ジロリと見ながら「斐雯、まさかお前に魂胆があったとはね」と言う甄嬛。本分は尽くしなさいよ、と言い「正殿の紫檀の机にある瑠璃の花瓶を拭いたかしら」と聞く。斐雯が「はい」と答えると甄嬛は笑う。紫檀の机の上にある花瓶は瑠璃ではなく青玉だと言う崔槿汐。斐雯が記憶違いだったと言うと「斐雯は記憶力が悪いくせに袖の刺繍は覚えていたわけね」と敬妃が言う。甄嬛も「普通の宮女なら目を伏せるのに細部まで気に留めるとは魂胆がなかったと言える?」と。そんな話をしていると雍正帝が来る。
熹貴妃(甄嬛)が私通を働いたと訴える祺貴人。雍正帝は祺貴人の頬を叩くが、それでも命を懸けて本当だと言い、温実初は甘露寺の熹貴妃をしばし訪れていたと、静白を証人として呼ぶ。
その頃、永寿宮にいた浣碧と甄嬛の妹・玉嬈に寧貴人(葉瀾依)から、尼僧が娘娘を私通で訴えるという知らせが届く。偽証だと反論するため、玉嬈は小允子と莫言を捜すことに。
慌てていた玉嬈は慎貝勒とぶつかってしまう。急いでどうした、と慎貝勒から聞かれ、玉嬈は「姉上を助けるのです」と言う。
証人として呼ばれた静白は、甄嬛の元には年配の宮女の他に温実初が頻繁に会いに来ていたと証言。温実初が来ていた時は、部屋の扉が昼間でも閉められ、侍女が外で見張っていたと。その後、噂を避けるため、熹貴妃は病を装い凌雲峰に住み始めたと言う。
頭痛がすると葉瀾依は宮へ戻ることに。その前に、願掛けの灯篭を奉納したいと「重さはどれほど?」と静白に聞く葉瀾依。静白は2年前"金剛経"を届けて以来、皇宮には訪れていないと話し「貴人の身分であれば2~3斤の重さで十分でしょう」と答える。それを聞き、葉瀾依は出て行く。
熹貴妃は外で身ごもった「陛下以上に温実初が訪れていたとなれば熹貴妃の子は…」と言い出す祺貴人。小主たちがざわめくと「祺貴人の話に根拠はない」と言いながらも、わざと「皆で尻馬に乗るなど、こなたが許さないわよ」と言う皇后。尻馬に乗るということは「早々に噂になっていたのか?」と言う雍正帝。
なぜ後宮の主として事態を収集しなかった、と言われ、皇后は甄嬛が身重で戻り、早産だっため双子は陛下の子ではないと噂があったが、名誉に関わるため耳は貸さなかったと話す。雍正帝が、甄嬛の早産は猫に襲われたためだと言うと「なぜ野良猫がわざわざ熹貴妃に襲いかかるので?何者かの仕業なら熹貴妃も訴えるはずです」と言う祺貴人。お産が近付いたための口実ではないかと。斐雯もお産の時、普通なら陛下か皇太后が結論を下すものなのに、温侍医が万一の場合、母子のどちらを救うか甄嬛に尋ねていたことが変だと言う。
甄嬛の懐妊自体が疑わしいと、仕えていた崔槿汐と浣碧を72の拷問にかけるよう訴える祺貴人。蘇培盛は、それほどの拷問を科せば死人同然なり「潔白ならば大変なことに」とかばう。しかし崔槿汐は雍正帝の前にひざまずき「娘娘(甄嬛)のためなら拷問されても構いません」と言う。ただ、面倒を見る者がいなくなるため、浣碧は見逃してほしいと。甄嬛が崔槿汐に手をかけると、すかさず「嬛さん、守りたいのは分かりますが、拷問を受けさせないと己の首を絞めかねますよ」と言う安陵容。
果郡王の看病に行っている浣碧を連れ戻せば果郡王も驚く「大げさにしないほうが」と蘇培盛が話すと「だが、私の耳には入った」と言い、慎貝勒が入ってくる。
皇族としての意見として「何事にも力を尽くす熹貴妃ですから、私はその人柄を信じています」と言う慎貝勒。雍正帝はうなずくが「慎貝勒は後宮に往来などないのに、熹貴妃の何を知っているというので?」と祺貴人は言い返す。
言い分はともかく、第六皇子は陛下の期待が大きいため、後世のために明確にしなければいけないと言う皇后。明確にする方法として、水の入った器に2人の血を滴らせ、混ざり合えば2人は実の親子、混ざらなければ親子ではないと言う話に。
甄嬛はひざまずき「陛下との縁は深いと思っていましたが、まさかこんな目に遭うとは。お疑いだと知っていれば、凌雲峰で寂しく一生を過ごしたものを」と言うが、雍正帝は、調べればそなたと子の潔白を証明できると言う。甄嬛は自分と温実初が私通を働いたと思うなら、雍正帝の体を傷つけず、弘曕と温実初の血を調べるように話す。
