【登場人物】
白浅(はくせん)/司音(しいん)/素素(そそ)…楊冪
夜華(やか)/墨淵(ぼくえん)…趙又廷
白鳳九(はくほうきゅう)…迪麗熱巴
東華帝君(とうかていくん)…高偉光
素錦(そきん )…黃夢瑩
折顔(せつがん)…張智堯
迷谷(めいこく)…張宥浩
擎蒼(けいそう)…連奕名
「擎蒼との対決」
擎蒼は「よき息子のおかげで、かくも早く東皇鐘を出られた。助かったぞ。お前を殺せば私は十数万年分の仙力を得られる。今こそ積年の恨みを晴らす時だ」と言って方天画戟を振る。離鏡の体が宙で回転し、下り立ったところを背中から攻撃する擎蒼。さらに擎蒼は離鏡を飛ばす。そして祭壇に立った擎蒼は「息子のお前に裏切られようと、元神である私が己の体に戻れば東皇鐘を出て紅蓮業火で天地を滅ぼせる」と言うと、離鏡を殺してしまう。
仙力が増大し、擎蒼は高笑いする。
東皇鐘の近くにいた鳳九が雷に打たれ河畔まで飛ばされる。抱きとめる東華帝君。帝君は司命星君に墨淵を連れて来るように言うが、青丘の方が近いことに気づき「白浅を呼べ」と言い直す。
酒を飲んでいた白浅に、皇太子殿下が狐狸洞の前から一歩も動かないと迷谷が知らせに来る。「その名をまた口にすれば、たたきのめすわよ」と言う白浅。外の様子がおかしいことに気づき「どうしたの?」と白浅は聞くが、迷谷にも分からない。気になった白浅は「まだ外にいるの?」と言う。「はい。ずっと雨に打たれています」と答える迷谷。
河畔で帝君に抱きかかえられながら「今日、私たちがここで死ねば天も邪魔しないはず」と鳳九が言う。「私がいるかぎり、そなたは死なない。一時しのぎにすぎぬが、私のわずかな仙力で封印する」と言う帝君。そなたはすぐ去り、叔母や叔父のもとに行けと。しかし鳳九は、帝君と生死を共にすると言う。帝君は「私は自ら婚姻の縁を絶った身だ。そなたと一緒になれば戦乱の世を招き、衆生が苦しむ。われらも結ばれぬ。そなたは並の女子ではない。未来の女帝だ、ふざけるでない」と怒る。
「ふざけてません。あなたが死ねば私も死にます。あなたが擎蒼を討てるなら私だって止めません。でも今のあなたが戦っても無駄死にするだけです」と言い返す鳳九。それでも帝君が行こうとし、鳳九が止める。「放せ」と言う帝君。鳳九は「なら私を殺して」と言う。その時、擎蒼の笑い声がし、2人は東皇鐘の方を見る。
「今日は天下の衆生をことごとく葬る。誰も逃げられんぞ」と言う擎蒼。擎蒼の攻撃から鳳九は帝君をかばい倒れる。
狐狸洞。迷谷は「ひと目だけでもご覧になっては?」と白浅に言う。白浅が「無理だわ」と返したところに「白浅様、若水の河畔でゆゆしきことが」と言う司命星君の声が。
「何が?」と夜華が尋ねると「擎蒼が封印を破りそうなのです」と答える司命星君。狐狸洞から出て来た白浅がそれを聞き「もう出たの?」と聞く。司命星君が「恐らく間もなくかと」と話し、白浅は「白真兄上を若水に呼んで」と迷谷に言う。白浅の腕に手をやる夜華。しかし白浅はその手を振り払って行ってしまう。夜華と司命星君はその後につづく。
鳳九を抱きながら座る帝君を天枢や兵たちが守る。そんな中、白浅が駆けつける。
白浅が来たと分かり「お前と墨淵を待っていた。お前ら師弟の命を取り、この恨みを晴らす」と言う擎蒼。「大口をたたくな」と白浅が言う。そんな白浅の体を神器で縛る夜華。白浅は解くように言うが、夜華は「そなたでは勝てない。私が」と言う。「修為がないのに、どう戦うと?」と言う白浅。それには答えず司命星君たちに白浅を頼むと、夜華は東皇鐘の近くまで飛んでいく。
東皇鐘を前に「擎蒼、戦いたければ出てこい」と言う夜華。擎蒼は墨淵が来たと思うが、すぐに違うと気づき「お前は墨淵ではないな」と言う。夜華は「天族の皇太子・夜華だ」と名乗る。
十里桃林。擎蒼が出てくると迷谷から知らせを受けた白真は、急いで若水へ向かう。
擎蒼が方天画戟を向けながら東皇鐘から出てくる。剣を使って食い止める夜華。
河畔では先王が戻ったことを喜ぶ翼族と、着いた白真が戦う。
