年姝媛(ねんしゅえん)…李莎旻子(レオ・リ)
皇太子・胤礽(いんじょう)…廖彦龍(リャオ・イェンロン)
胤禛(いんしん)…鄭暁東(チェン・シャオドン)
康熙帝(こうきてい)…趙濱(チャオ・ビン)
「胤禛と年姝媛」
康熙帝が「朕の赫舎里は戻らない。なぜなんだ。生まれたばかりの赤子を残し、愛する夫に別れを告げるなんて」と言う。「皇后様の魂は今もここで陛下を見守っていらっしゃるかと…」と言う瑶君。康熙帝は「もうよい、言うな。そなたは赫舎里ではない。別人なのだ。朕は諦めきれない。忘れられぬのだ」と言う。瑶君は「皇后様と同列に扱われるなど、私には恐れ多いことです。容貌が似ているとしたら私には過分なことです。もし皇后様にあの世でお会いしたら、おわびしたく思います」と話す。
「陛下がご健康なら皇后様も安心されるかと。今回のことでお悩みなきよう祈ります。私は愚か者ゆえ、どうお慰めしたらいいか分かりません。“今生 深き情を結ぶれば 独り零落しようとも悔いはなし”」と言う瑶君。康熙帝は「“今生 深き情を結ぶれば 独り零落しようとも悔いはなし”」とつぶやくと「よい。こだわるのはよそう」と涙を拭う。そして「朕の言葉を忘れるでない。後宮にあっては聡明さを隠して振る舞え。そなたが真に心を許せる者はいないと心得よ」と言う。
康熙帝は「一度だけでよい。抱きしめたい」と頼む。瑶君を抱きしめ「赫舎里」と言った康熙帝は、瑶君をすぐに下がらせる。
胤禩と瑶君は瑞鶴堂で祝言を済ます。慌ただしく決めたため参列は親しい兄弟や年姝媛と凝秀だけだった。「これからは、どんな時も何があろうと、私がそなたを守り大切にする」と瑶君に誓う胤禩。そんな中、納蘭性徳と妻が来る。納蘭家の養女が嫁ぐので兄として来ました、と話す納蘭性徳。年姝媛は顔を曇らせる。
年姝媛が歩いていると納蘭性徳と会う。よそよそしい態度をとる年姝媛に「以前のように呼んでくれないか?」と言う納蘭性徳。年姝媛は「どう呼んでいたか忘れました」と返す。2人が話をしていると、納蘭性徳の妻が来る。「あなたが年姝媛なのね?」と言う妻。“妹だ”と聞かされているの、夫の妹なら私にとっても妹だわ、姉と思ってね、と。そこに胤礽が。
年姝媛の肩を抱き「皇太子の妻になる女性に失礼だぞ」と言う胤礽。胤礽は「“国母”になる女性なのだ。敬意を表せ」と言う。
胤礽と年姝媛が行ってしまい、妻が納蘭性徳の腕に手をかける。その手を振り払う納蘭性徳。
胤礽が「もう納蘭性徳とは言葉を交わすな」と年姝媛に言う。「私とは縁の切れた人です」と言う年姝媛。「信じるよ」と胤礽が話している時、梁九功が「聖旨である」と告げる。
年姝媛、胤礽、胤禛、胤禩、胤祉がひざまずく。「“天命を受け皇帝が詔を下す。胤禩は許しなく祝言を挙げしきたりを破ったゆえ、罰として夫人ともども朕への拝謁を禁ず。年姝媛は皇太子、誠郡王をそそのかし、事を謀り朕を欺いた。誠に遺憾である。よって皇太子・胤礽と誠郡王・胤祉は斎宮で謹慎せよ。年姝媛は牢獄へ収監する”」と言う梁九功。
胤礽は「姝媛を入れるなら私も」と言うが、胤禛が抑えさせる。
梁九功が去り「やはり父上はお怒りだ」と落ち込む胤禩。胤祉は「違うぞ。瑶君と夫婦になる事を黙認されたのだ」と話す。
牢に入れられた年姝媛に胤禛が菓子の差し入れを持ってくる。「私はここを出られるのでしょうか」と言う年姝媛。胤禛は「必ず出られる。私のやり方で救い出す」と約束する。言ったからには私は必ずやり遂げる、と。
納蘭家に瑶君が里帰りする。首飾りをあげたいと言う母と部屋を出て行く瑶君。
