言い返そうとした蕭喚雲だったが、修文殿から高演が出てくる。「殿下(高湛)のおかげんは?」と聞く蕭喚雲。すかさず婁昭君が「陛下、貴妃は私の前でも他の男の子への思慕を隠そうともしませぬ。裏で一体何をしておるやら」と言う。「母上。喚雲は湛と幼なじみです。湛は朕を救うため深手を負いました」とかばう。蕭喚雲がその高湛を見舞うのは当然だと。
高湛の容体は、目は覚めたがかなりの傷だった。修文殿から出て来た元禄は、侍医が体を見ている最中のため、ご夫人の入殿は遠慮してほしいと話す。そして高演には「殿下がお呼びです」と耳打ちをする。
帰りながら「よくもぬけぬけと。青鏡殿への偽の通達に、この私の名が使われたとか。婁氏の仕業に違いないであろう」と王璇に話す蕭喚雲。王璇は「偽の通達を出した女官は必ず捜し出します。殉葬された宮女は皇太后の指示だと白状しました。おそらく陛下も何か隠していらっしゃるのではないかと」と返す。
一方、婁昭君は「陛下はなにゆえ青鏡殿に…。何か疑ったか?」と青薔に言う。「ご安心を。御酒については処理いたしました。貴妃がいかに懸命に捜そうとも決して何も出て来ないはずです。証しがなければ陛下も詮索はなさらないでしょう」と話す。
高湛の傷は数日の静養で回復すると言う侍医。皆を下がらせ高湛と2人きりになった高演は、陸貞とはいかなる仲なのか、命よりも大切なのかと聞く。高湛はたいした傷ではないと言い、皇太后陛下と小貴妃には伏せ、陸貞にも内密にと頼む。陸貞が命の恩人だと高湛が話すと、高湛を救い、崖から落ちた娘だとすぐに分かる高演。
高演は笑うと、まるで芝居の筋書きみたいだと言う。そして陸貞を側室に迎えてはどうかと言う高演。「陸貞は私を衛兵だと思っています。このままに」と高湛は慌てて止める。高湛は玉翹と同じ轍を踏ませたくないと思っていた。
青鏡殿の沙汰は時をかけて追及しましょうと話す高湛。
高湛は殉葬された宮女は皇太后陛下が黒幕だと言ったが、私は何者かが私と皇太后陛下の間を裂こうと企んでいるものと考えていると言う。さようなたわごとは決して信じないと。
陸貞が目を覚ます。「あの夜、火のついた梁が落ちて来た時、誰かが私をかばってくれた。あれは誰だったのかしら?」と丹娘に聞く陸貞。高展が長広王だと知った丹娘は、陛下が助けを寄越して下さったとごまかす。
「もしかして、あの人が会いに来た?」と陸貞は聞くが、丹娘は「まさか。人が大勢いるんですもの、来られるわけないわ」と返す。そして丹娘は毒酒は何者かの謀ごとで、貴妃は関わりがないと言う。
陸貞が寝込んでいる間に、周太妃の埋葬は終わっていた。最後のお見送りも出来ず落ち込む陸貞。
高演が当分青鏡殿の宮女たちの仕え先を変えないことにしたため、陸貞が筆頭宮女となる。食べることが好きな丹娘に「司膳司に行きたいのなら、すぐにでも移ってよいわよ」と陸貞は言う。
楊宮女が見舞いに来てくれ、杜司儀の使いも言づてに来たと丹娘は言うが、高展が来てくれなかったことに陸貞は肩を落とす。そんな時、桂花の花の香りがして来る。
陸貞は周太妃が桂花の木の根元を掘り返すように言っていたことを思い出す。陸貞が根元を掘ってみると、布に包まれた巾着が出て来る。巾着の中に入っていたのは文と指輪だった。"これを読む頃、私はこの世におらぬであろう。一国の公主でありながら奸人の手で葬られる。恨みはあれどやり返す力もなく死を待つしかない。この指輪は私の形見。長広王に渡して恨みを晴らしてほしい"と手紙には書かれていた。
陸貞の具合はだいぶよくなったが、周太妃の死からはいまだ立ち直れないようだと忠叔父から報告を受ける高湛。高湛は陸貞が気晴らしに外出できるよう、高演に頼んでほしいと言う。
陸貞が杜司儀の清書をしていると、周太妃が紙焼きに使っていた釜を丹娘が持ってくる。書き損じて丸めた紙をその中に入れる丹娘。それを目にした陸貞は、ただの釜ではないことに気づき司宝司へ持って行く。しかし陸貞が何百年も前の器だといくら説明しても信じてもらえない。
その帰り、釜を持っていた丹娘と沈碧がぶつかり、釜が手から落ちてしまう。
怪我をしたからひざまずいて謝るようにと言う沈碧。「二等宮女が偉そうに何よ」と言い返す丹娘。沈碧は笑い、そっちこそ筆頭宮女みたいな大きな態度だと言う。丹娘は陸貞が一等の筆頭宮女だと告げ、陸貞の持っていた宮牌を見せる。
立場が逆転し「規則を忘れた?筆頭宮女に挨拶は?」と言う陸貞。仕方なく沈碧は挨拶をするが、何度も丹娘はやり直しをさせる。悔しい沈碧は「この借りは必ず返してやる」と陸貞に言う。
沈碧が行ってしまい、近くの内府局で持って来た釜みたいな物も作っていると丹娘から聞いた陸貞は、1人で釜を見せに行く。