空の上で激しい戦いを繰り広げる夜華と擎蒼。互いの力がぶつかり合っていたが、夜華が勝ち2人共河畔に降りて来る。夜華に駆け寄る白浅。擎蒼は「こんな若造に負けるなど、納得できん」と悔しがる。
東皇鐘に異変が起き始め、笑う擎蒼。「擎蒼、何をした」と夜華が言う。擎蒼は「私はただ、この7万年の間に己の命と東皇鐘を一体にしただけだ。私が死ねば東皇鐘は紅蓮業火を放つ。お前たちは私の道連れになるのだ」と答えると息絶える。
夜華は東皇鐘に向かって飛んでいく。途中で白真に止められてる白浅の「だめよ、戻って来て」と言う声に振り返る夜華。しかし夜華は東皇鐘の中へ入ってしまう。
東皇鐘が消滅し、落ちる夜華のもとへ飛んでいく白浅。白浅は涙を流しながら夜華を抱きとめる。「泣くな。私は平気だ」と白浅の頬の涙を手で拭う夜華。こんな傷は何でもないと。
白浅は夜華に口づけをする。しかし夜華は白浅から顔をそむけると吐血してしまう。白浅は「正直に言って。死んじゃうの?」と聞く。夜華は「墨淵が目覚めた。一緒になるがいい。これで安心だ」と言う。首を横に振り「ダメよ」と言う白浅。
夜華は「私が今生、愛したのはそなただけだ。私を忘れないでほしい。忘れないでくれ」と頼む。白浅は「いやよ。夜華、死なないで。今、師匠のもとに連れて行く。師匠が必ず救ってくれるわ。お願いだから死なないで。死んだりしたら折顔からまた忘れ薬をもらって、あなたを忘れる」と言う。誰とも一緒にならないし、二度とあなたを思い出さない、と。「それもいい」と言う夜華。夜華は一筋の涙を流し亡くなる。「逝かないで。目を開けてちょうだい」と泣きながら言う白浅。
司命星君が天君に、擎蒼が封印を破り天地を滅ぼそうとしたため、皇太子殿下が元神で東皇鐘を封じました、と報告する。その場にいた央錯や楽胥、連宋も驚く。
崑崙虚にいた墨淵も鐘の音を聞いて洞窟から出てくる。すぐに東皇鐘だと気づく墨淵。誰かが元神で東皇鐘を封じたと。
河畔。墨淵を抱いたまま、術で2人に誰も近づけないようにした白浅。白真は「白浅は頑固だ。このままでは命を落とす。どうすればいい」と折顔に聞く。しかし折顔にもどうすればいいのか分からない。
使いが天君の命で夜華を引き取りに来るが「戻れ。白浅は皇太子殿下を抱いて、一生ここにいる気だ」と折顔は言う。
鳳九は泣きながら「いくら嘆いても死んだ者は帰って来ません。叔母上には私や叔父上たち、青丘の民もいます」と語りかけるが、白浅の耳には届かない。そこに墨淵が来る。
「子音」と墨淵が言うと、すぐに術を解く白浅。
白浅が「夜華を救えますよね。師匠も生贄になりながら戻られた」と言う。墨淵は夜華に息がないことを確かめると「棺を用意し、夜華を逝かせよう」と話す。
白浅は首を横に振り「私は待てます。7万年どころか、たとえもっと長くても」と言う。白浅の肩に手を置き「もう息がない」と言う墨淵。それでも諦められない白浅は「かつて師匠も元神で東皇鐘を封じた。皆、師匠は死んだと言ったけど、戻ってきてくださいました。夜華も戻って来ます。絶対に戻ります」と涙を流す。墨淵は「待つとしても、このような所では夜華もゆっくり休めない」と言う。青丘の狐狸洞に閉じ込めると夜華に約束していた白浅は「青丘に帰ります」と言い、墨淵も行かせる。
白浅を心配する鳳九に「行け」と言う帝君。鳳九も狐狸洞へ向かう。
狐狸洞。10日が経ち、迷谷が「天宮にいる阿離様を連れてきますか?」と白浅に尋ねる。白浅は「夜華の世話で手一杯よ」と言う。そばにいた白真も打つ手がない。
迷谷は折顔に「このままだと白浅様は体を壊します」と話す。「あとで処方を渡す」と言う折顔。調薬したら白浅に飲ませ少し眠らせようと。
天君や帝君たちの前で素錦は涙を流す。「なぜ東皇鐘の異変を直ちに知らせなかった。お前のせいで援軍を遅れず、夜華は犠牲になった。罪を認めよ」と言う天君。素錦は「あの時、上神が大勢いたので余計なまねを控えたのです。私など何の役にも立ちません」と答える。帝君は「その昔、お前の一族は天族のためにいささかも躊躇せず命を捧げた。だが、お前はまるで両親に似ておらぬ」と言う。素錦は、こたびだけはお目こぼしを、と必死で許しを請う。しかし天君は天族の掟に従い、素錦を九天から落とすことを決める。