一緒に来た胤禔に納蘭明珠が「陛下のお怒りを解く方法は思いつきましたか?」と尋ねる。「実は困っています。父上を訪ねてはいるのですが、会ってもらえないのです」と言う胤禩。どうすべきか分からないと。納蘭明珠は「瑶君と夫婦になることを陛下は認めてくださいました。待てずに祝言を挙げたのは、陛下のお言葉を信用していないも同じです。それに皇子であるお方が勝手に祝言を挙げました。それが知れ渡れば皇室は面目を失います」と話す。
「私が間違っていました。では今後、どうすれば?」と胤禩が聞く。納蘭明珠は「焦りは禁物です。お怒りが解けた頃に、私からもとりなしておきましょう」と答える。感謝する胤禩。
納蘭明珠は「皇太子は復位したものの、水面下で色々な動きがあり、女子にうつつを抜かしてはしばし陛下を怒らせています。一体いつまで皇太子の地位にいられるのか分かりませんぞ。家族として八貝勒にお尋ねします。皇太子の地位について何かお考えは?今後は八貝勒が疑われることのないよう気をつけるべきです」と言う。
胤禩は「その点はご安心を。恩があるので胤礽兄上には決して背きません」と答える。「いいぞ、すばらしい。さすがは兄弟です。私は念のため言っただけなのです」と言う納蘭明珠。納蘭明珠は「もう1つだけお話を。好機を逃してはなりません」と言う。
永和宮。徳妃は康熙帝の肩をもみながら、年羹堯の出征先までついて行った温憲公主のことを話す。「年羹堯は嫁を迎える年齢ですし、温憲はあの者を慕っています。夫婦になる許しを与えては?」と言う徳妃。康熙帝は1人になりたいと、徳妃を下がらせる。
乾清宮から年羹堯と出て来た康熙帝は「こたび反乱の平定では功を上げたゆえ褒美を取らせたい。そなたを撫遠大将軍に封ずる。今後、そなたは朝廷の重臣だ。朝廷のために力の限りを尽くしてくれ」と話す。悩み事でもあるように見える年羹堯に「どうした」と聞く康熙帝。年羹堯はひざまずき「実は悩んでおります。妹のことです」と言う。康熙帝は「やめよ」と止めるが「全ては私が妹を導けなかったのが悪いのです。何とぞ私に罰を」と言う年羹堯。
康熙帝は「そなたは清の功臣で、華々しい戦功を上げてくれた。罪などない」と言う。胤禛も「年姝媛は黄河の治水の件で良策を上奏しました。2人の公主の学友としても優秀ですし、皇太子の危機も救いました。女の身でかくのごとく知恵がありますが、やはり何と言ってもか弱き女子です」と話す。ちょうど年大将軍が戦功を上げ胤禩と納蘭家の娘との縁談がまとまりました、この機に年姝媛へ特赦を施してはいかがでしょう、父上の仁愛や英明さ、皇帝の威厳や武勇を示せます、と。
康熙帝は「安心させるために言っておこう。許すべきことは最後には必ず許す」と2人に言う。そこに「戍辺将軍の費揚古が3日前に病没を」と報告が。「病没したとは痛恨の極みである」と悲しんだ康熙帝は、胤禛に「費揚古を手厚く葬るとともに、三等軽車都尉の爵位を与える。お前が取りしきれ」と命じる。そして「それから…」と言って胤禛の腕を軽く叩く康熙帝。
父・費揚古の死を悲しんでいる凝秀に胤禛は声をかける。「今後ご迷惑はおかけしません」と言う凝秀。胤禛が「何を言う」と返すと、凝秀は「私が胤禛様に嫁げるとしたら、それは父が朝廷で功績を上げているからです。でも今となっては父はもう…」と涙を流す。胤禛は「心配は要らない。夫婦となる約束はそのままだ。安心せよ」と言う。
