるところ。
うささん、ホントに阿離がかわいいね。
まだ幼いのに、勘が鋭い。
男女の事情とか道理をよくわきまえている。
姐姐やねこさんが書かれているように
阿離は、本当にいい勘を持っていますね。
父上の母上への想いをちゃんと理解しているのでしょう。
白浅の飲みっぷりはいつも気持ちいいですね。
折顔上人にも久々に会えて
ラストで、2人がニアミスしそうに。
次回(30回)も無料だったのに、録画を失敗していました(涙)
いいところで、残念です。BSに来てほしいです(願)