素錦が連れて行かれ、天君は「白浅は高貴な身分ゆえ私が遣わした者は強く出られぬ。帝君に頼んでもよいか?夜華を引き取ってくれ。息子2人も送る」と帝君に話す。「私も夜華の最期を見ました。あの時…」と言いかけた帝君は、天君の顔を見て「分かりました。殿下たちと青丘を訪ね、説得してみましょう」と引き受ける。「私も行きます」と言う楽胥。見てみたいのです、どうすれば白浅は息子を返してくれるのかを、と。
鳳九が折顔の処方した薬を煎じていると、帝君、央錯、楽胥、連宋、が来る。「白浅上神に話があると伝えてくれ」と迷谷に言う帝君。
迷谷が知らせに行き、しばらくして白浅が姿を現わす。帝君が「たっての願いがあるのだ。夜華を思う気持ちは分かる。だが、夜華の両親は死んだわが子にいまだ会えず、天君も寵愛する孫を失い嘆き悲しんでいる。年老いた祖父が十数日も己の孫の亡骸を見られない。どう考えても道理に合わないだろう」と話す。
「つまり、皆さんは夜華を連れて行くと?」と言う白浅。「いかにも。夜華の両親が玄晶氷棺を用意した。夜華の亡骸を天族の聖地・無妄海に葬るためだ」と帝君が言う。白浅は首を横に振り「夜華は渡せません。青丘に連れ帰ると約束しましたから」と話す。「あなたが素素だったことを知ってから、私の心はずっと落ち着かなかった。やはり不安が的中したわ。夜華は罰当たりなことでもしたのかしら」と言う楽胥。
楽胥はさらに「2度もあなたに奪われた。あなたが素素だった頃、夜華はあなたのため皇太子の座を捨てようとした。その後、素錦との一件であなたは両目を償うことになった。本来なら雷刑を受けるはずが、結局、目を失っただけ。夜華が代わりに雷刑を受けたのよ。しかも、あなたが誅仙台から飛び降りたりしたから夜華も後を追ったわ。あなたにとっては上神になる試練。でも夜華は?あの子はあなたのせいで辛酸をなめてばかり。あなたは夜華のために何かしてくれた?何もしていない。なのに臆面もなく夜華を独占し、あの子が死んだら亡骸さえ我が物にした。答えてちょうだい。なぜなのよ」と言う。止める央錯。
涙を流し何も言えない白浅に、央錯は「擎蒼を討ち、元神で東皇鐘を封じた息子は、世のために死んだとして天君に賞された。楽胥は興奮しただけだ、どうか気にしないでくれ。だが息子は返してほしい。上神は息子の許婚だが婚儀はまだだ。亡骸を独占するのは筋が通らない。息子は天族の皇太子だった。天族には絶対の掟がある。亡骸は無妄海に葬らねばならない。どうか、われらに引き取らせてくれ」と話す。
ーつづくー
離鏡が離鏡が離鏡が(。>﹏<。)
擎蒼がひどすぎる!!!
そんな擎蒼だから、死ぬ時もおとなしく死んでくれない(o´д`o)=3
白真、強いw(*゚o゚*)w
戦う白真、かっこよかったー!!
擎蒼と戦う前に振り返った夜華が切なくて。
そして白浅が夜華を抱きとめてからは、見ているだけでつらくてつらくて。
とりあえず墨淵が河畔に来てくれてよかった(ノ_・。)
母親である楽胥の気持ちは分かるけど、責められる白浅が可哀想で仕方ない(;д;)
「あなたは夜華のために何かしてくれた?」というけれど、素素にしろ白浅にしろ、存在そのものが夜華にとっては必要だったはず。
それだけで夜華に何かしてあげてたことになると思う。
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それは戻ってくると信じたいですよね。
思いつめた白浅に届く言葉は、墨淵の言葉のみ。
夜華の亡骸を引き取りに来た時の、
夜華ママの言葉はちょっと、、、夜華パパはちゃんと白浅の気持ちも踏まえてくれてよかったです。
あの、壮絶な戦いで、白鳳も頑張りましたね。
帝君とは結ばれないし、人々のために貼ってはならないことを理解することで、
少しは傷が癒えていればいいのですけれど。。。
白浅にとっても白鳳にとってもなかなか思うようにならないですね。。。