費揚古が亡くなったことで烏拉那拉家は兵権を失う。徳妃が「お前と凝秀の祝言のことも…」と言うと、うなずいた胤禛は「母上の気持ちは分かります。でも私はこんな時だからこそ、逆のことを考えます。凝秀との祝言を挙げたいと父上にお願いしたいのです」と話す。「今後、烏拉那拉家はお前が後嗣となる助けにはなりませんよ。なぜ断らないのですか」と聞く徳妃。胤禛は「この縁談は父上から話があったものです。今、こんな時に拒めば、きっと父上に疑われてしまいます。“今になって断るなら、なぜ縁談を受け入れたのか。野心があったのでは”と」と言う。徳妃は納得する。
牢獄から出られた年姝媛。出てくるのを待っていた胤礽は、年姝媛を抱きしめ「つらかったろ?」と言う。年姝媛は「いいえ」と返し「喜んで罰を受けます。胤礽様もご無事で、瑶君と胤禩様も夫婦として陛下に認めてもらえたのです。罰を受けた甲斐がありました」と話す。「今回は私も反省した。私が今まで横暴だったせいで、そなたに尻拭いをさせたうえに、こんな目に遭わせた」と謝る胤礽。
年姝媛は、でも私は胤礽様に大切なことを教わりました、愛とは何か分かったのです、愛する人に尽くし犠牲となることで自分が幸せなのだと教わりました、と言う。胤礽がもう一度、年姝媛を抱きしめたところに胤禛と凝秀が来る。
年姝媛は康熙帝にとりなしてくれた胤禛に礼を言う。「私のやり方で救い出すと言ったであろう。約束は守ったぞ」と言う胤禛。
胤禛は「いい知らせがある。私と凝秀の祝言だ」と話す。明後日だと。年姝媛が「おめでとう」と言い、胤礽は「まずはゆっくり休んでから胤禛の祝言の準備を」と年姝媛に言う。
雍親王の屋敷。胤禛と凝秀が祝言を挙げる。凝秀と歩いて来た胤禛に見つめられ、複雑な気持ちになる年姝媛。
「凝秀は嫁ぐまでの間大変だった。私に嫁ぐのはもっと大変だ」と年姝媛に話す胤礽。私たちの祝言は今日よりもっと盛大で参列者もずっと多いはず、なぜなら私が皇太子だからだ、と。年姝媛は「私が嫁ぐと言いましたか?」と返す。
「嫁ぐ相手の地位は気にしません。大切なのは人柄のほうです。誠意ある方を望みます。人が大勢いるところは嫌いですし、妻が大勢いる後宮の生活も耐えられません」と言う年姝媛。胤礽が「そなた以外の女子に心を動かしたことはない。大切にするから一緒になろう」と言う。話を聞いていた賀蘭はつらくなり行ってしまう。
凝秀の紅蓋頭をとった胤禛は、杯を持ち「私たちは心をひとつにし、互いに助け合い鴛鴦のような夫婦となろう。これからは私が一生、そなたを大切にする」と言う。「夫として敬い、ずっとおそばにいることが私の心からの願いです」と言う凝秀。
「“天の定めし連理の枝 何故に両地に分かる 相思うに夫婦となれず 空しく聞く 恋の歌 藍橋で実りし恋 遥か月より思いし君 天の川にて見ゆれば 貧しきことも忘らるる”」とつぶやくように言っていた年姝媛。外の空気を吸いに来た胤禛はそんな年姝媛を見かける。一度は立ち去ろうとした胤禛だったが、戻ると年姝媛のそばへ行く。「どうした。悩みでも?」と胤禛が聞く。
ーつづくー
胤禩と瑶君が無事に祝言を挙げられてよかった。
瑶君の花嫁衣裳もとても綺麗で(*´◡`*)
でも、そこに納蘭性徳が来るとは!!!
兄夫婦として来るのはおかしくないかもしれないけど…。
納蘭性徳の奥さんが嫌な感じ(*´Д`*)
それに夫婦仲はあまりよくないみたい。
そして年姝媛が牢に(✽ ゚д゚ ✽)
年姝媛、康熙帝に嫌われていないか心配になる。
とにかく年羹堯と胤禛のおかげで、わりと早く牢から出れてよかった。
胤禛も凝秀と祝言を。
こちらの2人は、あっという間に感じてしまったけど…。
胤禛が想っているのは年姝媛だよね(;´д`)ノ
これからどうなるのかな?
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