釜を見た少監は周の武王が祭事に用いた青銅器だと言い、目利きだと陸貞を褒める。陸貞とは話しが合いそうだと思った少監は、これからは気軽に内府局に来るように言う。
陸貞が青鏡殿に戻ってくると元福が待っていた。陛下が労をねぎらい宮中を出ることを許可した、寺で周太妃の法要をするようにと金子を陸貞に渡す元福。
夜。刑部詰め所にいる父・沈福に人目を避け沈碧は会いに行く。皇帝陛下にまだ会うことの出来ない碧を叱る沈福。「必ず父上の期待に応えます」と沈碧は言う。
周太妃の法要をするため寺に行った陸貞は、陸賈の法要も一緒にしようとする。その時、住職から陸珠と李誠が婚礼をすると聞く陸貞。
急いで寺を出て行く陸貞とすれ違った役人は、陸貞が手配書の人相描きの娘に似ていると思い追いかける。
街へ行った陸貞は、花婿となる李誠と陸珠の乗った輿を目にする。涙を流し、倒れそうになる陸貞。そんな陸貞を突然現れた高湛が支えてくれる。
陸貞を川辺へ連れてきた高湛は、暗い顔をする陸貞に「私と一緒なのにどうした。許婚を取られてくやしいか」と聞く。陸貞はそうではなく、裏表のある人だから妹には合わないと答える。陸珠を恨んでいるのか聞かれ、陸貞はなぜ高湛が妹の名を知っているのかと驚く。
「私のことを調べたの?」と問い詰められ困ってしまう高湛。「心配した。かげんがすぐれぬと聞いて」と高湛が言うと「心配ですって。火事の時、来てほしかった。何ゆえ来てくれなかったの?このまま灰になって、あなたに二度と会えないかと思ったわ。ひどいわ、ひどいわ」と高湛を泣きながら叩き、怒りだす陸貞。高湛は陸貞を抱き締めると「悪かった。二度と悲しませない」と言う。
高湛は隠れていた忠叔父と元禄を呼び、陸貞に忠叔父を紹介する。
高湛と陸貞は手をつないで街を歩く。
王氏珠宝で買ったかんざしを陸貞の手の平に置き「黄色い花が君には似合うんじゃないかと思って」と言う高湛。しかし、そんな高湛に忠叔父はつけられていることを伝える。
骨董店の店主に「奥さん」と呼ばれる陸貞。ご亭主と呼ばれた高湛は嬉しそうに笑う。
楽しい時間は過ぎ、別れることに。「また会いに来てちょうだいね」と陸貞が言うと「ああ、折りをみて会いに行く。必ず」と高湛は返す。
別れようとした陸貞は、周太妃の文のことを思い出し、長広王に会いたいと高湛に頼む。周太妃が指輪を渡せば殿下が仇をとってくれると書き残されたと。しかし自分が会うのではなく、あなたから指輪を渡してほしいと陸貞は言う。「可能だが、かように大事な物を私に預けてよいのか?」と高湛が言うと「あなたと私は身内でしょ」と言う陸貞。高湛は責任を持って渡すことを約束する。
ずっと陸貞をつけていた役人は、陸貞が宮殿へ入っていくのを見る。
昇任試験のことを心配し、楊宮女は陸貞に会いに来る。受ける手続きをすると言う陸貞は、高湛からもらったかんざしを手に持っていた。陸貞は言いにくそうに衛兵からもらったと話す。人に知られれば死罪になってしまうため、心配する楊宮女。大丈夫、気をつけていると陸貞は言う。
昇任試験には女官の推薦が必要だった。青薔に頼むつもりでいる陸貞に、青薔は皇太后陛下の腹心、近付きすぎてはいけないと楊宮女は忠告する。しかし「なれどよいだろう」とすべては受かってから考えることにしようと楊宮女は言う。
高湛は周太妃の指輪を忠叔父に見せる。その指輪は契胡の狼牙令で、可汗が先帝と謁見した時につけていた物だと高湛は話す。周太妃は仇討ちをしてくれる高湛には契胡の兵力が必要だと分かっていた。陸貞に再び助けられるとは「思いもしなかった」と高湛は言う。
昇任試験のため、陸貞は青薔に推薦してもらうことに。かつては皇太后殿下の目にとまることはかなわなかったが、女官になれれば気に入られると青薔は引き受ける。
陸貞をつけていた役人は、そのことを沈福に報告する。捕らえれば大きな手柄となると思った沈福は沈碧を呼ぶ。手配書を見た沈碧は、すぐに陸貞だと分かる。沈福は陸貞が玉沸寺へ行ったか確かめ、行ったことが本当だったら内待局に事を知らせるよう沈碧に言う。これで邪魔者が消えると思う沈碧。
沈碧はこれまでの態度を改めたように見せかけ、陸貞から周太妃の供養した寺を聞く。何も気づかない陸貞は、玉沸寺だと話す。
沈碧が行ってしまい、腰の低い態度には裏があるはずだと言う丹娘。しかし陸貞は同じ仲間で争うことないと返す。
ーつづくー
「私がいなきゃ焼き魚になってた」と元禄が言ったあと「ぎょ」と丹娘が言ったのがおかしくておかしくて。こんなところでリピ(*´艸`*)
この2人、本当に面白い!!