皇后が準備した器に入った水が運ばれて来る。弘曕の指に針が刺され、器の中に血を滴らせる。その中に、温実初の血を滴らせると、2人の血は混ざり合ってしまう。雍正帝は激怒し、皇后は甄嬛にひざまずくように言う。しかし、非はないと拒否する甄嬛。さらに皇后は「誰か、この者を冷宮送りにするのよ。罪深き子も捨てておしまい」と言う。温実初は即死刑だと。
「駄目よ」と叫ぶ甄嬛。雍正帝は甄嬛の前まで歩いてくると「厚遇してやったのに、なぜ朕を裏切った」と言う。「陛下、お待ちを」と動揺した敬妃が駆け寄るが、そんな敬妃を払い飛ばしてしまう雍正帝。涙を流す甄嬛に「失望したぞ」と雍正帝は言う。ニヤリと笑う祺貴人。しかし、甄嬛は水に問題があることに気付く。
とっさに近くにいた蘇培盛の手に針を刺し、器の中に血を滴らせる甄嬛。すると、その血も混ざり合う。「やはり水に問題が。誰の血でも混ざり合います」と甄嬛が言うと、崔槿汐も自分の指に針を刺し、器の中に滴らせる。そして、その血もまた混ざり合う。宦官の蘇培盛が父親になることはあり得ない。「子をなせぬ者が父親になれましょうか」と言う蘇培盛の言葉に雍正帝は笑うと「分っておる」と言う。温実初は器の水をなめ、水の中に明礬が入っていることが分かる。
甄嬛は「なんと惨い仕打ちでしょうか」と涙を流す。器に入った水は、皇后自らが準備したものだった。水の細工を疑われた皇后は「発覚すれば命取りになるのですよ」と言うが「危険であるほど勝算も高いかと」と言う敬妃。皇后は無実を訴える。「もし気付くのが遅ければ、弘曕はあらぬ疑いで殺されていました」と言う甄嬛。そして「皇后を敬愛し、礼を尽くしてきましたのに、陥れようとするなんて」とさらに皇后を追いつめる。
新しい水が用意され、弘曕と温実初の血が再び試される。2人の血は混ざらず、甄嬛と双子への疑いが晴れる。甄嬛の手を取り「悪かった。もう、そなたを疑いはせぬ」と言う雍正帝。それでも熹貴妃の不義に対しての証人がいると言い張る祺貴人。そこに「静城法師の振る舞いは、天下の出家人の恥ね」と言いながら葉瀾依が戻って来る。葉瀾依は玉嬈と莫言を連れていた。
莫言は「数年ぶりですが、手の凍傷は治られましたか?」と甄嬛に言う。「熹貴妃の凍傷を知っておるのか?」と言う雍正帝に「極寒の冬。川に手を浸ければ凍傷にもなります」と莫言は話す。そして静白に酷使され何度も病を患ったあげく、無実の罪で雪の中、凌雲峰に追いやられ命を落としそうになったと言う。「もし温侍医が訪れなければ熹貴妃はここにいなかったかと」と言う敬妃。さらに莫言は「凌雲峰は山奥で獣が人に襲いかかります。温侍医と通じているなら住み続けず、早々に逃げていたかと」と言う。
そんな仕打ちをした尼僧は厳罰に処すべきだと、安陵容は懲らしめに静白の舌を抜くように言う。役人に連れ出される静白。
後宮に2年訪れていないと言った静白が、自分の昇格を知っていた「後宮の事情に詳しいのね。これだけ集めた祺貴人に感心するわ」と言う葉瀾依。耐えられなくなった元使用人は、甄嬛に謝り、そうでもしないと祺貴人からどんな目に遭わされるか分からなかっと袖をめくる。そこには痛々しい傷が。そして元使用人は、甄嬛は温実初と幼なじみだが、二人は少しもやましくないと雍正帝に話す。
甄嬛は祺貴人に黒幕がいるはずだと言うが、祺貴人は最後まで自分の独断でやったと言う。
甄嬛と玉嬈を見て、姉と共に陛下に仕えていた頃のことを思い出したと言う皇后。「姉が生きていれば私めは無実だと信じてくれるはずです」と言う。しかし雍正帝は「純元が憐れだ。こんな妹がいるとはな」と返す。そして、水に何をしたと、聞く。その時、侍女の絵春が自分の不注意だったと皇后をかばう。庭で明礬に触り、皇后から水を受け取った時、指を浸けてしまったと。絵春は慎刑司送りになる。
雍正帝は故意に讒言で後宮を乱したとして、祺貴人を冷宮送りにする。貞嬪と康常在は虚言を広めた罰で、半年の減俸に。あとの処理は熹貴妃に任せると言われ、甄嬛は斐雯と静白に死罪を言い渡す。そして「こなたが戻って以来、子に対する流言は多すぎた。今まで目をつむってきたのに調子ずくとは言語道断よ」と言い放つ。
ーつづくー
安陵容ってば相変わらずみえみえなことを(o´д`o)=3
それに崔槿汐が拷問を受けるかもって時の安陵容は何ー!?