そしてあの方がまたちょこっと登場(*≧ω≦*)
陸貞と高湛の2人もすごくよかったー。
高湛ったら陸貞を抱き締めちゃって。
きゃっ(*´艸`*)
2人が仲良くしていると、こっちまでにやにや。
かんざしもいいよね。
でもまた最後が…( ̄▼ ̄|||)
あぁぁ、どうなってしまうのー?のまま来週へ続くだなんて"(ノ_・、)"
早く続きが見たーーーーい!!
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やっぱり妹が嫁がされてしまったのですね( ; ; )
元禄と丹娘が可笑しい(≧∇≦)可笑し過ぎる(≧∇≦)
こちらの高湛と陸貞はとってもいい雰囲気!微笑ましい~ずーとこんな二人を見ていたい!
簪も可愛いかったですね(o^^o)
周太妃の形見も一応渡せて良かった~
沈碧が又現れたよ~( ; ; )陸貞が危ない~大丈夫かな?心配!!
この土日がやっぱり長くなりそう~続きが早く見たい!!
法要の時に映ったのですが~ドラゴンフルーツ(o^^o)この時代にもあったのかな?
大きくて美味しそうだったな食べたい(≧∇≦)丹娘ならこっそり(≧∇≦)
早く月曜日にならないかな~うささん、ありがとうございます。
陸珠が・・・まあ、あの、お顔が良いのがせめてもの救いかと・・・あのお方も改心するかもしれませんし・・・・・・
陸貞と高湛・・・
もう、ラブラブですね~(*´―`*)
デート(?)の時、手なんか握っちゃってもう~さりげなく(?)可愛らしい簪をプレゼントしたり~夫婦に間違われてましたが、ほんとに夫婦になれるといいなぁ~(*´▽`*)
丹娘と元禄・・・
こちらもなんだかいい感じで「ぎょ」って・・・その後蹴られる元禄が哀れでした・・・(≧▽≦)/
Appleさんも仰ってますが、ドラゴンフルーツは私も気になりました、この時代にあったの?と思いました~(≧▽≦)/
沈碧と沈碧父・・・
こいつらは~( ̄▽ ̄;)
沈父娘の動向も気になりますが、予告の中にも気になることが・・・陸貞が心配です・・・(;_;)
ほんと、月曜日がまちどうしいです~
魚魚も面白かったです。
あとの飛び蹴りもw
鳥扱いだったので、余計軽やかでしたね~
そして、水戸黄門的に佩を差し出して。
その仕草が本当に楽しいですね。
あの人、出てきました♪
馬上の姿は凛々しかったですけれど、
でもでも、、、表裏のある役・・・
その後は二人の束の間デートでよかったです。
気が紛れました(苦笑)
高湛、自分で会えるタイミングを作って
これまたナイスな時に登場!!
川沿いの雨の中の撮影のシーン素敵でした。
あの曲が流れていましたし♪
少監大人も出てきましたね。
御物も人も見る目がある方でした。
次回がまたまた気になりますね。
試験が目前なのに、大丈夫なのでしょうか???
ドラゴンフルーツは火龍果というので、
その関連で置いてあるのでしょうか???
あと、桂花など花類もちょっと気になっています。
若夫婦見たいで、実際間違えられて、(笑)。可愛いわぁ~。
元禄との二人もよい感じで、後宮のドロドロや、陰謀を忘れさせてくれる存在です。
毎回笑っちゃいます。
来週が、待ち遠しいです。早く続きが、見た~い。(笑)。
見て録画消してしまっていた1~7話はうささんのあらすじと皆さんのコメントで復習し、8話を再視聴、やっと10話見終わりました(^^;)
改めて言うまでもなく陸貞と高湛、ラブラブでいい感じですね~(≧∇≦)
陸貞、可愛くてまじめなんだけど、後宮を生き抜く術というか100%正義を押し通さない部分もあって共感しやすいです。
高湛も姿もやることも素敵~♪
今後どんな風に高湛の身分を知ることになるのかな(*^^*)
そしてもう一方、高演。この陛下はお顔もいいし賢いし○(≧∇≦)
高湛の味方のようですが陸貞との関係はどうなるのかが気になります。
丹娘と元禄もいいキャラですね~面白い~(≧∇≦)
イケメンいっぱい♪
女性陣は多すぎてなかなか名前が覚えられない(><)
「後宮の涙」面白いです(*^^*)
早く続きが見たいけど面白い分、落ち着いて見ようと思うと思っているほど先に進まなくて・・・
がんばって追いつかないと~!!!
うささん、あらすじありがとうございますm(__)m