拷問を受けなくてよくなったから、心の中で「ちぇっ」とか思っていそう( ̄ω ̄;)
それに静白の舌を抜くように言ったのも、皇后の名を言えなくするためじゃないのかな?本当は。結局死罪になっちゃったけど…。
斐雯もそこまで恨まなくても…と思ったけど、お産の時のことがあるから、死罪はちょっと可哀想だったかな?そんなことない?
雍正帝も本当に嫌。
甄嬛を疑ったのも嫌だったけど、敬妃を払い飛ばすなんて最低!!ヽ(`Д´#)ノ
甄嬛には後から謝ったけど、敬妃には謝らないし。
皇后もしらじらしい。
しかも、ここにきて、まだ姉の名を出してる!!
姉の名を出せば、いつまでも許されるわけじゃないよね。
追いつめられなくて残念。
葉瀾依は、結局、味方なの?敵なの?
相手が気に入らない相手でも、陥れる卑怯な真似はしたくないってことなのかな?
とにかく温実初の無実が証明されて良かった(;△;)
今回の回は面白かったー。
と、いうか見応えがありました。
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うささんの、仰るように陥れてが許せない?でも猫を使って甄嬛を襲ったけど…
斐雯は死罪は可哀想だけど、甄嬛ももしトリックが分からなかったら大変な事になっていたので…
仕方が無いのかな?軽い罪ならまたやらかしそう~かな…と思いました。
弘U+66D5が可哀想でした( ; ; )2回も刺されて( ; ; )
蘇公公は子供できないものね~潔白が証明されて良かったけれど…
雍正帝が嫌い( *`ω´) 全然、甄嬛の事信じていないよ~(雍正帝の子供ではないけど…)
この人は誰も信じない人なのかも~優柔不断!
甄嬛も泣くよね!こんな人の元に戻って後悔していないのかな?
果郡王の子供のため?親のため?これからも心休めないよね( ; ; )
黒幕の皇后が~またうまく逃げた感じ~
うんうん、純元皇后の名前を出して白々しい!
安陵容も憎たらしい顔していましたね!本当に嫌な感じ~昔の安陵容が懐かしいわ~
温実初が助かって良かった(o^^o)ほんと危ない危ない!
沈眉荘が心配~大丈夫かな?温実初の子とはばれないかな?
あの夜の事、沈眉荘に薬を届けてすぐに帰るはずだったのに…帰らなかったから~その事が気になるの~
早く続きがみたいです~
うささん、ありがとうございます
連座されなくてよかったです。
勧善懲悪は観ていて気持ちいいですね(笑)
寧貴人が雍正帝の隣に立ったり、
最後、甄huanの大鉈を振り降ろし始めたり
驚きの展開で。。。
#安陵容のとほほはもう要りませんが。
そして皇后もただでは済まない展開。
この後どうなるのでしょう。
次回が気になりますね!
YouTubeでも中国語版しかなくて、諦めていたところ、
うささんのブログを拝見して感動しちゃいました!!
細かいところまで丁寧に書いていただいて感謝です!
BS復旧がいつになるかわからないので、
うささんのブログを楽しみにしています。
あまりにも嬉しくって投稿させていただきました。
うささん ありがとうございます♥
と、ツッコミたかったのであります。
血液での親子判定。今ならこんな方法ありえないけど・・・(^^;)
甄ケイにとって試されたのは雍正帝ではなく温実初の子かどうか・・・親子ではないから内心余裕だろうなぁと見てたら血液が混ざった!!!
仕掛けに気づいて潔白は証明されたけど、雍正帝はあんなにごり押しして戻した甄ケイなのに信用してなかったなんて、ひどい( ̄^ ̄)
皇后も白々しいし、そうそうまた純元皇后持ち出して( ̄^ ̄)
安陵容は崔槿汐の拷問にしても静白の舌を抜けってのも怖い怖い(;;)
甄ケイの味方してるようでやっぱりそうじゃないですよね(--;)
祺貴人が皇后の名前をださなかったのには驚きました。プライド!?なのか、あとあと皇后に助けてもらうつもりなのか・・・
寧貴人の立ち回りは気持ちよかったです(*^_^*)
ただ今までのこともあるし今後も甄ケイの味方かどうかはよく分かりませんね・・・
最近見てて思うのは色々画策しても“皇后”という立場は守りたい皇后と違って、寵愛を得られなければ失うものの無い安陵容の方がずっと怖いのかもってこと( ̄▽ ̄;)
最後の甄ケイもちょっと怖いけど、この位いいよね(*^_^*)
温実初もまだはっきり言われてないけどお咎めなしですよね(;;)
相変わらずとりとめも無くてすみません。
うささん、いつもありがとうございます(*^_^*)
甄嬛を助けたというより、彼女が詮議にかけられて不義が白日のもとに晒され、
本当の相手(果郡王)に類が及ぶことを恐れたのでしょう。
元々さっぱりとした性格で後宮のドロドロが嫌い、ということもあるとは思いますが。